何度も旅をしてわかった!(私の)旅に必要な腕時計はこれだった
2017.06.23 (Fri) : 腕時計
写真は私が旅の相棒として使っている「SEIKO 5 SPORT (セイコーファイブスポーツ) SNZG17」というセイコーの腕時計。
セイコーがアジアや中東、南米など海外向けに生産販売しているセイコー5シリーズの機械式腕時計である。タイを旅した時にふと立ち寄った時計屋でこのセイコー5シリーズの存在を初めて知り、微妙にチープでレトロかつ東南アジア中東テイストな何とも言えないデザインに衝撃を受けた。
これです↓

SEIKO 5 SPORTS SNZG17
セイコー5とは、1960年代前半頃から現在まで長期にわたり生産され続けている海外では大人気のシリーズで、かつて1970年代までは国内でも大ヒットしていたんだとか。現在は日本国内への供給はないので、売っている物は逆輸入品になる。
セイコー5シリーズには、切れないゼンマイ(ダイアフレックス)、落下による衝撃減衰機能の耐震装置(ダイアショック)の組み込み、自動巻き(オートマチック)、日常生活防水(3気圧)以上の防水機能、日付と曜日のデイデイト表示、コピー品防止目的のシースルーバック(裏スケルトン)、しかもスクリューバック、機械式時計なのにめっちゃ安い、という特徴がある。
使われているのは、安くても壊れにくい7S26(または7S36)という機械式ムーブメント。東南アジアや中東、南米の過酷な自然環境やハードな使用、所得や物価、電池の供給事情、盗難などの治安問題、コピー品問題など、さまざまな現地事情に合わせて日本が誇る世界的時計メーカーのセイコーが製造するコストパフォーマンス最高のロープライス機械式腕時計、それがセイコー5シリーズである。
なおセイコー5には安い順に「ファイブ(5)」「ファイブスポーツ(5 SPORT)」「ファイブスペーリア(5 SUPERIOR)」など、主に3つのグレードがあって、私のファイブスポーツは防水が10気圧(10BAR)まで強化されているバージョン。
↓機械式なのに1万円以下

セイコー5 SNK809
↓5スポーツは1万円台から

SEIKO 5 SPORTS SNZH55
↓スペーリアには5の表記がない

セイコー スーペリア SSA093
「これぞまさに旅に最適な腕時計じゃないか!」
私はかつて旅に外国製の腕時計を持っていったら壊れたという経験が2回ある。いずれも浸水によるもの。たぶん大雨にさらされたのが原因。しかも修理代がバカ高かった。1回の修理代でこの腕時計が3個くらい買える。
そして「やっぱ旅とか実用品なら日本メーカーだな」と思った。
日本の時計には、カシオGショックに代表される安くても壊れないイメージがあったし、安いので壊れたら修理ぜずに新しく買い直せばいい。
それに腕時計は旅の途中で必ずといっていいほど傷がつく。高価な腕時計に傷がついたらショックが大きいし、傷つかないように気を使っていたら旅に集中できない。
そんな考察を経て、2013年夏頃にこの腕時計を買ったのだ。
それから実際に約4年ほど主に旅で使ってきたが、故障することなく現在まで稼働しているし、やはり風防及びケースにはちょっと目立つ傷がついた。
ちなみに数あるセイコー5シリーズの中から旅の相棒にこのSNZG17を選んだ決め手はデザイン、オールブラック+ミリタリー調のタフな感じのデザインが旅の過酷なアウトドア環境での使用をイメージさせたからだ。
※注意:撮影の為に一瞬だけ上のような水圧で行ったものです。上のような水圧で直接蛇口から水をかけて洗う行為は防水不良になる恐れがあります。いつも水で洗う時はちょろちょろ出す感じの低水圧て行っています。
■旅の腕時計に必要な基準
この時計を買う時に、(私の)旅に必要な腕時計の基準として考えたのが下記である。
1. 防水
これはとても重要で、スコールにさらされても、海や川に浸かっても、水道で洗っても壊れないことが最低条件。つまり5気圧防水(50m防水)以上。夏の旅ではとにかく汗をかく。汗をかくと腕時計のベルトが臭くなる。だから水道で洗えることは、本当に必要な機能なのだ。防水機能はオーバースペックなくらいでちょうどいいと思う。
2. 機械式
電池交換がなければ浸水による故障の確率を下げられる。クォーツや電波時計、GPS時計に比べて時間が狂うという精度の問題があるが、私の主な旅先では秒単位までの正確な時間はそれほど必要ではない。むしろ時間がゆっくり流れているのでおおまかな時間が把握できればそれでいい。
