回想・備忘録 1日目(3月7日) 冬の鉄道旅 2022 東北&北海道 旅行記 裏話 岩手~秋田~青森
2022.03.19 (Sat) : 旅と旅写真
上の写真はJR東日本北上線の平石駅(ひらいしえき)という駅で、2022年3月12日に廃止となった。
先週の旅を終えてから、溜まった日常作業がやっと一段落ついたので、忘れないうちに旅の回想や備忘録、タイムスケジュール、ルート、裏話などを書いておこうと思う。すでにうぇぶかにほん公式Twitterで旅のドキュメンタリーをリアルタイムにお伝えしてきたが、他にもツイートしていないさまざまな出来事や出会いなど、いろいろあったので。
なお今回の旅で使ったカメラとレンズは下記。3製品とも、このブログの商品レビュー記事(止まらない衝動シリーズ)は書けていないが、とてもいいカメラとレンズなので、近いうちに書く予定。そちらもお楽しみに!
カメラ:
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅢ
レンズ:
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH.
あと一応、今回の旅で撮った写真も少し公開するのでこれらのカメラとレンズの作例としても見ていただければと!
※この記事は過去の下記記事の続きみないなものです。
・2022年の廃止駅と北海道&東日本の冬旅の必需品MERRELLのウインターブーツ
・冬の鉄道旅 2022 東北&北海道、爆弾を抱えて、ひたすら駅を訪問する旅!
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2022年3月6日の夜。
旅は、横浜駅のバスターミナルから始まる。
現状週末のみ運行の「MEX高速バス 宮古・盛岡 (BEAM-1)」という高速バスで盛岡駅(岩手県)を目指した。料金は公式サイトの事前予約で5000円だった。座席の残数や時期によって料金が上がる可能性あり。座席は3列独立シート、仕切りカーテン付、車内にトイレあり。
・MEX高速バス 公式サイト
北海道&東日本パスや青春18きっぷなどの有効期間や1日を無駄なく使うために夜行バスはとても有効な移動手段だ。ただしとにかく窮屈なのでどこでも寝れる人じゃなければ苦しくて辛いと思う。今回は独立シートだったので相席などと比べたら格段に楽だったが、やはり窮屈で深夜までなかなか寝つけなかった。腰が痛かったからというのもある。
途中、トイレに行くチャンスは3回だった。東京駅鍜治橋駐車場についた時と2回(埼玉と岩手)のサービスエリアでの10分休憩。一応、車内にトイレ完備だが、寝静まった通路を通るのに勇気がいる。
経験上、高速バスは予定時刻より少し早く着くことが多かったので、盛岡駅到着後の乗車予定は、5分後発の列車にしたが、この時は見事に10分遅れで到着したため乗れないという事態に。途中、渋滞等も特になかったのにもかかわらず遅れたのが不思議だったが、このバスの乗務員はけっこうのんびりした感じだったから、そもそも時間を気にしていなかったのかも。
まあおかげで、高速バスが遅れた時のために予定していたハードモードのB案ルートに変更することになった。
鉄道の場合は多少遅れても接続の時刻表に余裕があるので、わりと大丈夫なことが多いんんだけれど、高速バスや路線バスは鉄道との連携はあまり考えてられないことが多いので、ルートに組み込む場合は、念の為にB案ルートを準備しておいた方がいい。
当初の予定は、盛岡駅05:20発-(JR田沢湖線)-大曲駅-(JR奥羽本線)-横手駅-(JR北上線)-相野々駅07:50着というルートを経て、3/12に廃止になった「平石駅」「矢美津駅」を徒歩で巡り、皿木(さらき)というバス停から路線バスで横手駅に戻り、そこから秋田駅を経てJR男鹿線で男鹿駅に寄り道してから、奥羽本線で青森駅19:16着というイージーモードの最短ルートだった。

※ツイートはクリックしてTwitterに移動して大きな画像も見られます
<実際のタイムスケジュール>
★は3/11を持って廃止になる駅
■3/6(日)
20:35発 横浜駅東口バスターミナル 17番乗り場 (そごう1F)
↓MEX高速バス 宮古・盛岡 (BEAM-1)
■3/7(月)
05:25着 盛岡駅
05:51発
↓JR東北本線 一ノ関行き
06:40着 北上駅
07:38発
↓JR北上線 横手行き
08:44着 相野々駅(あいののえき)
09:00発
↓徒歩 30分(約2km)
09:30着 平石駅(ひらいしえき) ★
09:50発
↓徒歩 1時間10分(約4.5km)
11:00着 矢美津駅(やびつえき)★
11:10発
↓徒歩 1時間(約3.2km)
12:10着 相野々駅
13:56発
↓JR北上線 北上行き
15:09着 北上駅
15:22発
↓JR東北本線 盛岡行き
16:11着 盛岡駅
↓徒歩5分
16:18発 IGR 盛岡駅
↓IGRいわて銀河鉄道線 金田一温泉行き
17:35着 金田一温泉駅
17:59発
↓IGRいわて銀河鉄道線-青い森鉄道線 八戸行き
18:30着 八戸駅
18:35発
↓青い森鉄道線 青森行き
20:10着 青森駅
21:50発
↓定額タクシー
22:00着 青森港
23:30発
↓青函フェリー はやぶさ 15便
■3/8(火)
03:20着 函館港ターミナル

