最強の旅腕時計、セイコー ダイバーズ ウォッチ 機械式(自動巻き) 研究
2017.07.01 (Sat) : 腕時計
上の写真は雨が降るミャンマーの風景。傘をさして歩く女性(たぶん女子大生)が着る長いスカートみたいな衣類はミャンマーの伝統的な民族衣装ロンジー。歩く三人の足並みがそろっているのがかわいくて思わずシャッターを切った。明るく鮮やかな色のロンジーが土色の地面に映える。
※この記事は前回の記事「何度も旅をしてわかった!(私の)旅に必要な腕時計はこれだった」の続きみたいなものです。
ヤンゴン(Yangon)から東南の方角にあるシリアム(Syrium)という町の外れにあるチャイカウ・パゴダ(Kyaik Khauk Pagoda)の前のタンリーアン=カイオックタン・ロード(Thanlyin-Kyauktan Road)という道からNo.6ロード(No.6 Road)という道に入り、East University Station(和訳:東大学駅)まで45分ほど歩いたその途中の東ヤンゴン大学の前辺りで撮影。
その道中、大雨でもなく小雨でもないごく普通の雨がずっと降っていた。大雨なら迷わずレインジャケットを着るのだが、普通の雨だったので、Tシャツのまま濡れながら歩いた。というのもミャンマーの蒸し風呂のような気温の中で長袖を着る気にはとてもならなかったからだ。ただやはり雨の中を45分も歩いたので目的地についた頃には、ずぶ濡れになっていた。
この時に限らず夏の旅の途中の雨が土砂降りでなければ、レインジャケットも傘も出さないことが多い。当然、自分もカメラもレンズもバックパックも腕時計もびしょ濡れになってしまう。ただそれらが濡れるのを気にしながらだと旅に集中できないので、当然、それらには高い防滴または防水の性能が求められる。

OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII 12-40mm F2.8 PRO Lens Kit
私が旅の相棒に選んだカメラとレンズは、過去の経験から絶対的信頼を寄せるオリンパスの防塵・防滴・-10℃耐低温ボディOM-D E-M1とE-M5MarkIIとM.Z.D PROシリーズだ。このカメラの防塵防滴は本物だ。何度も激しい雨の中で使用してきたが、一度も壊れたことはない。

イスカ(ISUKA) ウルトラライト ドライスタッフバッグ 10 グリーン

SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) ウルトラSIL ドライデイパック
バックパックが雨に濡れても大丈夫なように中身を防水性の高いドライスタッフバッグで保護し、さらに通常はレインカバーをつけっぱなしにして持ち歩いている。またデイパックは防水の物を使っている。

SEIKO 5 SPORTS SNZG17
腕時計は前回の記事(何度も旅をしてわかった!(私の)旅に必要な腕時計はこれだった)で書いた通り「SEIKO 5 SPORT (セイコーファイブスポーツ) SNZG17」という10気圧日常生活強化防水のもの。何度も雨に濡れ、そして水道で丸洗いもしてきたが、4年間故障知らず。
つまり旅の装備でとても重要な機能、それは耐水・防滴・防水など水に対する信頼性だと思う。どんなに激しい雨や雪の中でも装備が濡れるのを気にせずに行動できるかが重要なのだ。
最強の旅腕時計
セイコー ダイバーズ ウォッチ 機械式(自動巻き) 研究
前置き長くなったが、ここから前回の記事のつづき、「そしてついに発見した最強の旅時計セイコーの機械式ダイバーズ」ということで、旅にDiveする旅ダイバーになるべくセイコーダイバーズ選びの研究の成果をお伝えする。
なお「旅の腕時計に必要な基準」や「旅の腕時計に不要な機能」、「旅の腕時計にダイバーズが最強な理由」については前回の記事(何度も旅をしてわかった!(私の)旅に必要な腕時計はこれだった)を読んでほしい。
■セイコーダイバーズウォッチの動力の種類
まずセイコーのダイバーズウォッチの動力には下記の5種類が存在することがわかった。
1. 機械式
機械式、自動巻き、オートマチック(Automatic)、メカニカルと表記されているモデルがこれに該当する。動力はゼンマイ。「自動巻き(オートマチック)」は腕の動きで自動的にゼンマイが巻き上がる。「手巻き」は毎日手で巻く必要がある。(私の)旅に必要な腕時計の基準として、機械式を選ぶ理由は前回に書いた通り電池交換が無いこと。電池交換がなければ浸水による故障の確率を下げられるという考え方である。
2. スプリングドライブ
センマイで駆動・発電してクオーツで制御するセイコーのみが製造できる高い精度を誇る機械式とクォーツを融合した究極の時計。電池交換が無い機械式と同じ仕組みだが、クォーツ(水晶)で制御しているので精度が高いのが特徴。はっきり言って理想の時計ではあるが、お値段がべらぼうに高いので旅時計には向かない。
3. クォーツ
電池と電子回路で動く時計。機械式よりも精度が高く、耐震性能も高く、製造原価も安い。「旅の腕時計に必要な基準」で書いた通り、電池交換による浸水のリスクが伴う。
4. ソーラー
光を太陽電池ユニットで電気に変えて二次電池に蓄電してクォーツで動く時計。クォーツより電池交換の頻度は低い。
5. キネティック
機械式の自動巻きと同じような仕組みで手の振りで電気を発電して二次電池に蓄電してクォーツで動く時計。ソーラーと同じくクォーツより電池交換の頻度は低い。
この中で電池を使わないのが1の機械式と2のスプリングドライブになる。クォーツ式の場合は約2~3年毎に電池交換が必要になる。ソーラーとキネティックは二次電池という充電式の電池を使っており、これは約5~7年で交換が必要になるらしい。
なお精度に関してはクォーツ式で時刻をあわせている2~5が1の機械式に比べて圧倒的に高精度。ただ(私の)旅の腕時計の基準でとにかく重要なのは、精度よりも防水性能である。
私が過去に経験した旅後の2回の故障はいずれも電池交換後だった。メーカーに預けるのが面倒でデパートの時計屋や某ヨ●バシで電池交換したのが悪かった。街の時計屋の多くは防水試験機を持っておらず、当然防水テストは行われない。だから防水に対して一切保証がない。高い修理代を払い、教訓として学んだのが、防水の腕時計の電池交換はどんなに時間がかかろうがメーカーで行うべきということである。なぜならメーカー修理から戻ってきた腕時計は、次の電池交換まで浸水による故障は皆無だったからである。
まあ、そんな経験から旅時計は機械式一択になった。それに旅の時にしか使わないのに電池交換を2、3年ごとにするのはバカバカしいというのも理由。
↓メカダイバーズ最高峰 Cal.8L55搭載
PROSPEX MARINE MASTER SBEX005

