回想・備忘録 2日目(3月8日) 冬の鉄道旅 2022 東北&北海道 旅行記 裏話 北海道(函館~長万部)
2022.03.28 (Mon) : 旅と旅写真
上の写真はJR北海道函館本線の本石倉駅(ほんいしくらえき)という駅で、2022年3月12日に廃止となった。
※この記事は過去の下記記事の続きの続きみないなものです。
・2022年の廃止駅と北海道&東日本の冬旅の必需品MERRELLのウインターブーツ
・冬の鉄道旅 2022 東北&北海道、爆弾を抱えて、ひたすら駅を訪問する旅!
この記事は前回の「回想・備忘録 1日目(3月7日) 冬の鉄道旅 2022 東北&北海道 旅行記 裏話 岩手~秋田~青森」の続きです。
<前回のあらすじ>
夜行バスで横浜駅から盛岡駅(岩手県)にワープした私は、そこから秋田県のとある駅へ向かう。それは3/12に廃止になるJR東日本北上線の平石駅(ひらいしえき)と矢美津駅(やびつえき)だった。徒歩で向かう道中、吹雪や腰の激痛、除雪なし歩道などの困難に見舞われながらも訪問を果たす。そこから列車に揺られること約6時間かけて青森駅(青森県)まで移動し、青森港から青函フェリーに乗船した。
・
・
・
出港から眠りについてわずか3時間ほどの深夜3時頃、繰り返し鳴り響く下船準備を促すアナウンスに叩き起こされた。
到着予定時刻は3時20分だったが、下船の指示が最後だったので、実際に下船したのは10分遅れの3時30分くらい。ただ函館ターミナルからの路線バスはこの時間はまだないし、最寄りの五稜郭駅の始発(5:54)までは余裕があるので、多少の遅れはまったく問題はない。
まだ夜中だったが、旅の2日目は北の大地、北海道の函館市から始まった。

※ツイートはクリックしてTwitterに移動して大きな画像も見られます
函館ターミナルの建物の中は温かく、ベンチもあって、時間的にも余裕があったので、ここで1時間くらい休んでから出発というのも考えたが、前日に痛めた足腰がまだ治っておらず徒歩での移動が不安だったので、すぐに五稜郭駅に向けて歩き始めた。
グーグルマップのナビが示したルートに従わず、より近いと感じたまっすぐ突き進むルートを歩いてみたが、途中、除雪されていない区間の雪が凍っていて、とても歩きずらくて時間がかかったので、結果は失敗。
グーグル先生が示したルートは遠回りだけれど、歩きやすい大きな道路のルートだったので、後で考えたら、そちらが正解だったんだろう。
函館港から五稜郭駅までは、途中、腰や膝の激痛による停止や路面凍結の影響などもあり、約40分ほどかかった。グーグル先生の予測は26分くらいなので、普通に歩けたらそれくらいかと。
<実際のタイムスケジュール>
★は3/11を持って廃止になる駅
■3/8(火)
↓青函フェリー はやぶさ 15便
03:20着 函館港ターミナル
03:45発
↓徒歩 40分(約1.9km)
04:25着 五稜郭駅
05:54発
↓JR函館本線 森行き
06:51着 銚子口駅(ちょうしぐち)★
06:55発
↓JR函館本線 函館行き
06:59着 池田園駅(いけだえん)★
08:52発
↓JR函館本線 函館行き
08:57着 大沼駅
09:06発
↓JR函館本線 長万部行き
10:12着 石谷駅(いしや)★
10:30発
↓徒歩 55分(約4.1km)
11:25着 本石倉駅(ほんいしくら)★
↓徒歩 2分
11:59発 本石倉バス停
↓函館バス 長万部行き
12:45着 山崎駅前バス停
↓徒歩3分
12:48着 山崎駅
14:31発
↓JR函館本線 長万部行き
14:51着 中ノ沢駅
16:20発
↓ JR函館本線 函館行
16:26着 国縫駅(くんぬい)
17:41発
↓JR函館本線 長万部行き
17:52着 長万部駅
↓徒歩10分
宿泊: おしゃまんべ温泉ホテル四国屋
4時25分くらいに五稜郭駅に到着した私は、衝撃の事実を知ることに!
「駅がまだ開いていない!!」
五稜郭駅は有人駅なので、無人駅と違い待合室の利用時間以外は中に入れないのだ。入れるのは5時30分からと書いてあった。
「うああぁ失敗した~、函館ターミナルで休んでから来ればよかった!」
気温はたぶん0度以下、こんな極寒の駅前で1時間もじっとしてたら凍死してしまう。しかし歩き回るには足腰が厳しかった。
グーグル先生に近くにファミレスとかないか聞いてみたが、徒歩10分ほどのところにコンビニがあるだけだった。よくよく考えたらまん延防止中なので、もしあったとしても開いているはずもなかった。
とりあえずコンビニまでゆっくり歩いて、コンビニの中でゆっくり時間をかけて朝メシを選んで、コンビニの前でゆっくり食べて、そこからゆっくり歩いて駅に戻ったが、それでもまだ5時だったので、近くの跨線橋を観光して戻ったら、やっと駅に入れた。
誰もいない深夜に、知らない土地で、一人、ただ時間をつぶしているおっさん、なんか悲しいなぁ・・・。