3. アナログ
やはりデジタルに比べて、おおまかな時間、時間の経過、残り時間などを針の位置で直感的に把握しやすい。
4. 適度なチープさ
日本ではまず大丈夫だが、もし海外を旅する場合は、高級な物を身につけるのはとても危険だ。特に観光地以外のエリアを歩く場合や貧しいとされる国に行く場合は高級な物を身に着けていると強盗に襲われるリスクが上がる。バッグやアクセサリーはもちろんだが、腕時計もしかり。ロレックスをしていた人がナタで腕ごと切り落とされて奪われたという話は都市伝説かもしれないが、ロレックス=金持ちだと思われ強盗に待ち伏せされて身ぐるみ剥がれるなんてのは本当によくある話。その点、そのような国ではセイコーやカシオ=安い時計という認識なのでリスクが下がる。
5. 安い
すでに書いたとおり、安い時計なら壊れても、盗まれても、紛失しても、傷つけても、問題ありませーん。
6. 日本のメーカー
やっぱメイド・イン・ジャパンもしくはジャパン・クオリティは最高だ。高くて良いのは当たり前、安くても良い、壊れない、それがジャパン・クオリティ。昔は富裕層しか手に入れることができなかった腕時計をあらゆる国の誰でも手に入れられるようにした功績は偉大だと思う。日本人なら日本の時計を誇りを持って堂々とつけたい。
1の防水と2の機械式というのは実は密接にリンクしていて、防水性能を長く維持するにはやはり電池交換がまったく無い機械式の方がリスクが下げられるという結論である。安い時計なのでもし壊れたら捨てるんだけど、どうせなら10年くらいは使いたいしね。
↓グランドセイコー?いやセイコー5です

セイコー5 SNK563J1
■旅の腕時計に不要な機能
逆に(私の)旅の腕時計にはあまり必要が無いと考えた機能は下記。
1. デジタル
針が無いので、時間の経過、残り時間を直感的に把握することができない。
2. アラーム
目覚まし代わりに便利だが、設定が面倒。スマホやタブレットなら音声認識を使って簡単に設定できる。
3. 標準電波、衛生(GPS)電波
1週間そこらの旅に秒単位までの正確さは必要ないかなと。それに海外だと時刻変更は国境を超えた時点の移動中の乗り物内などか、空港など到着した建物内でするので、そこだと電波やGPSを受信できない場合が多い。
4. GMTやワールドタイム機能
あれば便利なんだろうけれど、頻繁に国境を超えるわけじゃないので無くても困らない。ただデュアルタイム機能(2つの時間を同時に表示)は海外に長期で滞在するなら便利そう。
5.ストップウォッチやタイマー
旅先で秒単位までの計測が必要な場面はない。ただ分単位の大まかな経過時間や残り時間の把握には便利だと思うが、もしクロノグラフ付きの機械式時計を選んだ場合、どんなに安くても10万円を超えるだろう。
6. 特殊機能
方位、気圧、温度、高度、水深測定器、タイドグラフなどは、まず使わないし、使いこなせない。
7. デイデイト
旅の時にしか使わない腕時計に曜日表示はもちろん日付表示も必要ない。なぜなら時刻合わせにひと手間かかり、面倒だからだ。ただなぜか日本の安い自動巻きでノンデイトのモデルが見つからない。ロレックスには現行でもノンデイトモデルが存在するがセイコーにはなぜか昔のアンティークウォッチにしかノンデートが存在しないのだ。さらにセイコー5はもれなくデイデイト(日付と曜日)が付いてくる。これは私にとって唯一のデメリットである。
追記・訂正:グランドセイコーなどに使われているcal.9S61はノンデイト仕様でした
1~6の機能は付いてる=電池式(クォーツ)になるので、そういった観点からも却下となる。ただもし仕事で使う実用時計を選ぶならソーラー電波は便利だと思う。それとデイデイト機能だが、旅中は常に今日が何日で何曜日なのかを把握しながら行動しているし、カレンダーを見るならスマホやタブレットを見るでしょ今は。
これらの理由により選んだセイコー5スポーツSNZG17は、私の旅時計としてなんの問題もなく淡々と時を知らせてくれた。まあ、あえて不満点を上げるとしたら、手巻きとハック(秒針停止)の機能が無いという点かな。
しかし今回、改めて、これまで何度も旅をしてきた経験を元に「(私の)旅に必要な腕時計」を再考察してみた。
そしてついに発見してしまった!