SBEX005
■防水性能について
ダイバーズウォッチを選ぶ時に注意しなければならない点として、防水の性能の違いがある。見た目がダイバーズウォッチでも潜水を伴うスキューバダイビングでは使用できない防水性能のダイバーズ風ウォッチ(なんちゃってダイバーウォッチ)も多く存在するからだ。
空気潜水用防水
表示されている水深までの耐圧性と長時間の使用に耐える防水性を備え、主にスキューバダイビングなどに使用する時計。セイコーのダイバーズの場合、裏ぶたに「AIR DIVER'S 100m」「AIR DIVER'S 200m」など数字の前にAIR DIVER'Sと書いてあれば、それは空気(スキューバ)潜水用防水で間違いない。なお文字盤は「DIVER'S 100M」「DIVER'S 200M」「SCUBA 200m」などが表記されている。ただ文字盤の表記は、メーカーによって違っていたり、デザイン上の理由でない場合もある。
飽和潜水用防水
同じダイバーズウォッチでも飽和潜水用防水というさらに強力な防水モデルも存在する。それらの裏ぶたには「He・GAS DIVER'S 300m」「He・GAS DIVER'S 1000m」などと記載されている。これは本当に200~1000mの深海に潜水する為のプロフェッショナル仕様の腕時計だ。
日常生活強化防水、日常生活防水
ダイバーズウォッチ以外のほとんどの時計は、日常生活強化防水(5~20気圧)か日常生活防水(3気圧)になる。セイコーの説明書によると水泳など水に入っても大丈夫なのが5気圧防水以上、素潜りなどスキンダイビングまで可能なのは10気圧防水以上になるらしい。これらの表記は下記。
3気圧防水:WATER RESISTANT、WATER RESIST、30M、3ATM
5気圧防水:WATER RESISTANT 5BAR、W.R.5BAR、50M、5ATM
10気圧防水:WATER RESISTANT 10BAR、W.R.10BAR、100M、10ATM
20気圧防水:WATER RESISTANT 20BAR、W.R.20BAR、200M、20ATM
なお注意しなければならないのが、日常生活強化防水(5~20気圧)モデルでも、セイコーの海外専用モデルの場合、文字盤には「50M」「100M」「200M」と記載されており、BAR表示ではないことが多い。しかも見た目がダイバーズ風ウォッチだったら、その違いを知らない人が見たら、本物のダイバーズウォッチだと思ってしまうだろう。
見分け方としては、本物のダイバーズウォッチには必ず「DIVER'S 200M」など数字の前にDIVER'SもしくはSCUBAと入る。紛らわしい海外専用モデルのダイバーズ風ウォッチには「200M」としか書かれていない。なお文字盤「200M」のダイバーズ風ウォッチでも裏ぶたにはちゃんと「WATER RESISTANT 20BAR」と書いてあるはず。
まあせいぜいプールで泳ぐくらいの丘ダイバーいや旅ダイバーには、日常生活強化防水10気圧のダイバータイプ(ダイバーズ風なんちゃってダイバーウォッチ)でも十分過ぎる性能なんだが、今回はあくまで本物のダイバーズウォッチ研究なので。
↓セイコー5スポーツのダイバータイプ
SEIKO 5 SPORTS SNZF17JC

SNZF17JC
なお防水についての正確で詳細な情報はSEIKOのサイトを確認されたし。
≫防水について(セイコーウオッチ株式会社)
■セイコーの機械式ダイバーズウォッチの分類
今、日本で購入できるセイコーの機械式ダイバーズウォッチは大きく分けると下記の4つのカテゴリーになる。
1. PROSPEX マリンマスタープロフェッショナル
世界最高レベルの性能で世界中のプロダイバーに絶大な信頼を得ている真のダイバーズウオッチ。現行の国内販売モデルはすべて飽和潜水用防水300Mから1000Mという旅人レベルにはオーバースペック過ぎる性能。現行の機械式モデルは、安い順にSBDX017(270,000円+税)、SBDX013(350,000円+税)、SBEX005(650,000円+税)になる。性能的にも価格的にも旅の腕時計にするには高過ぎる。
↓PROSPEX MARINE MASTER 機械式モデル
2. PROSPEX ダイバースキューバ
スキューバダイビングにも使える空気潜水用防水のダイバーズウオッチ。おそらくすべてAIR DIVER'S 200m。現行の機械式モデルは、安い順にSBDC31,SBDC33(60,000円+税)、SBDC053(80,000円+税)、SBDC051(100,000円+税)、SBDC029(120,000円+税)、SBDC039,SBDC047(130,000円+税)、SBEC001,SBEC002,SBEC003(320,000円+税)になる。旅の腕時計にするには安いモデルで価格的にはギリギリのライン。
↓ダイバースキューバ 機械式 最上位
PROSPEX DIVER SCUBA TRANSOCEAN トランスオーシャン
3. 海外専用モデル PROSPEX(プロスペックス)
プロスペックスには海外でのみ販売している定番モデルや限定モデルが多数存在する。日本では逆輸入モデルとしてネット通販などで入手可能。復刻サードまたはタートルと呼ばれているモデルは価格も手頃で人気が高い。
↓復刻サード限定モデル ブルーラグーン
SEIKO PROSPEX SRPB11K1

SRPB11K1
4. 海外専用モデル 逆輸入ダイバーズ
プロスペックス以外の海外専用モデル逆輸入ダイバーズとして有名なのが通称ブラックボーイやブラックモンスターと呼ばれるモデルとその兄弟機種。もちろんDIVER'S 200m表記の空気潜水用防水と逆回転防止ベゼル。価格も2万円以内から購入可能で、旅の腕時計としては最適かも。
↓プレミア価格の初代ブラックモンスター
SEIKO BLACK MONSTER SKX779K