※ツイートはクリックしてTwitterに移動して大きな画像も見られます
この日の重要なミッションは、3/11を持って廃止になった函館本線の5駅の内の4駅の訪問。1駅は過去に訪問済み。
まずは五稜郭駅から始発で、函館本線砂原支線の銚子口駅(ちょうしぐちえき)に向かった。

銚子口駅にはすでに多くの人が来ており、にぎわっていた。
この駅の滞在時間は、列車交換のわずか4、5分ほどしかなかったので、とにかく急いで撮影しまくる感じ。一通り撮影が終わった頃、遠くに列車が見えてきた。
「たった4分じゃ、やっぱ満喫できないな・・・」
もし乗って来た列車が遅れるなどで乗り換えに失敗したら、過去に訪問済みでやはり3/11を持って廃止になった隣の流山温泉駅(ながれやまおんせんえき)まで歩くつもりだったが、この時は対向列車の方が少し遅れたようで、わりと余裕だった。
ちなみに私が過去に流山温泉駅に降りたのは、すぐ近くに温泉施設があったから。けっこういいお湯だったと記憶している。2015年2月28日で営業終了となっているので、すでに7年前から温泉施設がない温泉名の駅となっていたことになる。
車窓から流山温泉駅のプラットホームと柵を見送ってからすぐに隣の池田園駅(いけだえんえき)に到着した。

池田園駅も3/11を持って廃止となった函館本線砂原支線の無人駅。
この時に下車したのは私の他に1人で、駅には行きの列車で降りたと思われる1人が居た。私が撮影及び周辺の散策をしているうちに2人ともいなくなっていた。たぶん隣の流山温泉駅に歩いて向かったのかと(実際は不明)。
誰もいなくなった無人駅に一人、約2時間、静かに流れる時間を満喫!
駅周辺に民家が点在していたが、人の気配はあまり感じられず、また車が通る道路から少し離れているので、ほぼ秘境駅に居るような雰囲気の居心地がいい静かな駅だった。
都心の駅なら2時間も列車を待つなんて考えられないし、もし待つとしたら苦痛でしかないと思う。
ただ北海道の無人駅とかいわゆる秘境駅というのは、まったく別物と考えてもらう必要があると思う。例えるなら私が考えるのは、無人島ひとりぼっち、宇宙にひとりぼっち、といった感じかな。
一人旅やソロキャンプの魅力は、誰にも合わせる必要がない自分の好きなようにできる自由な時間を、思う存分に楽しめることだと思うんだけれど、さらにその先にある圧倒的な非日常の世界、まさにそれって感じ!※個人の勝手な解釈です