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ルート変更になった為、当初ルートより約1時間遅れで北上線の相野々駅(あいののえき)(秋田県)に到着した。
そこからまずは徒歩で3/11をもって廃止になった平石駅(ひらいしえき)を訪問。この区間は天気も良く(曇り時々晴れ)、ゆるい上り坂だが、30分ほどで着いたので問題はなかった。

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問題は平石駅から矢美津駅(やびつえき)まで歩いた国道107号の道中。
まず右手に見えてきた道の駅(さんない)の前辺りで腰の激痛に見舞われ、たまらず5分ほど停止!
再び歩き出し、長いトンネルを抜けると、なぜか吹雪に!
しかも向かい風!
さらに歩道は除雪無しという3重苦。
そこに追い打ちをかけるように何度も襲ってくる腰の激痛による停止。
右の膝も痛くなってきて、もう地獄!!!
たまらずトレッキングポールを使い、なんとか腰の爆弾の爆発は抑え込むことができたが、もし無かったらマジでヤバかったよ。
国道107号はダンプや大型トラックがバンバン走行しており、しかも秋田の車は歩行者がいてもお構いなしで爆走、泥をハネまくり。秋田県民は雨や雪の日に歩行者の横を通る時は減速ということを知らないらしい。まあこんな吹雪の雪国の国道沿いを歩いている方も悪いんだろうけど。
そんな地獄のような状況で平石駅から矢美津駅までストップ・アンド・ゴーを繰り返しながら、約1時間10分ほどかけて歩いた。

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矢美津駅からは、スタート地点の相野々駅を目指す。
再び地獄の国道107号を来た道の約半分ほど戻り、右に曲がり相野々駅前の道路へ。山の天気は変わりやすい、この頃には雪は止んで晴れ間が。
12:10頃に相野々駅に到着したので、スタートから3時間10分かけて戻ってきたことになる。
腰の爆弾や吹雪、向かい風、除雪なし歩道などがなかったらあと20~30分くらい早かったと思う。なお総歩行距離は約9.7kmだった。

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ところでなぜ歩いているかというと、平石駅も矢美津駅もすでに冬季休業中ということで、列車がすべて通過してしまうからだ。なので実質的な最終営業日は2021年11月30日となる。

歩いたルートマップ ≫ 拡大する
相野々駅の駅舎は、ふれあい交流センターを併設し、また展望台などもあって、大きく立派だったが、吹き抜けの待合室は空間が広すぎて、小さなストーブではまったく温まらずとても寒かった。待ち時間は約1時間46分。
駅前の売店で、昼メシの菓子パンやお菓子を調達。品揃えは少なめ。

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13:56のJR北上線北上行きに乗ってからは、青森駅(青森県)まで乗り換え待ち時間も少なく、ひたすら移動といった感じ。
盛岡駅でJRからIGRいわて銀河鉄道線への乗り換えは、時間も短く、改札を出て数分歩くので、いつもドキドキする。

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相野々駅から6時間14分かけて、20:10頃に青森駅に到着。小雨が降る夜の青森は、かなり寒く感じた。
まずは夜メシを食べなければと駅前の商店街を散策、しかしコロナのまん延防止の関係で地元のお店はほとんど開いておらず、全国チェーンのお店のみやっているといった感じだった。しかも閉店時間が21時頃と早い。
とにかくまともな食事をしたかったので大戸屋に入った。人生3回目(たぶん)の大戸屋だったが、めちゃくちゃうまかった!

