今年の冬のおっさん一人旅
2023.03.14 (Tue) : 旅と旅写真
写真は2014年3月に撮影した日高本線の浜田浦駅(はまたうらえき)という秘境駅の待合室。今年(2023年)のダイヤ改正に伴い3/17(金)をもって廃止となる。
どうでもいい報告ですが、今年の冬のおっさん一人鉄道旅は残念ながら断念しました。
ギリギリまで検討してたんだけど、3/18(土)ダイヤ改正と4/1留萌本線(石狩沼田駅 - 留萌駅間)路線廃止で、廃止になる駅が全部で9駅で、その内の未訪問なのがたったの1駅だけだったのと、実際その1駅が激ヤバ秘境路線かつすでに休止駅となっている為、到達するのがめちゃくちゃ困難なのが理由の一つ。
ダイヤ改正での廃止駅は、JR北海道日高本線の浜田浦駅(はまたうらえき)とJR東日本山田線の平津戸駅(ひらつとえき)の2駅。
4/1のJR北海道 留萌本線(石狩沼田駅 - 留萌駅間)の路線廃止にともなう廃止駅は、真布駅(まっぷえき)、恵比島駅(えびしまえき)、峠下駅(とうげしたえき)、幌糠駅(ほろぬかえき)、藤山駅(ふじやまえき)、大和田駅(おおわだえき)、留萌駅(るもいえき)の7駅。
この9駅の中で唯一行ってないのが山田線の平津戸駅、住所は岩手県宮古市平津戸。ちなみにかつて平津戸駅は宮古方面の始発が夜の19時9分という日本一始発列車が遅い駅として知られていた。
まず山田線の何がヤバいかというと盛岡駅から宮古駅までほとんどが信じられないほどの山奥で、駅の周りも小さな集落ばかりで大きな町が皆無の山岳地帯を走るローカル線かつ秘境路線なのだ。
運行本数もありえないくらい少ない。盛岡駅から宮古行きは1日たったの4本、宮古駅から盛岡行きも1日4本、往復8本しかない。
そして今回、廃止の平津戸駅は、すでに休止駅(全列車通過)なので列車では上陸できない。
さらに隣の松草駅(まつくさえき)から歩いた場合は、片道約2時間もかかり、撮影と休憩を入れるとおそらく往復約5時間はかかる。
なお先隣の川内駅(かわうちえき)に行くには、ほぼ自動車専用道路のような歩道がない国道(宮古盛岡横断道路/国道106号)を通り、また危険な長いトンネルもあって、徒歩は厳しそうなので松草駅へ戻るしかないかと。
次に盛岡駅から松草駅に行くには、始発6:32発と17:46発の2本しかなくて、事実上、始発1本のみ。その始発で松草駅に行くと7:30に着く。そこから往復5時間で平津戸駅まで行って戻ると松草駅到着は12:30頃。しかし盛岡行きは17:24まで来ないので約5時間待ち。地図で見てもらえばわかるんだけど、松草駅って山奥の小さな集落に佇む秘境駅だから、さすがに冬の秘境駅で5時間待ちは厳しそう。
≫平津戸駅をGoogleMapで見る
A案:鉄道と徒歩
06:32発 盛岡駅
↓山田線 普通 宮古行き
07:30着 松草駅
↓徒歩2時間
09:30着 平津戸駅
※撮影及び休憩1時間
10:30発
↓徒歩2時間
12:30着 松草駅
17:24発 ※待ち時間5時間
↓山田線 普通 盛岡行き
18:21着 盛岡駅
たった1駅(実質2駅)の訪問で丸1日かかる、山田線、恐るべし!