次に訪れたのは、やはり3/11をもって廃止になった函館本線(函館-長万部間)の石谷駅(いしやえき)という無人駅。
石谷駅は、駅前が国道5号線でその横が海で、小さな砂浜と漁港があり、国道沿いに民家が点在する場所に佇む、わりと立派な木造の駅舎が残る海が見える駅だった。

石谷駅から海沿いの国道を歩くこと1時間、隣の本石倉駅(ほんいしくらえき)は、やはり3/11をもって廃止になった海が見える無人駅。
この駅は海側のプラットホームから山側のプラットホームに行くのに、一度、外に出て駅横の高架下からぐるっと回らなければならなかった。山側のプラットホームには小さな待合室があった。駅の横には郵便局。
山側から海側のプラットホームを見ると、背景に海があっていい感じ(最初の写真)!
この駅の待合室で会ったOGさんという人と、駅のすぐ側の本石倉バス停で一緒になったので、その人がバスを降りるまで30分ほど話をして、いろいろと情報が聞けて楽しかった。

バスで向かったのは、同じく函館本線(函館-長万部間)の山崎駅(やまさきえき)という海が見える無人駅。海の向こうに北海道駒ヶ岳も望めて、なかなかの景観。
なぜこの駅を訪問したのかと言うと、函館本線で、1日平均乗車人数3人以下の駅の一つらしく、将来的に危なそうだったから。
駅前にログハウスの建物のレストランがあって、ハンバーグやドリア、パスタなどが食べられる。私はハンバーグとライスとコーヒーを注文。どれも普通にうまかった。

次に訪れたのは、やはり1日平均乗車人数3人以下の駅の一つで、中ノ沢駅(なかのさわえき)という無人駅。
私の大好きなダルマ駅舎(貨車駅)で、秘境駅ぽさがいい感じの駅だった。

この日のラストは、国縫駅(くんぬいえき)という難読(読み方がむずかしい)の無人駅を訪問。
誰も居ない立派な駅舎と待合室に一人、1時間15分ほど過ごした。なんだかとても昔にタイムリープしたような不思議な感覚を覚えた。


長万部駅の跨線橋からの夕景は、何度も見ても、美しい。
北海道の旅は、一日の終わりに、このような美しい景色にかなりの確率で遭遇できるのがいいんだよね。
宿に向かう前に夜メシを食べようと長万部の町を散策してみたが、まだ18時にもかかわらず飲食店はどこも開いていなかった。これがまん延防止中の旅なのか!?スーパーがやっていたので、なんとか夜メシは確保できたが、ちょっと残念。
宿泊したのは駅から徒歩10分くらいの万部温泉という小さな温泉街にある「おしゃまんべ温泉ホテル四国屋」という旅館。楽天トラベルで一泊素泊まりで、5,500円+入浴税150円だった。源泉100%の源泉湯で循環器を使用しない天然温泉。とても温まる感じで、疲労回復にも効果がありそう。実際、足や膝の痛みが、夜と朝の二回の入浴で、ほぼ改善した。
<長万部温泉の旅館リスト>
・長万部温泉ホテル
・温泉旅館 もりかわ
・大成館
・ホテル あずま
・ホテル 四国屋
・丸金旅館
・昇月旅館
≫≫ 長万部温泉を楽天トラベルで検索
前日までの車中泊~フェリー泊から、やっと布団で眠れるという喜び、そして温泉で癒やされたおかげで私は、夜メシを食べビール1本を飲み干すと、あっという間に眠りについた。
・
・
・
「回想・備忘録 3日目(3月9日) 冬の鉄道旅 2022 東北&北海道 旅行記 裏話 北海道(長万部~札幌)」につづく
※この記事は過去の下記記事の続きの続きみないなものです。
・2022年の廃止駅と北海道&東日本の冬旅の必需品MERRELLのウインターブーツ
・冬の鉄道旅 2022 東北&北海道、爆弾を抱えて、ひたすら駅を訪問する旅!
この記事は前回の「回想・備忘録 1日目(3月7日) 冬の鉄道旅 2022 東北&北海道 旅行記 裏話 岩手~秋田~青森」の続きです。
<前回のあらすじ>
夜行バスで横浜駅から盛岡駅(岩手県)にワープした私は、そこから秋田県のとある駅へ向かう。それは3/12に廃止になるJR東日本北上線の平石駅(ひらいしえき)と矢美津駅(やびつえき)だった。徒歩で向かう道中、吹雪や腰の激痛、除雪なし歩道などの困難に見舞われながらも訪問を果たす。そこから列車に揺られること約6時間かけて青森駅(青森県)まで移動し、青森港から青函フェリーに乗船した。
・
・
・
出港から眠りについてわずか3時間ほどの深夜3時頃、繰り返し鳴り響く下船準備を促すアナウンスに叩き起こされた。
到着予定時刻は3時20分だったが、下船の指示が最後だったので、実際に下船したのは10分遅れの3時30分くらい。ただ函館ターミナルからの路線バスはこの時間はまだないし、最寄りの五稜郭駅の始発(5:54)までは余裕があるので、多少の遅れはまったく問題はない。
まだ夜中だったが、旅の2日目は北の大地、北海道の函館市から始まった。