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その後、青森駅に戻り、駅前のバスの待合スペースで少し休憩をしたあと、青函フェリーまでの定額タクシーを呼ぶために電話をした。定額タクシーというのは青函フェリーと提携したタクシーが通常より安い定額料金で利用できるサービス。
21:50頃に青森駅西口より定額タクシーに乗って、青函フェリー青森港ターミナルまで移動。料金は910円だった。
運転手さんに「やっぱ青森は寒いですねー」って言ったら、「もう寒くないよー」っとまーいつもの雪国あるある。
運転手さんの話では、青森もコロナで観光客が皆無になって、ぜんぜんなんだとか。あとはフェリーの話とか、北海道の話とか、この日はこれが初めての人との会話だったので、わずか数分の間だったが、少し和んだ。やはり旅は人との会話がないと始まった感じがしない。
正直、コロナ禍でなかなか人に話しかけずらいし、実際、現地の人によってはかなり旅行者を警戒している感じがありあり、というかソーシャルディスタンスを取るから、特にそう感じるのかも。接客に慣れている人はわりと普通に話せる感じなんだけどね。
まあ平時の旅行とはまったく違った感じなのは仕方がないんだろうね。
写真は青函フェリー はやぶさ に乗る直前に撮影、青森港にて。
フェリーターミナルの待合室で40分ほど過ごし、23:10頃、いざ青函フェリー「はやぶさ」に乗り込む。
フェリー内の散策はしなかった(足腰が痛かった)ので、実際の乗客数などはわからないが、私がたどり着いた大部屋(1F2等室B)には私の他に1名しかおらず、ほぼ貸し切り状態だった。このフェリーは、大部屋3つ+椅子席の部屋1つといった感じ。コンセントもあってカメラやスマホの充電も可能。
運賃は公式サイトのネット事前予約で1300円(片道)だった。ちなみに青森から函館を結ぶフェリーは他に「津軽海峡フェリー」というのもある。青函フェリーを選んだのは安かったから。
・青函フェリー 公式サイト
・津軽海峡フェリー 公式サイト

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初日から3時間以上歩き、また長時間の列車移動でかなり疲れていた私は、出港してほどなくして眠りについた。
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「回想・備忘録 2日目(3月8日) 冬の鉄道旅 2022 東北&北海道 旅行記 裏話 北海道(函館~長万部)」につづく
先週の旅を終えてから、溜まった日常作業がやっと一段落ついたので、忘れないうちに旅の回想や備忘録、タイムスケジュール、ルート、裏話などを書いておこうと思う。すでにうぇぶかにほん公式Twitterで旅のドキュメンタリーをリアルタイムにお伝えしてきたが、他にもツイートしていないさまざまな出来事や出会いなど、いろいろあったので。
なお今回の旅で使ったカメラとレンズは下記。3製品とも、このブログの商品レビュー記事(止まらない衝動シリーズ)は書けていないが、とてもいいカメラとレンズなので、近いうちに書く予定。そちらもお楽しみに!
カメラ:
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅢ
レンズ:
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-45mm F4.0 PRO
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH.
あと一応、今回の旅で撮った写真も少し公開するのでこれらのカメラとレンズの作例としても見ていただければと!
※この記事は過去の下記記事の続きみないなものです。
・2022年の廃止駅と北海道&東日本の冬旅の必需品MERRELLのウインターブーツ
・冬の鉄道旅 2022 東北&北海道、爆弾を抱えて、ひたすら駅を訪問する旅!
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2022年3月6日の夜。
旅は、横浜駅のバスターミナルから始まる。
現状週末のみ運行の「MEX高速バス 宮古・盛岡 (BEAM-1)」という高速バスで盛岡駅(岩手県)を目指した。料金は公式サイトの事前予約で5000円だった。座席の残数や時期によって料金が上がる可能性あり。座席は3列独立シート、仕切りカーテン付、車内にトイレあり。
・MEX高速バス 公式サイト
<バスのルート及び予定時刻>
20:35 横浜駅東口バスターミナル 17番乗り場(そごう1F)
21:40 東京駅鍜治橋駐車場
22:40 さいたま新都心バスターミナル 2番バース
↓
05:05 盛岡南(県北バス盛岡南営業所) (降車)
05:15 盛岡駅西口 26番 (降車)
↓
宮古方面
20:35 横浜駅東口バスターミナル 17番乗り場(そごう1F)
21:40 東京駅鍜治橋駐車場
22:40 さいたま新都心バスターミナル 2番バース
↓
05:05 盛岡南(県北バス盛岡南営業所) (降車)
05:15 盛岡駅西口 26番 (降車)
↓
宮古方面
北海道&東日本パスや青春18きっぷなどの有効期間や1日を無駄なく使うために夜行バスはとても有効な移動手段だ。ただしとにかく窮屈なのでどこでも寝れる人じゃなければ苦しくて辛いと思う。今回は独立シートだったので相席などと比べたら格段に楽だったが、やはり窮屈で深夜までなかなか寝つけなかった。腰が痛かったからというのもある。
途中、トイレに行くチャンスは3回だった。東京駅鍜治橋駐車場についた時と2回(埼玉と岩手)のサービスエリアでの10分休憩。一応、車内にトイレ完備だが、寝静まった通路を通るのに勇気がいる。
経験上、高速バスは予定時刻より少し早く着くことが多かったので、盛岡駅到着後の乗車予定は、5分後発の列車にしたが、この時は見事に10分遅れで到着したため乗れないという事態に。途中、渋滞等も特になかったのにもかかわらず遅れたのが不思議だったが、このバスの乗務員はけっこうのんびりした感じだったから、そもそも時間を気にしていなかったのかも。
まあおかげで、高速バスが遅れた時のために予定していたハードモードのB案ルートに変更することになった。
鉄道の場合は多少遅れても接続の時刻表に余裕があるので、わりと大丈夫なことが多いんんだけれど、高速バスや路線バスは鉄道との連携はあまり考えてられないことが多いので、ルートに組み込む場合は、念の為にB案ルートを準備しておいた方がいい。
当初の予定は、盛岡駅05:20発-(JR田沢湖線)-大曲駅-(JR奥羽本線)-横手駅-(JR北上線)-相野々駅07:50着というルートを経て、3/12に廃止になった「平石駅」「矢美津駅」を徒歩で巡り、皿木(さらき)というバス停から路線バスで横手駅に戻り、そこから秋田駅を経てJR男鹿線で男鹿駅に寄り道してから、奥羽本線で青森駅19:16着というイージーモードの最短ルートだった。

