RICOH GXR + GR LENS A12 28mm F2.5 試し撮り(作例)
2017.04.17 (Mon) : カメラと写真
上のカメラは、「RICOH GXR」というユニット交換式カメラシステムのボディに「GR LENS A12 28mm F2.5」というカメラユニットを装着した状態。今回、少しだけお借りして試し撮りすることができたので写真をアップしてみた。
ユニット交換式カメラを簡単に説明すると、レンズとイメージセンサーが一体となったカメラユニットと呼ばれるカートリッジ式レンズの交換ができるデジカメである。見た目はコンデジぽいが、一応、レンズ交換式なので、ミラーレス一眼の方が近いかな?
なおこの方式のカメラは、このGXRが唯一無二の存在なんだとか。
↓これです

RICOH デジタルカメラ GXR ボディ
リコーのサイトを確認するとこのGXRは、2009年12月発売で、すでに販売終了になっており、なおかつ現在までに後継機の発売もないので、おそらく自然消滅=失敗ってことなんだろう。
発想はとても面白いと思う。ただレンズとセンサーが一体だと、せっかくの良いレンズも、それをセンサーの進化に活かせない。仮にセンサーが進化した新ユニットを追加していく場合、古いユニットはレンズごと不要になるわけで、コスパが悪いよね。
一方、ミラーレス一眼や一眼レフなどのレンズ交換式カメラは、レンズを資産として後継機で活かせるのが最大のメリットだし、センサーとレンズが別々だから用途に合わせてカメラボディをいろいろ変えることも可能。
だからだろうか、今現在、リコーですらレンズ交換式ミラーレス一眼のペンタックス Qシリーズ(すでに終了っぽいが)を販売しているし、もちろん他メーカーはすべてレンズ交換式を採用している。
ただ、おそらくGXRは、元からそのような発想ではなく、あくまでもコンデジの発展形というコンセプトだったんだろう。だからレンズ交換というより高級コンデジの一種と考えて、APS-Cサイズのイメージセンサーが搭載されたカメラユニットを装着して楽しむのがいいのかと。
そして今回の試し撮りに使った「GR LENS A12 28mm F2.5」は、APS-Cサイズ+1230万画素のイメージセンサーが搭載され、焦点距離28mm(35mm判換算値)+開放F2.5の明るい単焦点レンズが組み合わされたそのものずばりのカメラユニットだ。

RICOH GXR用カメラユニット GR LENS A12 28mm F2.5
ちなみにAPS-Cサイズというのは、我がメイン機であるマイクロフォーサーズ一眼に搭載されているフォーサーズセンサーよりも大きなセンサーだ。下の比較図の通り、普通のコンデジに搭載されている1/17インチや高級コンデジ搭載の1インチと比べるとかなり大きいのが分かると思う。
センサーサイズ比較図