SKX779K
PROSPEX国内販売モデルの詳細は≫SEIKO公式 PROSPEX SEA
PROSPEX海外販売モデルの詳細は≫SEIKO WATCH PROSPEX SEA
SEIKO海外販売モデルの詳細は≫SEIKO WATCH GLOBAL
まず1のマリンマスタープロフェッショナルは、旅時計の基準の「安い」にまったくもって該当しないので確実に却下。200M空気潜水用防水でもすでに過剰なのに300M飽和潜水用防水とかやり過ぎだし。
2のダイバースキューバシリーズは、10万円を超えるモデルに関してはやはり旅時計の「安い」の基準外。ただ10万円以下のモデルに関しては実売価格によってはありかも。
まあでも実際、旅の時計の基準にマッチしているのは、3と4の海外モデルだろう。
安いモデルとちょっと高いモデルに防水性能の違いはない。では何が違うのかと言うと、キャリバーやケース素材、風防素材、ベルト素材、手巻き機能の有無、パワーリザーブ(動力の貯蔵量)、などの違いになる。当然、価格が高いモデルの方がより良い物が使われているということになる。
■旅に最適な機械式ダイバーズはこれだ
これまでの研究の成果を元に旅に最適と思われる機械式ダイバーズウォッチをまとめてみた。なおセイコーの各ダイバーズウォッチには通称(あだ名、ニックネーム)がある。
※詳細は画像をクリック
1. ボーイ(BOY)
SKX007 SKX009 SKX011 SKX013 SKX173 SKXA35
Cal.7S26
カテゴリー:海外専用モデル 逆輸入ダイバーズ
ケース幅:メンズ約42mm、ボーイズ約36mm
説明:海外で圧倒的な人気を誇るロングセラーモデル。ムーブメントは、セイコー5シリーズに使われている壊れにくく長持ちなキャリバー7S26を搭載。各違いは見た目だけ。ベルトがステンレスかウレタンかとか、ベゼルの色とか、文字盤の色やデザイン、サイズとか。SKX013はボーイズサイズで、他はメンズサイズ。SKX173とSKXA35はSKX007の文字盤のデザイン違いの北米版兄弟機。なおネイビーボーイSKX009とまったく同じと思われる北米版SKX175というモデルも存在する。
ブラックボーイ(BLACK BOY)
ネイビーボーイ(NAVY BOY)またはペプシ(PEPSI)
オレンジボーイ(ORANGE BOY)
SKX011J1

SKX011J1
ブラックボーイ(BLACK BOY) ボーイズ
ボーイ(BOY ) 北米モデル
2. 復刻サード(3RD) タートル(TURTLE)
SRP777 SRP779 SRP775 SRP773 SRP789 SRP787
Cal.4R36
カテゴリー:海外専用モデル PROSPEX(プロスペックス)
ケース幅:約45mm
説明:SEIKOが1970年代に販売した機械式ダイバーの3rdモデル6309 通称「サードダイバー」を復刻したモデル。ケース形状が亀の甲羅に似ていいることから「タートル」と呼ばれている。ムーブメントは、デイデイト表示と手巻き機能、ハック(秒針停止)機能付きのキャリバー4R36を搭載。各違いは主に見た目。ベルトがステンレスかウレタンかとか、ベゼルの色とか、文字盤の色やデザインなど。なお限定でブルーラグーンタートルSRPB11、アジア限定グリーンタートルSRPB01、タイ限定ジンベイ タートルSRPA19 ZIMBEという特別なモデルも存在する。
PROSPEX 3rd復刻 ニュータートル
PROSPEX × PADI コラボモデル
SRPA21 PADI

SRPA21
3. スモー(SUMO)
SBDC031 SBDC033
Cal.6R15
カテゴリー:PROSPEX(プロスペックス) ダイバースキューバ
ケース幅:約45mm
説明:セイコーが国内でも販売するPROSPEX ダイバースキューバの機械式自動巻きモデル。SBDC031 SBDC033は2015年10月発売の現行モデルで、初期モデルは2007年4月発売のSBDC001 SBDC003 SBDC005。初期との主な違いは文字盤の表記。ニックネーム「SUMO」の呼び方は「スモー」または「スモウ」で、由来は不明だが、ケース形状がお相撲さんぽいから?なのかな。ムーブメントは、セイコーメカニカルシリーズにも採用のキャリバー6R15を搭載。パワーリザーブ50時間以上、デイト表示、手巻き機能、ハック(秒針停止)機能。各違いは文字盤とベゼルの色のみ。なお海外限定でSPB031グリーンSUMO、SPB029ホワイトSUMO、SBDC017イエローSUMOというモデルも存在する。それと国内でも販売されたSBDC049 PADIコラボ限定モデルもある。
PROSPEX スモー(スモウ)
4. モンスター (MONSTER)
SRP307 SRP313 SRP309 SRP315 SRP311 SRP583 SRP581
Cal.4R36
分類:海外専用モデル 逆輸入ダイバーズ&PROSPEX(プロスペックス)
ケース幅:約42mm
説明:海外で大人気だったブラックモンスターSKX779&オレンジモンスターSKX781の第二世代・後継モデルでインデックスがサメの歯に似ていることからモンスター シャークトゥース(MONSTER SHARK TOOTH)とも呼ばれている。モンスターシリーズは他にはない独自のデザインと存在感でセイコーダイバーズの中でも特に人気が高い。ムーブメントは、デイデイト表示と手巻き機能、ハック(秒針停止)機能付きのキャリバー4R36を搭載。各違いは主に見た目。ベルトがステンレスかウレタンかとか、ベゼルの色とか、文字盤の色やデザインなど。限定モデルとして、ネイビーモンスターSRP455というモデルもある。
ブラックモンスター
オレンジモンスター
ブラックオレンジモンスター
SRP311

SRP311
プロスペックス モンスター
5. ベビーツナ (BABY TUNA)
SRP637 SRP639 SRP641 SRP653 SRP655
SRPA79 SRPA81 SRPA82 SRPA83
Cal.4R36
カテゴリー:海外専用モデル PROSPEX(プロスペックス)
ケース幅:約47mm
説明:マリーンマスターシリーズの外胴プロテクターつきモデルは海外で「ツナ缶(TUNA-CAN)」というニックネームで呼ばれていて、それより一回り小さい外胴付きモデルは「ベイビーツナ」と呼ばれている。ベビーと言ってもケース幅約47mmとダイバーズの中ではかなりゴツくて大きい。ダイヤルやベゼルはモンスターをベースにデザインされている。所属シリーズは日本未発売のプロスペックス・ダイバースキューバで、流通量も少ないレアモデル。ムーブメントは、デイデイト表示と手巻き機能、ハック(秒針停止)機能付きのキャリバー4R36を搭載。各違いは主に見た目。ベルトがステンレスかウレタンかとか、ベゼルの色とか、文字盤の色やデザインなど。
PROSPEX ベビーツナ
SRP637