<以上のまとめ>
・山田線は山岳地帯を走る秘境路線
・盛岡-宮古間の運行本数は往復8本のみ
・平津戸駅は休止中(全列車通過)
・隣の松草駅から歩くと往復5時間かかる
・盛岡駅から松草駅に行くには実質始発1本のみ
・盛岡駅に戻るには松草駅で5時間待ち
一応、路線バスを使ったB案も考えた。ほぼバスでの移動になるが4時間の徒歩がなくなるので、こちらの方が現実的。C案として盛岡でレンタカーを借りるというのもある。
B案:鉄道と路線バス
06:32発 盛岡駅
↓山田線 普通 宮古行き
07:30着 松草駅
08:31発
↓106急行バス
08:39着 平津戸駅
13:13発
↓106急行バス
14:20着 盛岡駅
そして最もこの旅を躊躇してしまう理由が、自宅から盛岡駅までがとにかく遠いということ。いつものように「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」などを利用した場合、12時間以上かかるので、始発で出発しても到着は夕方17時過ぎごろ。当然、帰路も同じくらいかかる。つまり往復だけで丸2日の時間が必要になる。
いや実際、この駅が休止駅じゃなかったらたぶん行ったと思うんだけど、休止駅なので実際プラットホームは立ち入り禁止だと思うのと、もしかしたら待合室も施錠されている可能性があって、あと除雪がされてないなど、撮影が思うようにできない可能性が高いというのもある。JR東日本の場合、休止してから廃止にするパターンが多くて、なんというかひっそりと最後を迎える感じで寂しい。
他にコロナ解禁の影響で高騰中の宿泊費など、泣きながら、いろいろ考えた結果、たった1駅のしかも休止駅の訪問に対して、かかる時間、費用、労力が厳しすぎるという結論に達してしまった。
留萌本線も廃線前にもう一度、行きたかった。それと来年、根室本線の富良野-新得間も廃線がほぼ確定しているが、すべて訪問済みなので、悲しいがもう行くことはないだろう。
<駅の廃止予定>
【3/18ダイヤ改正】※3/17をもって廃止
・浜田浦駅 (はまたうらえき) JR北海道 日高本線
・平津戸駅 (ひらつとえき) JR東日本 山田線
【4/1路線廃止】 ※3/31をもって廃止
JR北海道 留萌本線(石狩沼田駅 - 留萌駅間)
・真布駅 (まっぷえき)
・恵比島駅 (えびしまえき)
・峠下駅 (とうげしたえき)
・幌糠駅 (ほろぬかえき)
・藤山駅 (ふじやまえき)
・大和田駅 (おおわだえき)
・留萌駅 (るもいえき)
【2024年3月路線廃止】※ほぼ確定
JR北海道 根室本線(富良野駅 - 新得駅間)
・布部駅 (ぬのべえき)
・山部駅 (やまべえき)
・下金山駅 (しもかなやまえき)
・金山駅 (かなやまえき)
・東鹿越駅 (ひがししかごええき)
・幾寅駅 (いくとらえき)
・落合駅 (おちあいえき)
ここ数年、冬ばかりだったので、今年は夏に普通の鉄道旅をしたいと思っている。
以上、普通の人にはまったく興味がないであろう報告でした。
では、また

追憶の秘境駅訪問記 秘境駅は滅ぶのか!?
どうでもいい報告ですが、今年の冬のおっさん一人鉄道旅は残念ながら断念しました。
ギリギリまで検討してたんだけど、3/18(土)ダイヤ改正と4/1留萌本線(石狩沼田駅 - 留萌駅間)路線廃止で、廃止になる駅が全部で9駅で、その内の未訪問なのがたったの1駅だけだったのと、実際その1駅が激ヤバ秘境路線かつすでに休止駅となっている為、到達するのがめちゃくちゃ困難なのが理由の一つ。
ダイヤ改正での廃止駅は、JR北海道日高本線の浜田浦駅(はまたうらえき)とJR東日本山田線の平津戸駅(ひらつとえき)の2駅。
4/1のJR北海道 留萌本線(石狩沼田駅 - 留萌駅間)の路線廃止にともなう廃止駅は、真布駅(まっぷえき)、恵比島駅(えびしまえき)、峠下駅(とうげしたえき)、幌糠駅(ほろぬかえき)、藤山駅(ふじやまえき)、大和田駅(おおわだえき)、留萌駅(るもいえき)の7駅。
この9駅の中で唯一行ってないのが山田線の平津戸駅、住所は岩手県宮古市平津戸。ちなみにかつて平津戸駅は宮古方面の始発が夜の19時9分という日本一始発列車が遅い駅として知られていた。
まず山田線の何がヤバいかというと盛岡駅から宮古駅までほとんどが信じられないほどの山奥で、駅の周りも小さな集落ばかりで大きな町が皆無の山岳地帯を走るローカル線かつ秘境路線なのだ。
運行本数もありえないくらい少ない。盛岡駅から宮古行きは1日たったの4本、宮古駅から盛岡行きも1日4本、往復8本しかない。
そして今回、廃止の平津戸駅は、すでに休止駅(全列車通過)なので列車では上陸できない。
さらに隣の松草駅(まつくさえき)から歩いた場合は、片道約2時間もかかり、撮影と休憩を入れるとおそらく往復約5時間はかかる。
なお先隣の川内駅(かわうちえき)に行くには、ほぼ自動車専用道路のような歩道がない国道(宮古盛岡横断道路/国道106号)を通り、また危険な長いトンネルもあって、徒歩は厳しそうなので松草駅へ戻るしかないかと。
次に盛岡駅から松草駅に行くには、始発6:32発と17:46発の2本しかなくて、事実上、始発1本のみ。その始発で松草駅に行くと7:30に着く。そこから往復5時間で平津戸駅まで行って戻ると松草駅到着は12:30頃。しかし盛岡行きは17:24まで来ないので約5時間待ち。地図で見てもらえばわかるんだけど、松草駅って山奥の小さな集落に佇む秘境駅だから、さすがに冬の秘境駅で5時間待ちは厳しそう。
≫平津戸駅をGoogleMapで見る
A案:鉄道と徒歩
06:32発 盛岡駅
↓山田線 普通 宮古行き
07:30着 松草駅
↓徒歩2時間
09:30着 平津戸駅
※撮影及び休憩1時間
10:30発
↓徒歩2時間
12:30着 松草駅
17:24発 ※待ち時間5時間
↓山田線 普通 盛岡行き
18:21着 盛岡駅
たった1駅(実質2駅)の訪問で丸1日かかる、山田線、恐るべし!