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<実際のタイムスケジュール>
★は3/11を持って廃止になる駅
■3/6(日)
20:35発 横浜駅東口バスターミナル 17番乗り場 (そごう1F)
↓MEX高速バス 宮古・盛岡 (BEAM-1)
■3/7(月)
05:25着 盛岡駅
05:51発
↓JR東北本線 一ノ関行き
06:40着 北上駅
07:38発
↓JR北上線 横手行き
08:44着 相野々駅(あいののえき)
09:00発
↓徒歩 30分(約2km)
09:30着 平石駅(ひらいしえき) ★
09:50発
↓徒歩 1時間10分(約4.5km)
11:00着 矢美津駅(やびつえき)★
11:10発
↓徒歩 1時間(約3.2km)
12:10着 相野々駅
13:56発
↓JR北上線 北上行き
15:09着 北上駅
15:22発
↓JR東北本線 盛岡行き
16:11着 盛岡駅
↓徒歩5分
16:18発 IGR 盛岡駅
↓IGRいわて銀河鉄道線 金田一温泉行き
17:35着 金田一温泉駅
17:59発
↓IGRいわて銀河鉄道線-青い森鉄道線 八戸行き
18:30着 八戸駅
18:35発
↓青い森鉄道線 青森行き
20:10着 青森駅
21:50発
↓定額タクシー
22:00着 青森港
23:30発
↓青函フェリー はやぶさ 15便
■3/8(火)
03:20着 函館港ターミナル

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ルート変更になった為、当初ルートより約1時間遅れで北上線の相野々駅(あいののえき)(秋田県)に到着した。
そこからまずは徒歩で3/11をもって廃止になった平石駅(ひらいしえき)を訪問。この区間は天気も良く(曇り時々晴れ)、ゆるい上り坂だが、30分ほどで着いたので問題はなかった。

※ツイートはクリックしてTwitterに移動して大きな画像も見られます
問題は平石駅から矢美津駅(やびつえき)まで歩いた国道107号の道中。
まず右手に見えてきた道の駅(さんない)の前辺りで腰の激痛に見舞われ、たまらず5分ほど停止!
再び歩き出し、長いトンネルを抜けると、なぜか吹雪に!
しかも向かい風!
さらに歩道は除雪無しという3重苦。
そこに追い打ちをかけるように何度も襲ってくる腰の激痛による停止。
右の膝も痛くなってきて、もう地獄!!!
たまらずトレッキングポールを使い、なんとか腰の爆弾の爆発は抑え込むことができたが、もし無かったらマジでヤバかったよ。
国道107号はダンプや大型トラックがバンバン走行しており、しかも秋田の車は歩行者がいてもお構いなしで爆走、泥をハネまくり。秋田県民は雨や雪の日に歩行者の横を通る時は減速ということを知らないらしい。まあこんな吹雪の雪国の国道沿いを歩いている方も悪いんだろうけど。
そんな地獄のような状況で平石駅から矢美津駅までストップ・アンド・ゴーを繰り返しながら、約1時間10分ほどかけて歩いた。