SRP637
■他の機械式ダイバーズ
10万円以下で購入可能な他の機械式ダイバーズもまとめてみた。とにかく軽いチタンケースのショーグン(SHOGUN)やサファイアガラスと現代デザイン版復刻モデル1stダイバーズなどは値段を気にしないならかなりオススメかも。パワーリザーブ表示のオリエント M-Forceはコスパ最高かも。
※詳細は画像をクリック
SEIKO PROSPEX SBDC029 SHOGUN
通称:ショーグン(SHOGUN)
Cal.6R15
説明:重さ114g、ダイヤシールド搭載純チタンケース採用モデル。
SBDC029

SBDC029
SEIKO PROSPEX 1stダイバーズ復刻 現代デザイン
Cal.6R15
説明:国産ダイバーズの始まりとなったファーストダイバーズを現代風に解釈したモデル。
SEIKO PROSPEX MOHAWK
通称:モホーク(MOHAWK)
Cal.4R36
説明:逆回転防止ベゼルの4時位置までが立体的かつ反転色になっており判読性に優れるモデル。
ORIENT M-Force
Cal.40N5A
説明:サファイアガラス、パワーリザーブ表示機能、自動巻(手巻き、ハック(秒針停止)付き)、JIS規格の本格200mダイバーモデル。
■番外:ソーラー式ダイバーズ
旅以外にも仕事など普段使いするなら、精度などを考えるとソーラー式モデルの方が便利。特にソーラー電波なら時刻合わせの必要がなくなる。
※詳細は画像をクリック
CITIZEN PROMASTER Eco-Driv 電波時計
説明: 電波受信機能を持った200m潜水用防水ダイバーズウォッチ。
SEIKO PROSPEX ソーラー チタン
説明:ソーラー充電機能とステンレスよりも軽い純チタンケース&ベルトのモデル。もちろん200m潜水用防水。
SEIKO PROSPEX ソーラー
説明:ソーラー充電のベーシックなダイバーズウォッチ。もちろん200m潜水用防水。
逆輸入モデル
SNE435P1 PADI

SNE435P1
ALBA スタンダード ソーラー
説明:セイコーのセカンドブランドのアルバ(ALBA)のスタンダードなソーラー式ダイバーズウォッチ。もちろん200m潜水用防水。
※注意:すべて素人が調べた研究結果なので、内容に誤りがあるかもしれません。
以上、ネット通販などで2017年6月現在10万円以下で購入できる日本メーカーの機械式ダイバーズウォッチはほぼ網羅してあるのでこの中からどれかを選べば、おのずと最強の旅腕時計を手に入れることになる。もちろん本格的なスキューバダイビングでも使用可能。
意外だったのが、CITIZEN(シチズン)「PROMASTER(プロマスター)」シリーズのダイバーズウォッチの現行モデルに機械式(自動巻き)ムーブメント搭載モデルが一つも見つけられなかったこと。エコ・ドライブかエコ・ドライブ電波時計しかなくて、エコ・ドライブってなんだろうと思って調べたら、ソーラー式の呼び方なんだとか。
あとSEIKO(セイコー)のダイバーズウォッチに電波ソーラー&GPSソーラーモデルが存在しないのも意外だった。
CASIO(カシオ)は元々は電卓メーカーなので機械式の腕時計自体が無い。さらにダイバーズウォッチと呼べるデザインと性能の腕時計もない。カシオのダイバーズウォッチは、G-SHOCKシリーズのFROGMANというモデルが、ISO規格200m潜水用防水に対応しているが、見た目はGショック。
↓フロッグマン
G-SHOCK FROGMAN GWF-D1000B-1JF

GWF-D1000B-1JF
ORIENT(オリエント時計)は、前身の東洋時計が1901年(明治34年)創業の歴史あるウォッチ専業メーカーだったが、2001年にセイコーエプソンの子会社になり、2017年に統合され同社の腕時計ブランド(ORIENTブランド)になった。安価なモデルから高級機までメイド・イン・ジャパンの機械式時計を製造している。
さーいよいよ最強の旅腕時計を手に入れて本物の旅ダイバーになる時がやってきた!
果たして、どれを買ったのか!?
それは・・・次回、詳細にお伝え予定、お楽しみに!
つづく
世界に誇るセイコーダイバーズウオッチのすべて

セイコーダイバーズウオッチ進化論
セイコーの陸・海・空の独創的なプロフェッショナルウオッチ・シリーズを35年にわたり開発してきた特殊時計開発の第一人者、徳永幾男氏が今年50周年を迎えたセイコーダイバーズウオッチの歩みを解説する。技術、意匠、特許など多角的なスポットを当てることで、「ダイバーズウオッチ」がもたざるを得ない、本来の“宿命”をも浮き彫りにする技術ドキュメントだ。巻頭カラーでは本書で紹介される技術を受け継いだ、50周年モデルを含む最新系モデルを紹介する。
※この記事は前回の記事「何度も旅をしてわかった!(私の)旅に必要な腕時計はこれだった」の続きみたいなものです。
ヤンゴン(Yangon)から東南の方角にあるシリアム(Syrium)という町の外れにあるチャイカウ・パゴダ(Kyaik Khauk Pagoda)の前のタンリーアン=カイオックタン・ロード(Thanlyin-Kyauktan Road)という道からNo.6ロード(No.6 Road)という道に入り、East University Station(和訳:東大学駅)まで45分ほど歩いたその途中の東ヤンゴン大学の前辺りで撮影。
その道中、大雨でもなく小雨でもないごく普通の雨がずっと降っていた。大雨なら迷わずレインジャケットを着るのだが、普通の雨だったので、Tシャツのまま濡れながら歩いた。というのもミャンマーの蒸し風呂のような気温の中で長袖を着る気にはとてもならなかったからだ。ただやはり雨の中を45分も歩いたので目的地についた頃には、ずぶ濡れになっていた。
この時に限らず夏の旅の途中の雨が土砂降りでなければ、レインジャケットも傘も出さないことが多い。当然、自分もカメラもレンズもバックパックも腕時計もびしょ濡れになってしまう。ただそれらが濡れるのを気にしながらだと旅に集中できないので、当然、それらには高い防滴または防水の性能が求められる。
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkII 12-40mm F2.8 PRO Lens Kit
私が旅の相棒に選んだカメラとレンズは、過去の経験から絶対的信頼を寄せるオリンパスの防塵・防滴・-10℃耐低温ボディOM-D E-M1とE-M5MarkIIとM.Z.D PROシリーズだ。このカメラの防塵防滴は本物だ。何度も激しい雨の中で使用してきたが、一度も壊れたことはない。