セイコー5よりもタフネスで、
意外に安くて、
とっても便利な機能も付いた、
最強の旅時計を!
それは・・・セイコーの機械式ダイバーズ!
別にセイコーに限定しているわけではないけど、日本メーカーの機械式ダイバーズウォッチで安いのは、ほとんどセイコーで、シチズンとオリエントがわずかにラインナップしているだけ。それにセイコーのダイバーズは、50年以上に渡る進化の歴史があり、プロフェショナルにも信頼度が高いらしい。
↓復刻3rdダイバーと呼ばれるモデル

セイコー プロスペックス ダイバーズ SRP775
■旅の腕時計にダイバーズが最強な理由
なぜ機械式ダイバーズが旅の腕時計として最強なのか?理由は下記である。これまで書いた考察にプラスしてみてほしい。
1. 防水の信頼性が段違い
ダイバーズウォッチの防水は、本当の空気潜水用に開発されているので、普通の腕時計に比べ防水や防塵の性能が段違いに高い。ダイビングとかしないのでダイバーズウォッチって眼中なかったけど、よくよく調べたら、北極や南極、さらにエベレスト登山など地球上のあらゆる過酷な環境下で冒険家や探検家たちにも使われているんだとか。もちろん旅人レベルには、はっきり言ってオーバースペックかもしれないけれど、水に対する圧倒的な安心感、それこそ旅の腕時計に最も必要な要素だと思う。
2. 逆回転防止ベゼルの活用
回転ベゼルはダイバーが潜水の時の酸素ボンベ残量を確認する為の機能だ。安全の為、逆回転防止になっており、ベゼルが時間が進む方向に回らないようになっている。旅ではもちろん潜水することはないのでこの本来の目的で使うことはない。ただ、登山や徒歩での移動などで大まかな経過時間を計測したり、駅などで時間調整する時に列車の発車時刻にベゼルを合わせておけば、残り時間を一瞬で確認するのに活用できる。
3. アナログかつ視認性が高い
深海での視認性を考えて作られているので、文字盤や針が大きく見やすい。また文字盤には蓄光機能(ルミブライトなど)が搭載されおり、特に暗所での視認性は抜群である。
つまりセイコーの機械式ダイバーズなら
・水には最強かつ機械式なので低リスク
・回転ベゼルで分単位の大まかな時間の計測や残り時間の確認が可能
・アナログかつ圧倒的な視認性の確保
・セイコーなので適度なチープさも持ち合わせ海外でも安心
・意外に安い
・日本メーカー製なので壊れにくい
といった感じで、これまで私が考えていた旅の腕時計の基準を大幅に強化した物だったのだ。
※注意:すべて個人の勝手な解釈及び認識です。
困った、このことに気づいたらSEIKOダイバーズが欲しくて欲しくてたまらなくなってしまった。
ちなみにダイビングやらないのに高性能なダイバーズウォッチを着けている人のことを丘ダイバーというらしいが、それ言ったら世の中のダイバーズウォッチを使っているほとんどの人は丘ダイバー(笑)。
ただ私はあえてダイバーズを旅に使うのだ。
旅にDiveする、旅ダイバーである!