※ツイートはクリックしてTwitterに移動して大きな画像も見られます
函館ターミナルの建物の中は温かく、ベンチもあって、時間的にも余裕があったので、ここで1時間くらい休んでから出発というのも考えたが、前日に痛めた足腰がまだ治っておらず徒歩での移動が不安だったので、すぐに五稜郭駅に向けて歩き始めた。
グーグルマップのナビが示したルートに従わず、より近いと感じたまっすぐ突き進むルートを歩いてみたが、途中、除雪されていない区間の雪が凍っていて、とても歩きずらくて時間がかかったので、結果は失敗。
グーグル先生が示したルートは遠回りだけれど、歩きやすい大きな道路のルートだったので、後で考えたら、そちらが正解だったんだろう。
函館港から五稜郭駅までは、途中、腰や膝の激痛による停止や路面凍結の影響などもあり、約40分ほどかかった。グーグル先生の予測は26分くらいなので、普通に歩けたらそれくらいかと。
<実際のタイムスケジュール>
★は3/11を持って廃止になる駅
■3/8(火)
↓青函フェリー はやぶさ 15便
03:20着 函館港ターミナル
03:45発
↓徒歩 40分(約1.9km)
04:25着 五稜郭駅
05:54発
↓JR函館本線 森行き
06:51着 銚子口駅(ちょうしぐち)★
06:55発
↓JR函館本線 函館行き
06:59着 池田園駅(いけだえん)★
08:52発
↓JR函館本線 函館行き
08:57着 大沼駅
09:06発
↓JR函館本線 長万部行き
10:12着 石谷駅(いしや)★
10:30発
↓徒歩 55分(約4.1km)
11:25着 本石倉駅(ほんいしくら)★
↓徒歩 2分
11:59発 本石倉バス停
↓函館バス 長万部行き
12:45着 山崎駅前バス停
↓徒歩3分
12:48着 山崎駅
14:31発
↓JR函館本線 長万部行き
14:51着 中ノ沢駅
16:20発
↓ JR函館本線 函館行
16:26着 国縫駅(くんぬい)
17:41発
↓JR函館本線 長万部行き
17:52着 長万部駅
↓徒歩10分
宿泊: おしゃまんべ温泉ホテル四国屋
4時25分くらいに五稜郭駅に到着した私は、衝撃の事実を知ることに!
「駅がまだ開いていない!!」
五稜郭駅は有人駅なので、無人駅と違い待合室の利用時間以外は中に入れないのだ。入れるのは5時30分からと書いてあった。
「うああぁ失敗した~、函館ターミナルで休んでから来ればよかった!」
気温はたぶん0度以下、こんな極寒の駅前で1時間もじっとしてたら凍死してしまう。しかし歩き回るには足腰が厳しかった。
グーグル先生に近くにファミレスとかないか聞いてみたが、徒歩10分ほどのところにコンビニがあるだけだった。よくよく考えたらまん延防止中なので、もしあったとしても開いているはずもなかった。
とりあえずコンビニまでゆっくり歩いて、コンビニの中でゆっくり時間をかけて朝メシを選んで、コンビニの前でゆっくり食べて、そこからゆっくり歩いて駅に戻ったが、それでもまだ5時だったので、近くの跨線橋を観光して戻ったら、やっと駅に入れた。
誰もいない深夜に、知らない土地で、一人、ただ時間をつぶしているおっさん、なんか悲しいなぁ・・・。

