ある日突然、WOL(Wake-on-LAN)とRDT(リモートデスクトップ接続)ができなくなった原因と解決方法
2017.04.26 (Wed) : ウェブとパソコン
この記事は、ある日突然、WOL(Wake-on-LAN)とRDT(リモートデスクトップ接続)ができなくなった原因と解決方法を忘れないための個人的な備忘録である。WOLやリモートデスクトップに興味がない人には、意味不明な内容なので、あしからず。
一応、説明しておくと、WOLというのはWake-on-LAN(ウェイク・オン・ラン)の略で、他の端末からネットワーク経由でパソコンの電源をオンにする機能のことである。ちなみに使っているソフトは「RemoteBoot WOL」というiOS用アプリで、iPad mini 2から行っている。
≫RemoteBoot WOL
次にRDTというのはRemote Desktop(リモートデスクトップ)の略で、やはり他の端末からネットワーク経由で対象のパソコンを遠隔操作する機能のことである。Windows同士なら標準(接続される側はProなどビジネス向けエディションが必要)で利用可能だ。
なおWOLとリモートデスクトップの設定については以前に書いた下の記事を参考にしてほしい。
≫≫WOL(Wake-on-Lan)とリモートデスクトップの設定
私の場合、主に旅先など外出中、緊急の作業が必要になった時に、iPad mini やWindowsタブレットなどの端末から、WOLアプリを使って自宅のパソコンを起動し、リモートデスクトップ接続のアプリを使っていた。
ところがだ!
ある日突然、WOL(Wake-on-LAN)とRDT(リモートデスクトップ接続)ができなくなってしまった。
それに気がついたのは、今年の2月末から行っていた北海道の旅の途中だった。何度、試してみても失敗というかパソコンが起動すらできないのでどうにもできなかった。
そして帰宅後、調べてみたら、どうやらWOLもWindowsのリモートデスクトップ接続もiOS用のRDTアプリもすべてができなくなっていた。それ以前にWOLとリモートデスクトップを使ったのは、もう去年の話で、いつだったかも覚えていなかったので、一体いつからこの不具合が発生していたかもわからなかった。
それに関する設定を変更した記憶もなく、その時は原因がわからず途方にくれていたが、この数日前にWOLの設定を一から見直してみることに。そしてPCと格闘すること数時間、なんとかWOL(Wake-on-LAN)とRDT(リモートデスクトップ接続)ができなくなった原因と解決方法を見つけることができた。その不具合の原因は、予想外の結果だったので、同じ過ちを繰り返さない為にここに記しておくことに。
★気づきポイント1
コントロールパネル>システム>デバイスマネージャー>ネットワークアダプター>Intel Gigabit Network Connection>電源の管理を確認している時にふとあることに気づいた。
「そういえばこのPCはネットワークアダプターが2つあるんだった」
ということに。
★気づきポイント2
すぐさまコントロールパネル>ネットワークと共有センターで接続を確認。
「やはりイーサネット2になっている」
この時、このパソコンが使用していたネットワークアダプターは2番目のものだった(※画像は1に変更後のもの)。
そして思い出した。今年に入って、一度、パソコンの配置換えを行ったことを。
すぐにパソコン背面を確認し、2つあるLANケーブル差込口の一つ(画像の2)につながるLANケーブルをもう片方の差込口(画像の1)に変更した。
そしてすぐにパソコンをスリープ状態にして、WOLを試してみた。
すると・・・
「ブゥォオン、ブォオオオオオーーー」
「やった!ウェイク・オン・ラン直ったぞー」
そう、つまり原因は、配置替えの時にLANケーブルの差込口を無意識で変更してしまったことによるものだったのだ。だから解決策は、LANケーブルを元の差込口に戻せばいいだけだった。
最初は例によってマイクロソフトがWindowsアップデートで勝手に設定をリセットしたんじゃないかとかを疑ったが、解決してみれば、自分の単純なミスが原因だったとは予想外の結末だった(笑)。
しかし問題はまだ終わりではなかった。次にWindowsタブレットからリモートデスクトップ接続を試してみたが、こちらはなぜか失敗になった。
リモートデスクトップ接続はWindowsの標準の機能で、設定も単純だし、できなくなる理由が考えられず、さらに数時間ほど格闘、というか途方にくれていた。
やがて、ふとあることに気がついた。
「ん、コンピューターにグローバルIPアドレス???いやコンピューター名だろここ・・・」
そして原因が判明!