イスカ(ISUKA) ウルトラライト ドライスタッフバッグ 10 グリーン
SEA TO SUMMIT(シートゥサミット) ウルトラSIL ドライデイパック
バックパックが雨に濡れても大丈夫なように中身を防水性の高いドライスタッフバッグで保護し、さらに通常はレインカバーをつけっぱなしにして持ち歩いている。またデイパックは防水の物を使っている。
SEIKO 5 SPORTS SNZG17
腕時計は前回の記事(何度も旅をしてわかった!(私の)旅に必要な腕時計はこれだった)で書いた通り「SEIKO 5 SPORT (セイコーファイブスポーツ) SNZG17」という10気圧日常生活強化防水のもの。何度も雨に濡れ、そして水道で丸洗いもしてきたが、4年間故障知らず。
つまり旅の装備でとても重要な機能、それは耐水・防滴・防水など水に対する信頼性だと思う。どんなに激しい雨や雪の中でも装備が濡れるのを気にせずに行動できるかが重要なのだ。
最強の旅腕時計
セイコー ダイバーズ ウォッチ 機械式(自動巻き) 研究
前置き長くなったが、ここから前回の記事のつづき、「そしてついに発見した最強の旅時計セイコーの機械式ダイバーズ」ということで、旅にDiveする旅ダイバーになるべくセイコーダイバーズ選びの研究の成果をお伝えする。
なお「旅の腕時計に必要な基準」や「旅の腕時計に不要な機能」、「旅の腕時計にダイバーズが最強な理由」については前回の記事(何度も旅をしてわかった!(私の)旅に必要な腕時計はこれだった)を読んでほしい。
■セイコーダイバーズウォッチの動力の種類
まずセイコーのダイバーズウォッチの動力には下記の5種類が存在することがわかった。
1. 機械式
機械式、自動巻き、オートマチック(Automatic)、メカニカルと表記されているモデルがこれに該当する。動力はゼンマイ。「自動巻き(オートマチック)」は腕の動きで自動的にゼンマイが巻き上がる。「手巻き」は毎日手で巻く必要がある。(私の)旅に必要な腕時計の基準として、機械式を選ぶ理由は前回に書いた通り電池交換が無いこと。電池交換がなければ浸水による故障の確率を下げられるという考え方である。
2. スプリングドライブ
センマイで駆動・発電してクオーツで制御するセイコーのみが製造できる高い精度を誇る機械式とクォーツを融合した究極の時計。電池交換が無い機械式と同じ仕組みだが、クォーツ(水晶)で制御しているので精度が高いのが特徴。はっきり言って理想の時計ではあるが、お値段がべらぼうに高いので旅時計には向かない。
3. クォーツ
電池と電子回路で動く時計。機械式よりも精度が高く、耐震性能も高く、製造原価も安い。「旅の腕時計に必要な基準」で書いた通り、電池交換による浸水のリスクが伴う。
4. ソーラー
光を太陽電池ユニットで電気に変えて二次電池に蓄電してクォーツで動く時計。クォーツより電池交換の頻度は低い。
5. キネティック
機械式の自動巻きと同じような仕組みで手の振りで電気を発電して二次電池に蓄電してクォーツで動く時計。ソーラーと同じくクォーツより電池交換の頻度は低い。
この中で電池を使わないのが1の機械式と2のスプリングドライブになる。クォーツ式の場合は約2~3年毎に電池交換が必要になる。ソーラーとキネティックは二次電池という充電式の電池を使っており、これは約5~7年で交換が必要になるらしい。
なお精度に関してはクォーツ式で時刻をあわせている2~5が1の機械式に比べて圧倒的に高精度。ただ(私の)旅の腕時計の基準でとにかく重要なのは、精度よりも防水性能である。
私が過去に経験した旅後の2回の故障はいずれも電池交換後だった。メーカーに預けるのが面倒でデパートの時計屋や某ヨ●バシで電池交換したのが悪かった。街の時計屋の多くは防水試験機を持っておらず、当然防水テストは行われない。だから防水に対して一切保証がない。高い修理代を払い、教訓として学んだのが、防水の腕時計の電池交換はどんなに時間がかかろうがメーカーで行うべきということである。なぜならメーカー修理から戻ってきた腕時計は、次の電池交換まで浸水による故障は皆無だったからである。
まあ、そんな経験から旅時計は機械式一択になった。それに旅の時にしか使わないのに電池交換を2、3年ごとにするのはバカバカしいというのも理由。
↓メカダイバーズ最高峰 Cal.8L55搭載
PROSPEX MARINE MASTER SBEX005

SBEX005
■防水性能について
ダイバーズウォッチを選ぶ時に注意しなければならない点として、防水の性能の違いがある。見た目がダイバーズウォッチでも潜水を伴うスキューバダイビングでは使用できない防水性能のダイバーズ風ウォッチ(なんちゃってダイバーウォッチ)も多く存在するからだ。
空気潜水用防水
表示されている水深までの耐圧性と長時間の使用に耐える防水性を備え、主にスキューバダイビングなどに使用する時計。セイコーのダイバーズの場合、裏ぶたに「AIR DIVER'S 100m」「AIR DIVER'S 200m」など数字の前にAIR DIVER'Sと書いてあれば、それは空気(スキューバ)潜水用防水で間違いない。なお文字盤は「DIVER'S 100M」「DIVER'S 200M」「SCUBA 200m」などが表記されている。ただ文字盤の表記は、メーカーによって違っていたり、デザイン上の理由でない場合もある。
飽和潜水用防水
同じダイバーズウォッチでも飽和潜水用防水というさらに強力な防水モデルも存在する。それらの裏ぶたには「He・GAS DIVER'S 300m」「He・GAS DIVER'S 1000m」などと記載されている。これは本当に200~1000mの深海に潜水する為のプロフェッショナル仕様の腕時計だ。
日常生活強化防水、日常生活防水
ダイバーズウォッチ以外のほとんどの時計は、日常生活強化防水(5~20気圧)か日常生活防水(3気圧)になる。セイコーの説明書によると水泳など水に入っても大丈夫なのが5気圧防水以上、素潜りなどスキンダイビングまで可能なのは10気圧防水以上になるらしい。これらの表記は下記。
3気圧防水:WATER RESISTANT、WATER RESIST、30M、3ATM
5気圧防水:WATER RESISTANT 5BAR、W.R.5BAR、50M、5ATM
10気圧防水:WATER RESISTANT 10BAR、W.R.10BAR、100M、10ATM
20気圧防水:WATER RESISTANT 20BAR、W.R.20BAR、200M、20ATM
なお注意しなければならないのが、日常生活強化防水(5~20気圧)モデルでも、セイコーの海外専用モデルの場合、文字盤には「50M」「100M」「200M」と記載されており、BAR表示ではないことが多い。しかも見た目がダイバーズ風ウォッチだったら、その違いを知らない人が見たら、本物のダイバーズウォッチだと思ってしまうだろう。
見分け方としては、本物のダイバーズウォッチには必ず「DIVER'S 200M」など数字の前にDIVER'SもしくはSCUBAと入る。紛らわしい海外専用モデルのダイバーズ風ウォッチには「200M」としか書かれていない。なお文字盤「200M」のダイバーズ風ウォッチでも裏ぶたにはちゃんと「WATER RESISTANT 20BAR」と書いてあるはず。
まあせいぜいプールで泳ぐくらいの丘ダイバーいや旅ダイバーには、日常生活強化防水10気圧のダイバータイプ(ダイバーズ風なんちゃってダイバーウォッチ)でも十分過ぎる性能なんだが、今回はあくまで本物のダイバーズウォッチ研究なので。
↓セイコー5スポーツのダイバータイプ
SEIKO 5 SPORTS SNZF17JC