なんちゃって。
次回、本物の旅ダイバーになるべく、セイコーダイバーズ選びの研究成果をお伝え予定、お楽しみに!
つづく。
↓海外で圧倒的な人気の通称:ブラックボーイ

セイコー ダイバーズ SKX007
セイコーがアジアや中東、南米など海外向けに生産販売しているセイコー5シリーズの機械式腕時計である。タイを旅した時にふと立ち寄った時計屋でこのセイコー5シリーズの存在を初めて知り、微妙にチープでレトロかつ東南アジア中東テイストな何とも言えないデザインに衝撃を受けた。
これです↓
SEIKO 5 SPORTS SNZG17
セイコー5とは、1960年代前半頃から現在まで長期にわたり生産され続けている海外では大人気のシリーズで、かつて1970年代までは国内でも大ヒットしていたんだとか。現在は日本国内への供給はないので、売っている物は逆輸入品になる。
セイコー5シリーズには、切れないゼンマイ(ダイアフレックス)、落下による衝撃減衰機能の耐震装置(ダイアショック)の組み込み、自動巻き(オートマチック)、日常生活防水(3気圧)以上の防水機能、日付と曜日のデイデイト表示、コピー品防止目的のシースルーバック(裏スケルトン)、しかもスクリューバック、機械式時計なのにめっちゃ安い、という特徴がある。
使われているのは、安くても壊れにくい7S26(または7S36)という機械式ムーブメント。東南アジアや中東、南米の過酷な自然環境やハードな使用、所得や物価、電池の供給事情、盗難などの治安問題、コピー品問題など、さまざまな現地事情に合わせて日本が誇る世界的時計メーカーのセイコーが製造するコストパフォーマンス最高のロープライス機械式腕時計、それがセイコー5シリーズである。
なおセイコー5には安い順に「ファイブ(5)」「ファイブスポーツ(5 SPORT)」「ファイブスペーリア(5 SUPERIOR)」など、主に3つのグレードがあって、私のファイブスポーツは防水が10気圧(10BAR)まで強化されているバージョン。
↓機械式なのに1万円以下
セイコー5 SNK809
↓5スポーツは1万円台から
SEIKO 5 SPORTS SNZH55
↓スペーリアには5の表記がない
セイコー スーペリア SSA093
「これぞまさに旅に最適な腕時計じゃないか!」
私はかつて旅に外国製の腕時計を持っていったら壊れたという経験が2回ある。いずれも浸水によるもの。たぶん大雨にさらされたのが原因。しかも修理代がバカ高かった。1回の修理代でこの腕時計が3個くらい買える。
そして「やっぱ旅とか実用品なら日本メーカーだな」と思った。
日本の時計には、カシオGショックに代表される安くても壊れないイメージがあったし、安いので壊れたら修理ぜずに新しく買い直せばいい。
それに腕時計は旅の途中で必ずといっていいほど傷がつく。高価な腕時計に傷がついたらショックが大きいし、傷つかないように気を使っていたら旅に集中できない。
そんな考察を経て、2013年夏頃にこの腕時計を買ったのだ。
それから実際に約4年ほど主に旅で使ってきたが、故障することなく現在まで稼働しているし、やはり風防及びケースにはちょっと目立つ傷がついた。
ちなみに数あるセイコー5シリーズの中から旅の相棒にこのSNZG17を選んだ決め手はデザイン、オールブラック+ミリタリー調のタフな感じのデザインが旅の過酷なアウトドア環境での使用をイメージさせたからだ。
※注意:撮影の為に一瞬だけ上のような水圧で行ったものです。上のような水圧で直接蛇口から水をかけて洗う行為は防水不良になる恐れがあります。いつも水で洗う時はちょろちょろ出す感じの低水圧て行っています。
■旅の腕時計に必要な基準
この時計を買う時に、(私の)旅に必要な腕時計の基準として考えたのが下記である。
1. 防水
これはとても重要で、スコールにさらされても、海や川に浸かっても、水道で洗っても壊れないことが最低条件。つまり5気圧防水(50m防水)以上。夏の旅ではとにかく汗をかく。汗をかくと腕時計のベルトが臭くなる。だから水道で洗えることは、本当に必要な機能なのだ。防水機能はオーバースペックなくらいでちょうどいいと思う。
2. 機械式