※ツイートはクリックしてTwitterに移動して大きな画像も見られます
この日の重要なミッションは、3/11を持って廃止になった函館本線の5駅の内の4駅の訪問。1駅は過去に訪問済み。
まずは五稜郭駅から始発で、函館本線砂原支線の銚子口駅(ちょうしぐちえき)に向かった。

銚子口駅にはすでに多くの人が来ており、にぎわっていた。
この駅の滞在時間は、列車交換のわずか4、5分ほどしかなかったので、とにかく急いで撮影しまくる感じ。一通り撮影が終わった頃、遠くに列車が見えてきた。
「たった4分じゃ、やっぱ満喫できないな・・・」
もし乗って来た列車が遅れるなどで乗り換えに失敗したら、過去に訪問済みでやはり3/11を持って廃止になった隣の流山温泉駅(ながれやまおんせんえき)まで歩くつもりだったが、この時は対向列車の方が少し遅れたようで、わりと余裕だった。
ちなみに私が過去に流山温泉駅に降りたのは、すぐ近くに温泉施設があったから。けっこういいお湯だったと記憶している。2015年2月28日で営業終了となっているので、すでに7年前から温泉施設がない温泉名の駅となっていたことになる。
車窓から流山温泉駅のプラットホームと柵を見送ってからすぐに隣の池田園駅(いけだえんえき)に到着した。

池田園駅も3/11を持って廃止となった函館本線砂原支線の無人駅。
この時に下車したのは私の他に1人で、駅には行きの列車で降りたと思われる1人が居た。私が撮影及び周辺の散策をしているうちに2人ともいなくなっていた。たぶん隣の流山温泉駅に歩いて向かったのかと(実際は不明)。
誰もいなくなった無人駅に一人、約2時間、静かに流れる時間を満喫!
駅周辺に民家が点在していたが、人の気配はあまり感じられず、また車が通る道路から少し離れているので、ほぼ秘境駅に居るような雰囲気の居心地がいい静かな駅だった。
都心の駅なら2時間も列車を待つなんて考えられないし、もし待つとしたら苦痛でしかないと思う。
ただ北海道の無人駅とかいわゆる秘境駅というのは、まったく別物と考えてもらう必要があると思う。例えるなら私が考えるのは、無人島ひとりぼっち、宇宙にひとりぼっち、といった感じかな。
一人旅やソロキャンプの魅力は、誰にも合わせる必要がない自分の好きなようにできる自由な時間を、思う存分に楽しめることだと思うんだけれど、さらにその先にある圧倒的な非日常の世界、まさにそれって感じ!※個人の勝手な解釈です



次に訪れたのは、やはり3/11をもって廃止になった函館本線(函館-長万部間)の石谷駅(いしやえき)という無人駅。
石谷駅は、駅前が国道5号線でその横が海で、小さな砂浜と漁港があり、国道沿いに民家が点在する場所に佇む、わりと立派な木造の駅舎が残る海が見える駅だった。