SNZF17JC
なお防水についての正確で詳細な情報はSEIKOのサイトを確認されたし。
≫防水について(セイコーウオッチ株式会社)
■セイコーの機械式ダイバーズウォッチの分類
今、日本で購入できるセイコーの機械式ダイバーズウォッチは大きく分けると下記の4つのカテゴリーになる。
1. PROSPEX マリンマスタープロフェッショナル
世界最高レベルの性能で世界中のプロダイバーに絶大な信頼を得ている真のダイバーズウオッチ。現行の国内販売モデルはすべて飽和潜水用防水300Mから1000Mという旅人レベルにはオーバースペック過ぎる性能。現行の機械式モデルは、安い順にSBDX017(270,000円+税)、SBDX013(350,000円+税)、SBEX005(650,000円+税)になる。性能的にも価格的にも旅の腕時計にするには高過ぎる。
↓PROSPEX MARINE MASTER 機械式モデル
SBDX017 通称:MM300 ![]() SBDX017 | SBDX013 通称:ツナ缶(TUNA-CAN) ![]() SBDX013 |
2. PROSPEX ダイバースキューバ
スキューバダイビングにも使える空気潜水用防水のダイバーズウオッチ。おそらくすべてAIR DIVER'S 200m。現行の機械式モデルは、安い順にSBDC31,SBDC33(60,000円+税)、SBDC053(80,000円+税)、SBDC051(100,000円+税)、SBDC029(120,000円+税)、SBDC039,SBDC047(130,000円+税)、SBEC001,SBEC002,SBEC003(320,000円+税)になる。旅の腕時計にするには安いモデルで価格的にはギリギリのライン。
↓ダイバースキューバ 機械式 最上位
PROSPEX DIVER SCUBA TRANSOCEAN トランスオーシャン
SBDC039![]() SBDC039 | SBEC001![]() SBEC001 |
3. 海外専用モデル PROSPEX(プロスペックス)
プロスペックスには海外でのみ販売している定番モデルや限定モデルが多数存在する。日本では逆輸入モデルとしてネット通販などで入手可能。復刻サードまたはタートルと呼ばれているモデルは価格も手頃で人気が高い。
↓復刻サード限定モデル ブルーラグーン
SEIKO PROSPEX SRPB11K1

SRPB11K1
4. 海外専用モデル 逆輸入ダイバーズ
プロスペックス以外の海外専用モデル逆輸入ダイバーズとして有名なのが通称ブラックボーイやブラックモンスターと呼ばれるモデルとその兄弟機種。もちろんDIVER'S 200m表記の空気潜水用防水と逆回転防止ベゼル。価格も2万円以内から購入可能で、旅の腕時計としては最適かも。
↓プレミア価格の初代ブラックモンスター
SEIKO BLACK MONSTER SKX779K

SKX779K
PROSPEX国内販売モデルの詳細は≫SEIKO公式 PROSPEX SEA
PROSPEX海外販売モデルの詳細は≫SEIKO WATCH PROSPEX SEA
SEIKO海外販売モデルの詳細は≫SEIKO WATCH GLOBAL
まず1のマリンマスタープロフェッショナルは、旅時計の基準の「安い」にまったくもって該当しないので確実に却下。200M空気潜水用防水でもすでに過剰なのに300M飽和潜水用防水とかやり過ぎだし。
2のダイバースキューバシリーズは、10万円を超えるモデルに関してはやはり旅時計の「安い」の基準外。ただ10万円以下のモデルに関しては実売価格によってはありかも。
まあでも実際、旅の時計の基準にマッチしているのは、3と4の海外モデルだろう。
安いモデルとちょっと高いモデルに防水性能の違いはない。では何が違うのかと言うと、キャリバーやケース素材、風防素材、ベルト素材、手巻き機能の有無、パワーリザーブ(動力の貯蔵量)、などの違いになる。当然、価格が高いモデルの方がより良い物が使われているということになる。
■旅に最適な機械式ダイバーズはこれだ
これまでの研究の成果を元に旅に最適と思われる機械式ダイバーズウォッチをまとめてみた。なおセイコーの各ダイバーズウォッチには通称(あだ名、ニックネーム)がある。
※詳細は画像をクリック
1. ボーイ(BOY)
SKX007 SKX009 SKX011 SKX013 SKX173 SKXA35
Cal.7S26
カテゴリー:海外専用モデル 逆輸入ダイバーズ
ケース幅:メンズ約42mm、ボーイズ約36mm
説明:海外で圧倒的な人気を誇るロングセラーモデル。ムーブメントは、セイコー5シリーズに使われている壊れにくく長持ちなキャリバー7S26を搭載。各違いは見た目だけ。ベルトがステンレスかウレタンかとか、ベゼルの色とか、文字盤の色やデザイン、サイズとか。SKX013はボーイズサイズで、他はメンズサイズ。SKX173とSKXA35はSKX007の文字盤のデザイン違いの北米版兄弟機。なおネイビーボーイSKX009とまったく同じと思われる北米版SKX175というモデルも存在する。
ブラックボーイ(BLACK BOY)
SKX007KD![]() SKX007KD | SKX007KC![]() SKX007KC |
ネイビーボーイ(NAVY BOY)またはペプシ(PEPSI)
SKX009KD![]() SKX009KD | SKX009KC![]() SKX009KC |
オレンジボーイ(ORANGE BOY)
SKX011J1