電池交換がなければ浸水による故障の確率を下げられる。クォーツや電波時計、GPS時計に比べて時間が狂うという精度の問題があるが、私の主な旅先では秒単位までの正確な時間はそれほど必要ではない。むしろ時間がゆっくり流れているのでおおまかな時間が把握できればそれでいい。
3. アナログ
やはりデジタルに比べて、おおまかな時間、時間の経過、残り時間などを針の位置で直感的に把握しやすい。
4. 適度なチープさ
日本ではまず大丈夫だが、もし海外を旅する場合は、高級な物を身につけるのはとても危険だ。特に観光地以外のエリアを歩く場合や貧しいとされる国に行く場合は高級な物を身に着けていると強盗に襲われるリスクが上がる。バッグやアクセサリーはもちろんだが、腕時計もしかり。ロレックスをしていた人がナタで腕ごと切り落とされて奪われたという話は都市伝説かもしれないが、ロレックス=金持ちだと思われ強盗に待ち伏せされて身ぐるみ剥がれるなんてのは本当によくある話。その点、そのような国ではセイコーやカシオ=安い時計という認識なのでリスクが下がる。
5. 安い
すでに書いたとおり、安い時計なら壊れても、盗まれても、紛失しても、傷つけても、問題ありませーん。
6. 日本のメーカー
やっぱメイド・イン・ジャパンもしくはジャパン・クオリティは最高だ。高くて良いのは当たり前、安くても良い、壊れない、それがジャパン・クオリティ。昔は富裕層しか手に入れることができなかった腕時計をあらゆる国の誰でも手に入れられるようにした功績は偉大だと思う。日本人なら日本の時計を誇りを持って堂々とつけたい。
1の防水と2の機械式というのは実は密接にリンクしていて、防水性能を長く維持するにはやはり電池交換がまったく無い機械式の方がリスクが下げられるという結論である。安い時計なのでもし壊れたら捨てるんだけど、どうせなら10年くらいは使いたいしね。
↓グランドセイコー?いやセイコー5です
セイコー5 SNK563J1
■旅の腕時計に不要な機能
逆に(私の)旅の腕時計にはあまり必要が無いと考えた機能は下記。
1. デジタル
針が無いので、時間の経過、残り時間を直感的に把握することができない。
2. アラーム
目覚まし代わりに便利だが、設定が面倒。スマホやタブレットなら音声認識を使って簡単に設定できる。
3. 標準電波、衛生(GPS)電波
1週間そこらの旅に秒単位までの正確さは必要ないかなと。それに海外だと時刻変更は国境を超えた時点の移動中の乗り物内などか、空港など到着した建物内でするので、そこだと電波やGPSを受信できない場合が多い。
4. GMTやワールドタイム機能
あれば便利なんだろうけれど、頻繁に国境を超えるわけじゃないので無くても困らない。ただデュアルタイム機能(2つの時間を同時に表示)は海外に長期で滞在するなら便利そう。
5.ストップウォッチやタイマー
旅先で秒単位までの計測が必要な場面はない。ただ分単位の大まかな経過時間や残り時間の把握には便利だと思うが、もしクロノグラフ付きの機械式時計を選んだ場合、どんなに安くても10万円を超えるだろう。
6. 特殊機能
方位、気圧、温度、高度、水深測定器、タイドグラフなどは、まず使わないし、使いこなせない。
7. デイデイト
旅の時にしか使わない腕時計に曜日表示はもちろん日付表示も必要ない。なぜなら時刻合わせにひと手間かかり、面倒だからだ。ただなぜか日本の安い自動巻きでノンデイトのモデルが見つからない。ロレックスには現行でもノンデイトモデルが存在するが
追記・訂正:グランドセイコーなどに使われているcal.9S61はノンデイト仕様でした
1~6の機能は付いてる=電池式(クォーツ)になるので、そういった観点からも却下となる。ただもし仕事で使う実用時計を選ぶならソーラー電波は便利だと思う。それとデイデイト機能だが、旅中は常に今日が何日で何曜日なのかを把握しながら行動しているし、カレンダーを見るならスマホやタブレットを見るでしょ今は。
これらの理由により選んだセイコー5スポーツSNZG17は、私の旅時計としてなんの問題もなく淡々と時を知らせてくれた。まあ、あえて不満点を上げるとしたら、手巻きとハック(秒針停止)の機能が無いという点かな。
しかし今回、改めて、これまで何度も旅をしてきた経験を元に「(私の)旅に必要な腕時計」を再考察してみた。
そしてついに発見してしまった!