石谷駅から海沿いの国道を歩くこと1時間、隣の本石倉駅(ほんいしくらえき)は、やはり3/11をもって廃止になった海が見える無人駅。
この駅は海側のプラットホームから山側のプラットホームに行くのに、一度、外に出て駅横の高架下からぐるっと回らなければならなかった。山側のプラットホームには小さな待合室があった。駅の横には郵便局。
山側から海側のプラットホームを見ると、背景に海があっていい感じ(最初の写真)!
この駅の待合室で会ったOGさんという人と、駅のすぐ側の本石倉バス停で一緒になったので、その人がバスを降りるまで30分ほど話をして、いろいろと情報が聞けて楽しかった。

バスで向かったのは、同じく函館本線(函館-長万部間)の山崎駅(やまさきえき)という海が見える無人駅。海の向こうに北海道駒ヶ岳も望めて、なかなかの景観。
なぜこの駅を訪問したのかと言うと、函館本線で、1日平均乗車人数3人以下の駅の一つらしく、将来的に危なそうだったから。
駅前にログハウスの建物のレストランがあって、ハンバーグやドリア、パスタなどが食べられる。私はハンバーグとライスとコーヒーを注文。どれも普通にうまかった。

次に訪れたのは、やはり1日平均乗車人数3人以下の駅の一つで、中ノ沢駅(なかのさわえき)という無人駅。
私の大好きなダルマ駅舎(貨車駅)で、秘境駅ぽさがいい感じの駅だった。

この日のラストは、国縫駅(くんぬいえき)という難読(読み方がむずかしい)の無人駅を訪問。
誰も居ない立派な駅舎と待合室に一人、1時間15分ほど過ごした。なんだかとても昔にタイムリープしたような不思議な感覚を覚えた。


長万部駅の跨線橋からの夕景は、何度も見ても、美しい。
北海道の旅は、一日の終わりに、このような美しい景色にかなりの確率で遭遇できるのがいいんだよね。
宿に向かう前に夜メシを食べようと長万部の町を散策してみたが、まだ18時にもかかわらず飲食店はどこも開いていなかった。これがまん延防止中の旅なのか!?スーパーがやっていたので、なんとか夜メシは確保できたが、ちょっと残念。
宿泊したのは駅から徒歩10分くらいの万部温泉という小さな温泉街にある「おしゃまんべ温泉ホテル四国屋」という旅館。楽天トラベルで一泊素泊まりで、5,500円+入浴税150円だった。源泉100%の源泉湯で循環器を使用しない天然温泉。とても温まる感じで、疲労回復にも効果がありそう。実際、足や膝の痛みが、夜と朝の二回の入浴で、ほぼ改善した。
<長万部温泉の旅館リスト>
・長万部温泉ホテル
・温泉旅館 もりかわ
・大成館
・ホテル あずま
・ホテル 四国屋
・丸金旅館
・昇月旅館
≫≫ 長万部温泉を楽天トラベルで検索
前日までの車中泊~フェリー泊から、やっと布団で眠れるという喜び、そして温泉で癒やされたおかげで私は、夜メシを食べビール1本を飲み干すと、あっという間に眠りについた。
・
・
・
「回想・備忘録 3日目(3月9日) 冬の鉄道旅 2022 東北&北海道 旅行記 裏話 北海道(長万部~札幌)」につづく
スポンサード リンク

ひと言でいいので、気軽にコメントしていってください!
あなたのそのひと言がこのブログ運営の原動力なのです。よろしくお願いします。
あなたのそのひと言がこのブログ運営の原動力なのです。よろしくお願いします。
関連記事:旅と旅写真
-
回想・備忘録 2日目(3月8日) 冬の鉄道旅 2022 東北&北海道 旅行記 裏話 北海道(函館~長万部)