SKX011J1
ブラックボーイ(BLACK BOY) ボーイズ
SKX013K2![]() SKX013K2 | SKX013K![]() SKX013K |
ボーイ(BOY ) 北米モデル
SKX173![]() SKX173 | SKXA35 イエローボーイ![]() SKXA35 |
2. 復刻サード(3RD) タートル(TURTLE)
SRP777 SRP779 SRP775 SRP773 SRP789 SRP787
Cal.4R36
カテゴリー:海外専用モデル PROSPEX(プロスペックス)
ケース幅:約45mm
説明:SEIKOが1970年代に販売した機械式ダイバーの3rdモデル6309 通称「サードダイバー」を復刻したモデル。ケース形状が亀の甲羅に似ていいることから「タートル」と呼ばれている。ムーブメントは、デイデイト表示と手巻き機能、ハック(秒針停止)機能付きのキャリバー4R36を搭載。各違いは主に見た目。ベルトがステンレスかウレタンかとか、ベゼルの色とか、文字盤の色やデザインなど。なお限定でブルーラグーンタートルSRPB11、アジア限定グリーンタートルSRPB01、タイ限定ジンベイ タートルSRPA19 ZIMBEという特別なモデルも存在する。
PROSPEX 3rd復刻 ニュータートル
SRP777 ブラック![]() SRP777 | SRP779 ペプシ![]() SRP779 |
SRP775 仏壇![]() SRP775 | SRP773 ネイビー![]() SRP773 |
SRP789 Coke![]() SRP789 | SRP787 バットマン![]() SRP787 |
PROSPEX × PADI コラボモデル
SRPA21 PADI

SRPA21
3. スモー(SUMO)
SBDC031 SBDC033
Cal.6R15
カテゴリー:PROSPEX(プロスペックス) ダイバースキューバ
ケース幅:約45mm
説明:セイコーが国内でも販売するPROSPEX ダイバースキューバの機械式自動巻きモデル。SBDC031 SBDC033は2015年10月発売の現行モデルで、初期モデルは2007年4月発売のSBDC001 SBDC003 SBDC005。初期との主な違いは文字盤の表記。ニックネーム「SUMO」の呼び方は「スモー」または「スモウ」で、由来は不明だが、ケース形状がお相撲さんぽいから?なのかな。ムーブメントは、セイコーメカニカルシリーズにも採用のキャリバー6R15を搭載。パワーリザーブ50時間以上、デイト表示、手巻き機能、ハック(秒針停止)機能。各違いは文字盤とベゼルの色のみ。なお海外限定でSPB031グリーンSUMO、SPB029ホワイトSUMO、SBDC017イエローSUMOというモデルも存在する。それと国内でも販売されたSBDC049 PADIコラボ限定モデルもある。
PROSPEX スモー(スモウ)
SBDC031 ブラック![]() SBDC031 | SBDC033 ネイビー![]() SBDC033 |
4. モンスター (MONSTER)
SRP307 SRP313 SRP309 SRP315 SRP311 SRP583 SRP581
Cal.4R36
分類:海外専用モデル 逆輸入ダイバーズ&PROSPEX(プロスペックス)
ケース幅:約42mm
説明:海外で大人気だったブラックモンスターSKX779&オレンジモンスターSKX781の第二世代・後継モデルでインデックスがサメの歯に似ていることからモンスター シャークトゥース(MONSTER SHARK TOOTH)とも呼ばれている。モンスターシリーズは他にはない独自のデザインと存在感でセイコーダイバーズの中でも特に人気が高い。ムーブメントは、デイデイト表示と手巻き機能、ハック(秒針停止)機能付きのキャリバー4R36を搭載。各違いは主に見た目。ベルトがステンレスかウレタンかとか、ベゼルの色とか、文字盤の色やデザインなど。限定モデルとして、ネイビーモンスターSRP455というモデルもある。
ブラックモンスター
SRP307![]() SRP307 | SRP313![]() SRP313 |
オレンジモンスター
SRP309![]() SRP309 | SRP315![]() SRP315 |
ブラックオレンジモンスター
SRP311

SRP311
プロスペックス モンスター
SRP583![]() SRP583 | SRP581![]() SRP581 |
5. ベビーツナ (BABY TUNA)
SRP637 SRP639 SRP641 SRP653 SRP655
SRPA79 SRPA81 SRPA82 SRPA83
Cal.4R36
カテゴリー:海外専用モデル PROSPEX(プロスペックス)
ケース幅:約47mm
説明:マリーンマスターシリーズの外胴プロテクターつきモデルは海外で「ツナ缶(TUNA-CAN)」というニックネームで呼ばれていて、それより一回り小さい外胴付きモデルは「ベイビーツナ」と呼ばれている。ベビーと言ってもケース幅約47mmとダイバーズの中ではかなりゴツくて大きい。ダイヤルやベゼルはモンスターをベースにデザインされている。所属シリーズは日本未発売のプロスペックス・ダイバースキューバで、流通量も少ないレアモデル。ムーブメントは、デイデイト表示と手巻き機能、ハック(秒針停止)機能付きのキャリバー4R36を搭載。各違いは主に見た目。ベルトがステンレスかウレタンかとか、ベゼルの色とか、文字盤の色やデザインなど。
PROSPEX ベビーツナ
SRP637

SRP637
SRP639![]() SRP639 | SRP641![]() SRP641 |
SRP653![]() SRP653 | SRP655![]() SRP655 |
SRPA79![]() SRPA79 | SRPA81![]() SRPA81 |
SRPA82![]() SRPA82 | SRPA83 PADI![]() SRPA83 |
■他の機械式ダイバーズ
10万円以下で購入可能な他の機械式ダイバーズもまとめてみた。とにかく軽いチタンケースのショーグン(SHOGUN)やサファイアガラスと現代デザイン版復刻モデル1stダイバーズなどは値段を気にしないならかなりオススメかも。パワーリザーブ表示のオリエント M-Forceはコスパ最高かも。
※詳細は画像をクリック
SEIKO PROSPEX SBDC029 SHOGUN
通称:ショーグン(SHOGUN)
Cal.6R15
説明:重さ114g、ダイヤシールド搭載純チタンケース採用モデル。
SBDC029