セイコー5よりもタフネスで、
意外に安くて、
とっても便利な機能も付いた、
最強の旅時計を!
それは・・・セイコーの機械式ダイバーズ!
別にセイコーに限定しているわけではないけど、日本メーカーの機械式ダイバーズウォッチで安いのは、ほとんどセイコーで、シチズンとオリエントがわずかにラインナップしているだけ。それにセイコーのダイバーズは、50年以上に渡る進化の歴史があり、プロフェショナルにも信頼度が高いらしい。
↓復刻3rdダイバーと呼ばれるモデル
セイコー プロスペックス ダイバーズ SRP775
■旅の腕時計にダイバーズが最強な理由
なぜ機械式ダイバーズが旅の腕時計として最強なのか?理由は下記である。これまで書いた考察にプラスしてみてほしい。
1. 防水の信頼性が段違い
ダイバーズウォッチの防水は、本当の空気潜水用に開発されているので、普通の腕時計に比べ防水や防塵の性能が段違いに高い。ダイビングとかしないのでダイバーズウォッチって眼中なかったけど、よくよく調べたら、北極や南極、さらにエベレスト登山など地球上のあらゆる過酷な環境下で冒険家や探検家たちにも使われているんだとか。もちろん旅人レベルには、はっきり言ってオーバースペックかもしれないけれど、水に対する圧倒的な安心感、それこそ旅の腕時計に最も必要な要素だと思う。
2. 逆回転防止ベゼルの活用
回転ベゼルはダイバーが潜水の時の酸素ボンベ残量を確認する為の機能だ。安全の為、逆回転防止になっており、ベゼルが時間が進む方向に回らないようになっている。旅ではもちろん潜水することはないのでこの本来の目的で使うことはない。ただ、登山や徒歩での移動などで大まかな経過時間を計測したり、駅などで時間調整する時に列車の発車時刻にベゼルを合わせておけば、残り時間を一瞬で確認するのに活用できる。
3. アナログかつ視認性が高い
深海での視認性を考えて作られているので、文字盤や針が大きく見やすい。また文字盤には蓄光機能(ルミブライトなど)が搭載されおり、特に暗所での視認性は抜群である。
つまりセイコーの機械式ダイバーズなら
・水には最強かつ機械式なので低リスク
・回転ベゼルで分単位の大まかな時間の計測や残り時間の確認が可能
・アナログかつ圧倒的な視認性の確保
・セイコーなので適度なチープさも持ち合わせ海外でも安心
・意外に安い
・日本メーカー製なので壊れにくい
といった感じで、これまで私が考えていた旅の腕時計の基準を大幅に強化した物だったのだ。
※注意:すべて個人の勝手な解釈及び認識です。
困った、このことに気づいたらSEIKOダイバーズが欲しくて欲しくてたまらなくなってしまった。
ちなみにダイビングやらないのに高性能なダイバーズウォッチを着けている人のことを丘ダイバーというらしいが、それ言ったら世の中のダイバーズウォッチを使っているほとんどの人は丘ダイバー(笑)。
ただ私はあえてダイバーズを旅に使うのだ。
旅にDiveする、旅ダイバーである!
なんちゃって。
次回、本物の旅ダイバーになるべく、セイコーダイバーズ選びの研究成果をお伝え予定、お楽しみに!
つづく。
↓海外で圧倒的な人気の通称:ブラックボーイ
セイコー ダイバーズ SKX007
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