<以上のまとめ>
・山田線は山岳地帯を走る秘境路線
・盛岡-宮古間の運行本数は往復8本のみ
・平津戸駅は休止中(全列車通過)
・隣の松草駅から歩くと往復5時間かかる
・盛岡駅から松草駅に行くには実質始発1本のみ
・盛岡駅に戻るには松草駅で5時間待ち
一応、路線バスを使ったB案も考えた。ほぼバスでの移動になるが4時間の徒歩がなくなるので、こちらの方が現実的。C案として盛岡でレンタカーを借りるというのもある。
B案:鉄道と路線バス
06:32発 盛岡駅
↓山田線 普通 宮古行き
07:30着 松草駅
08:31発
↓106急行バス
08:39着 平津戸駅
13:13発
↓106急行バス
14:20着 盛岡駅
そして最もこの旅を躊躇してしまう理由が、自宅から盛岡駅までがとにかく遠いということ。いつものように「青春18きっぷ」や「北海道&東日本パス」などを利用した場合、12時間以上かかるので、始発で出発しても到着は夕方17時過ぎごろ。当然、帰路も同じくらいかかる。つまり往復だけで丸2日の時間が必要になる。
いや実際、この駅が休止駅じゃなかったらたぶん行ったと思うんだけど、休止駅なので実際プラットホームは立ち入り禁止だと思うのと、もしかしたら待合室も施錠されている可能性があって、あと除雪がされてないなど、撮影が思うようにできない可能性が高いというのもある。JR東日本の場合、休止してから廃止にするパターンが多くて、なんというかひっそりと最後を迎える感じで寂しい。
他にコロナ解禁の影響で高騰中の宿泊費など、泣きながら、いろいろ考えた結果、たった1駅のしかも休止駅の訪問に対して、かかる時間、費用、労力が厳しすぎるという結論に達してしまった。
留萌本線も廃線前にもう一度、行きたかった。それと来年、根室本線の富良野-新得間も廃線がほぼ確定しているが、すべて訪問済みなので、悲しいがもう行くことはないだろう。
<駅の廃止予定>
【3/18ダイヤ改正】※3/17をもって廃止
・浜田浦駅 (はまたうらえき) JR北海道 日高本線
・平津戸駅 (ひらつとえき) JR東日本 山田線
【4/1路線廃止】 ※3/31をもって廃止
JR北海道 留萌本線(石狩沼田駅 - 留萌駅間)
・真布駅 (まっぷえき)
・恵比島駅 (えびしまえき)
・峠下駅 (とうげしたえき)
・幌糠駅 (ほろぬかえき)
・藤山駅 (ふじやまえき)
・大和田駅 (おおわだえき)
・留萌駅 (るもいえき)
【2024年3月路線廃止】※ほぼ確定
JR北海道 根室本線(富良野駅 - 新得駅間)
・布部駅 (ぬのべえき)
・山部駅 (やまべえき)
・下金山駅 (しもかなやまえき)
・金山駅 (かなやまえき)
・東鹿越駅 (ひがししかごええき)
・幾寅駅 (いくとらえき)
・落合駅 (おちあいえき)
ここ数年、冬ばかりだったので、今年は夏に普通の鉄道旅をしたいと思っている。
以上、普通の人にはまったく興味がないであろう報告でした。
では、また

追憶の秘境駅訪問記 秘境駅は滅ぶのか!?
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