原因は、リモートデスクトップ接続のダイアログボックスに記憶されていた設定項目「コンピューター(C):」にグローバルIPアドレスが表示されていて、正しくはコンピューター名を入力だったのだ。
なぜ誤った内容が記憶されていたかと言うと、旅の途中のWOLとリモートデスクトップができなくなった時にいろいろ試しているうちにグローバルIPアドレスを入力してしまったらしい。WOLはグローバルIPアドレスを設定して行うので、リモートデスクトップ接続に表示されていても何の疑いもなくそれでOKだと思い込んでいた。
目の前の言葉を正しく読めば、「コンピューター」すなわちWindowsでは「コンピューター名」の事で、グローバルIPアドレスだけでは複数ある中からそのパソコンを特定できないではないか。
つまり思い込みによる単純ミスだった。
その後、時間をおいて、何度かチェックしてみたが、いずれも問題なくできるようになった。
よかった、よかった。
なお、今後同じミスが起こらないようLANケーブルの差込口2は、マスキングテープで封印した。
ところで、今回の作業の過程で、WOLとリモートデスクトップの両方を一つで完結できる「TeamViewer」という優れもののアプリを発見したので、その使い方などを近日お伝え予定、お楽しみに。
では、また
<こちらの関連記事もおすすめ>
≫≫ TeamViewerというタブレットから簡単にパソコンを遠隔操作で起動(WOL)してリモートアクセスもできちゃうソフト&アプリが便利すぎた
一応、説明しておくと、WOLというのはWake-on-LAN(ウェイク・オン・ラン)の略で、他の端末からネットワーク経由でパソコンの電源をオンにする機能のことである。ちなみに使っているソフトは「RemoteBoot WOL」というiOS用アプリで、iPad mini 2から行っている。
≫RemoteBoot WOL
次にRDTというのはRemote Desktop(リモートデスクトップ)の略で、やはり他の端末からネットワーク経由で対象のパソコンを遠隔操作する機能のことである。Windows同士なら標準(接続される側はProなどビジネス向けエディションが必要)で利用可能だ。
なおWOLとリモートデスクトップの設定については以前に書いた下の記事を参考にしてほしい。
≫≫WOL(Wake-on-Lan)とリモートデスクトップの設定
私の場合、主に旅先など外出中、緊急の作業が必要になった時に、iPad mini やWindowsタブレットなどの端末から、WOLアプリを使って自宅のパソコンを起動し、リモートデスクトップ接続のアプリを使っていた。
ところがだ!
ある日突然、WOL(Wake-on-LAN)とRDT(リモートデスクトップ接続)ができなくなってしまった。
それに気がついたのは、今年の2月末から行っていた北海道の旅の途中だった。何度、試してみても失敗というかパソコンが起動すらできないのでどうにもできなかった。
そして帰宅後、調べてみたら、どうやらWOLもWindowsのリモートデスクトップ接続もiOS用のRDTアプリもすべてができなくなっていた。それ以前にWOLとリモートデスクトップを使ったのは、もう去年の話で、いつだったかも覚えていなかったので、一体いつからこの不具合が発生していたかもわからなかった。
それに関する設定を変更した記憶もなく、その時は原因がわからず途方にくれていたが、この数日前にWOLの設定を一から見直してみることに。そしてPCと格闘すること数時間、なんとかWOL(Wake-on-LAN)とRDT(リモートデスクトップ接続)ができなくなった原因と解決方法を見つけることができた。その不具合の原因は、予想外の結果だったので、同じ過ちを繰り返さない為にここに記しておくことに。
★気づきポイント1
コントロールパネル>システム>デバイスマネージャー>ネットワークアダプター>Intel Gigabit Network Connection>電源の管理を確認している時にふとあることに気づいた。
「そういえばこのPCはネットワークアダプターが2つあるんだった」
ということに。
★気づきポイント2
すぐさまコントロールパネル>ネットワークと共有センターで接続を確認。
「やはりイーサネット2になっている」
この時、このパソコンが使用していたネットワークアダプターは2番目のものだった(※画像は1に変更後のもの)。
そして思い出した。今年に入って、一度、パソコンの配置換えを行ったことを。
すぐにパソコン背面を確認し、2つあるLANケーブル差込口の一つ(画像の2)につながるLANケーブルをもう片方の差込口(画像の1)に変更した。
そしてすぐにパソコンをスリープ状態にして、WOLを試してみた。
すると・・・
「ブゥォオン、ブォオオオオオーーー」
「やった!ウェイク・オン・ラン直ったぞー」
そう、つまり原因は、配置替えの時にLANケーブルの差込口を無意識で変更してしまったことによるものだったのだ。だから解決策は、LANケーブルを元の差込口に戻せばいいだけだった。
最初は例によってマイクロソフトがWindowsアップデートで勝手に設定をリセットしたんじゃないかとかを疑ったが、解決してみれば、自分の単純なミスが原因だったとは予想外の結末だった(笑)。
しかし問題はまだ終わりではなかった。次にWindowsタブレットからリモートデスクトップ接続を試してみたが、こちらはなぜか失敗になった。
リモートデスクトップ接続はWindowsの標準の機能で、設定も単純だし、できなくなる理由が考えられず、さらに数時間ほど格闘、というか途方にくれていた。
やがて、ふとあることに気がついた。
「ん、コンピューターにグローバルIPアドレス???いやコンピューター名だろここ・・・」
そして原因が判明!

原因は、リモートデスクトップ接続のダイアログボックスに記憶されていた設定項目「コンピューター(C):」にグローバルIPアドレスが表示されていて、正しくはコンピューター名を入力だったのだ。
なぜ誤った内容が記憶されていたかと言うと、旅の途中のWOLとリモートデスクトップができなくなった時にいろいろ試しているうちにグローバルIPアドレスを入力してしまったらしい。WOLはグローバルIPアドレスを設定して行うので、リモートデスクトップ接続に表示されていても何の疑いもなくそれでOKだと思い込んでいた。
目の前の言葉を正しく読めば、「コンピューター」すなわちWindowsでは「コンピューター名」の事で、グローバルIPアドレスだけでは複数ある中からそのパソコンを特定できないではないか。
つまり思い込みによる単純ミスだった。
その後、時間をおいて、何度かチェックしてみたが、いずれも問題なくできるようになった。
よかった、よかった。
なお、今後同じミスが起こらないようLANケーブルの差込口2は、マスキングテープで封印した。
ところで、今回の作業の過程で、WOLとリモートデスクトップの両方を一つで完結できる「TeamViewer」という優れもののアプリを発見したので、その使い方などを近日お伝え予定、お楽しみに。
では、また
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