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矢美津駅からは、スタート地点の相野々駅を目指す。
再び地獄の国道107号を来た道の約半分ほど戻り、右に曲がり相野々駅前の道路へ。山の天気は変わりやすい、この頃には雪は止んで晴れ間が。
12:10頃に相野々駅に到着したので、スタートから3時間10分かけて戻ってきたことになる。
腰の爆弾や吹雪、向かい風、除雪なし歩道などがなかったらあと20~30分くらい早かったと思う。なお総歩行距離は約9.7kmだった。

※ツイートはクリックしてTwitterに移動して大きな画像も見られます
ところでなぜ歩いているかというと、平石駅も矢美津駅もすでに冬季休業中ということで、列車がすべて通過してしまうからだ。なので実質的な最終営業日は2021年11月30日となる。

歩いたルートマップ ≫ 拡大する
相野々駅の駅舎は、ふれあい交流センターを併設し、また展望台などもあって、大きく立派だったが、吹き抜けの待合室は空間が広すぎて、小さなストーブではまったく温まらずとても寒かった。待ち時間は約1時間46分。
駅前の売店で、昼メシの菓子パンやお菓子を調達。品揃えは少なめ。

※ツイートはクリックしてTwitterに移動して大きな画像も見られます
13:56のJR北上線北上行きに乗ってからは、青森駅(青森県)まで乗り換え待ち時間も少なく、ひたすら移動といった感じ。
盛岡駅でJRからIGRいわて銀河鉄道線への乗り換えは、時間も短く、改札を出て数分歩くので、いつもドキドキする。

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相野々駅から6時間14分かけて、20:10頃に青森駅に到着。小雨が降る夜の青森は、かなり寒く感じた。
まずは夜メシを食べなければと駅前の商店街を散策、しかしコロナのまん延防止の関係で地元のお店はほとんど開いておらず、全国チェーンのお店のみやっているといった感じだった。しかも閉店時間が21時頃と早い。
とにかくまともな食事をしたかったので大戸屋に入った。人生3回目(たぶん)の大戸屋だったが、めちゃくちゃうまかった!

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その後、青森駅に戻り、駅前のバスの待合スペースで少し休憩をしたあと、青函フェリーまでの定額タクシーを呼ぶために電話をした。定額タクシーというのは青函フェリーと提携したタクシーが通常より安い定額料金で利用できるサービス。
21:50頃に青森駅西口より定額タクシーに乗って、青函フェリー青森港ターミナルまで移動。料金は910円だった。
運転手さんに「やっぱ青森は寒いですねー」って言ったら、「もう寒くないよー」っとまーいつもの雪国あるある。
運転手さんの話では、青森もコロナで観光客が皆無になって、ぜんぜんなんだとか。あとはフェリーの話とか、北海道の話とか、この日はこれが初めての人との会話だったので、わずか数分の間だったが、少し和んだ。やはり旅は人との会話がないと始まった感じがしない。
正直、コロナ禍でなかなか人に話しかけずらいし、実際、現地の人によってはかなり旅行者を警戒している感じがありあり、というかソーシャルディスタンスを取るから、特にそう感じるのかも。接客に慣れている人はわりと普通に話せる感じなんだけどね。
まあ平時の旅行とはまったく違った感じなのは仕方がないんだろうね。
写真は青函フェリー はやぶさ に乗る直前に撮影、青森港にて。
フェリーターミナルの待合室で40分ほど過ごし、23:10頃、いざ青函フェリー「はやぶさ」に乗り込む。
フェリー内の散策はしなかった(足腰が痛かった)ので、実際の乗客数などはわからないが、私がたどり着いた大部屋(1F2等室B)には私の他に1名しかおらず、ほぼ貸し切り状態だった。このフェリーは、大部屋3つ+椅子席の部屋1つといった感じ。コンセントもあってカメラやスマホの充電も可能。
運賃は公式サイトのネット事前予約で1300円(片道)だった。ちなみに青森から函館を結ぶフェリーは他に「津軽海峡フェリー」というのもある。青函フェリーを選んだのは安かったから。
・青函フェリー 公式サイト
・津軽海峡フェリー 公式サイト

※ツイートはクリックしてTwitterに移動して大きな画像も見られます
初日から3時間以上歩き、また長時間の列車移動でかなり疲れていた私は、出港してほどなくして眠りについた。
・
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「回想・備忘録 2日目(3月8日) 冬の鉄道旅 2022 東北&北海道 旅行記 裏話 北海道(函館~長万部)」につづく
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