SBDC029
SEIKO PROSPEX 1stダイバーズ復刻 現代デザイン
Cal.6R15
説明:国産ダイバーズの始まりとなったファーストダイバーズを現代風に解釈したモデル。
SBDC051![]() SBDC051 | SBDC053![]() SBDC053 |
SEIKO PROSPEX MOHAWK
通称:モホーク(MOHAWK)
Cal.4R36
説明:逆回転防止ベゼルの4時位置までが立体的かつ反転色になっており判読性に優れるモデル。
SRP587![]() SRP587 | SRP589![]() SRP589 |
ORIENT M-Force
Cal.40N5A
説明:サファイアガラス、パワーリザーブ表示機能、自動巻(手巻き、ハック(秒針停止)付き)、JIS規格の本格200mダイバーモデル。
WV0201EL (SEL0A003M0) M-Force Bravo ![]() WV0201EL | WV0191EL (SEL0A002D0) M-Force Bravo ![]() WV0191EL |
WV0161EL (SEL07002H0) M-Force Delta ![]() WV0161EL | WV0151EL (SEL07002B0) M-Force Delta ![]() WV0151EL |
■番外:ソーラー式ダイバーズ
旅以外にも仕事など普段使いするなら、精度などを考えるとソーラー式モデルの方が便利。特にソーラー電波なら時刻合わせの必要がなくなる。
※詳細は画像をクリック
CITIZEN PROMASTER Eco-Driv 電波時計
説明: 電波受信機能を持った200m潜水用防水ダイバーズウォッチ。
PMD56-3081![]() PMD56-3081 | PMD56-3083![]() PMD56-3083 |
SEIKO PROSPEX ソーラー チタン
説明:ソーラー充電機能とステンレスよりも軽い純チタンケース&ベルトのモデル。もちろん200m潜水用防水。
SBDJ013![]() SBDJ013 | SBDJ011![]() SBDJ011 |
SBDJ009![]() SBDJ009 | SBDN013![]() SBDN013 |
SEIKO PROSPEX ソーラー
説明:ソーラー充電のベーシックなダイバーズウォッチ。もちろん200m潜水用防水。
SBDJ017![]() SBDJ017 | SBDJ019![]() SBDJ019 |
逆輸入モデル
SNE441P1![]() SNE441P1 | SNE439P1![]() SNE439P1 |
SNE435P1 PADI

SNE435P1
ALBA スタンダード ソーラー
説明:セイコーのセカンドブランドのアルバ(ALBA)のスタンダードなソーラー式ダイバーズウォッチ。もちろん200m潜水用防水。
AEFD530![]() AEFD530 | AEFD529 ![]() AEFD529 |
※注意:すべて素人が調べた研究結果なので、内容に誤りがあるかもしれません。
以上、ネット通販などで2017年6月現在10万円以下で購入できる日本メーカーの機械式ダイバーズウォッチはほぼ網羅してあるのでこの中からどれかを選べば、おのずと最強の旅腕時計を手に入れることになる。もちろん本格的なスキューバダイビングでも使用可能。
意外だったのが、CITIZEN(シチズン)「PROMASTER(プロマスター)」シリーズのダイバーズウォッチの現行モデルに機械式(自動巻き)ムーブメント搭載モデルが一つも見つけられなかったこと。エコ・ドライブかエコ・ドライブ電波時計しかなくて、エコ・ドライブってなんだろうと思って調べたら、ソーラー式の呼び方なんだとか。
あとSEIKO(セイコー)のダイバーズウォッチに電波ソーラー&GPSソーラーモデルが存在しないのも意外だった。
CASIO(カシオ)は元々は電卓メーカーなので機械式の腕時計自体が無い。さらにダイバーズウォッチと呼べるデザインと性能の腕時計もない。カシオのダイバーズウォッチは、G-SHOCKシリーズのFROGMANというモデルが、ISO規格200m潜水用防水に対応しているが、見た目はGショック。
↓フロッグマン
G-SHOCK FROGMAN GWF-D1000B-1JF

GWF-D1000B-1JF
ORIENT(オリエント時計)は、前身の東洋時計が1901年(明治34年)創業の歴史あるウォッチ専業メーカーだったが、2001年にセイコーエプソンの子会社になり、2017年に統合され同社の腕時計ブランド(ORIENTブランド)になった。安価なモデルから高級機までメイド・イン・ジャパンの機械式時計を製造している。
さーいよいよ最強の旅腕時計を手に入れて本物の旅ダイバーになる時がやってきた!
果たして、どれを買ったのか!?
それは・・・次回、詳細にお伝え予定、お楽しみに!
つづく
世界に誇るセイコーダイバーズウオッチのすべて
セイコーダイバーズウオッチ進化論
セイコーの陸・海・空の独創的なプロフェッショナルウオッチ・シリーズを35年にわたり開発してきた特殊時計開発の第一人者、徳永幾男氏が今年50周年を迎えたセイコーダイバーズウオッチの歩みを解説する。技術、意匠、特許など多角的なスポットを当てることで、「ダイバーズウオッチ」がもたざるを得ない、本来の“宿命”をも浮き彫りにする技術ドキュメントだ。巻頭カラーでは本書で紹介される技術を受け継いだ、50周年モデルを含む最新系モデルを紹介する。
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キャットさん (2017-07-14) edit
携帯電話を使うようになってから、腕時計は買わなくなったけど、やっぱり好きな人は好きなんだろうな。
GOUGLEさん (2020-10-27) edit
今まで時計に熱狂的にハマったのは2回。オメガのスピードマスタープロフェッショナルに惚れて。ムーンウォッチとしての歴史なども熱中する事になった背景にあったと思う。今はSEIKOのダイバーズがなぜか魅力的で。スイス製の時計には目もくれない。時計の見栄やプライドなども絡めた様なアクセサリー的要因から少し離れたところに魅力を感じるのかなと思う。
メイドインジャパン。暗闇での視認性。不必要なくらいのスペックと外胴やワンピースのケースに見られる機能美。そこそこの値段を出すとまず他人と被る事のない唯一無二感も魅力かな。
男にとって時計とは自己満足の塊の様なもの。
携帯あるから必要ないと言われればそうだろう。無理にする必要はない。いい時計は決して安い物ではない事が多い。惚れた時計に出会って意を決してそれを手に入れた時の幸福感は普段の生活に少しハリを与えてくれる。時間を確認する動作に喜びを与えてくれる。それは価値のある事だと思う。
メイドインジャパン。暗闇での視認性。不必要なくらいのスペックと外胴やワンピースのケースに見られる機能美。そこそこの値段を出すとまず他人と被る事のない唯一無二感も魅力かな。
男にとって時計とは自己満足の塊の様なもの。
携帯あるから必要ないと言われればそうだろう。無理にする必要はない。いい時計は決して安い物ではない事が多い。惚れた時計に出会って意を決してそれを手に入れた時の幸福感は普段の生活に少しハリを与えてくれる。時間を確認する動作に喜びを与えてくれる。それは価値のある事だと思う。
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