※あくまでも比較図ですので実物サイズとは違います
実際手にしたGXR + GR LENS A12 28mm F2.5は、カメラ全体がとてもコンパクトなのに大型CMOSセンサーと明るい単焦点レンズが搭載さているので、まさに高級コンデジって感じの一台だった。ただボディ全体はコンデジと考えるとちょっとぶ厚いなと思ったが、その分握った時のグリップがしっかりしているのはいい。
例によって写真のタイトルは超ー適当です。というかただの説明です。
※写真は拡大してから矢印キーでも切り替え可能
※拡大画像右下の原寸大ボタンでさらに大きくできます
GXR作例1 CRANE
もう何年か前から工事をしている横浜駅の西口。普段ここを歩いていて空を見上げることはないので気づかなかったが、駅ビルがあった場所に巨大なクレーンがあった。そしてもしあのクレーンが倒れてきたらと想像したら、あの下を歩くのが少し怖くなった。
GXR作例2 EXOTICISM
横浜駅東口のスカイビル後ろにみなとみらいへ渡れる橋(はまみらいウォークと言うらしい)があることを、この写真を撮影した日まで知らなかった。これを使えば隣の新高島駅まで歩いてすぐではないか。
写真はそのはまみらいウォークを渡りきったところから振り返って撮影。水辺とブルーとオレンジの街並みがいい感じ。行ったことないけど香港とか台湾っぽいと言うか、なんかエキゾチシズムを感じる。
GXR作例3 NISSAN R91CP
はまみらいウォークの先には、日産本社ビルがあるんだけれど、その中を突き抜けるような通路(NISSANウォークと言うらしい)があって、その途中の階段を降りると日産グローバル本社ギャラリーというクルマが展示してあるスペースがあった。写真は日産・R91CPというレーシングカー。
GXR作例4 NISSAN R85V AMADA
これはニッサンR85Vアマダというレーシングカーでル・マン24時間耐久レースにも出場したマシン。
元の写真は、彩度が多少高めでかなり鮮やかな感じだったが、作例1~3はわざと彩度を落として色を抜いている。あと、もしかしたら設定で変わるのかもしれないけれど、撮れた画がわりと柔らかな雰囲気の写真だったので、あえて画質を落としてフィルム写真っぽくレタッチしている。
作例4は、レベル補正とコントラストと明るさの調整のみなので、これが元の写真に一番近い。
最近の高級コンデジと比べてどうだろう、持ってないからわからんけど、でもまあコンデジと考えればこれだけ撮れれば個人的には十分だと思う。
なお現在はすでにGXRとほぼ同スペックの高級コンデジで同じリコーの「RICOH GR2」と富士フィルムの「FUJIFILM X70」というカメラがある。いずれもAPS-Cセンサーに28mm F2.8の単焦点レンズを搭載したこだわりのカメラだ。おそらくスペック以外の性能が大幅に進化しているだろうから、もし今から買うならGXRよりもこの2機種のどちらかだろうね。ちなみに個人的にはGR2がとても気になっている。
以上、RICOH GXR + GR LENS A12 28mm F2.5 試し撮りでした。
では、また

RICOH デジタルカメラ GRII

FUJIFILM デジタルカメラ X70
ユニット交換式カメラを簡単に説明すると、レンズとイメージセンサーが一体となったカメラユニットと呼ばれるカートリッジ式レンズの交換ができるデジカメである。見た目はコンデジぽいが、一応、レンズ交換式なので、ミラーレス一眼の方が近いかな?
なおこの方式のカメラは、このGXRが唯一無二の存在なんだとか。
↓これです
RICOH デジタルカメラ GXR ボディ
リコーのサイトを確認するとこのGXRは、2009年12月発売で、すでに販売終了になっており、なおかつ現在までに後継機の発売もないので、おそらく自然消滅=失敗ってことなんだろう。
発想はとても面白いと思う。ただレンズとセンサーが一体だと、せっかくの良いレンズも、それをセンサーの進化に活かせない。仮にセンサーが進化した新ユニットを追加していく場合、古いユニットはレンズごと不要になるわけで、コスパが悪いよね。
一方、ミラーレス一眼や一眼レフなどのレンズ交換式カメラは、レンズを資産として後継機で活かせるのが最大のメリットだし、センサーとレンズが別々だから用途に合わせてカメラボディをいろいろ変えることも可能。
だからだろうか、今現在、リコーですらレンズ交換式ミラーレス一眼のペンタックス Qシリーズ(すでに終了っぽいが)を販売しているし、もちろん他メーカーはすべてレンズ交換式を採用している。
ただ、おそらくGXRは、元からそのような発想ではなく、あくまでもコンデジの発展形というコンセプトだったんだろう。だからレンズ交換というより高級コンデジの一種と考えて、APS-Cサイズのイメージセンサーが搭載されたカメラユニットを装着して楽しむのがいいのかと。
そして今回の試し撮りに使った「GR LENS A12 28mm F2.5」は、APS-Cサイズ+1230万画素のイメージセンサーが搭載され、焦点距離28mm(35mm判換算値)+開放F2.5の明るい単焦点レンズが組み合わされたそのものずばりのカメラユニットだ。
RICOH GXR用カメラユニット GR LENS A12 28mm F2.5
ちなみにAPS-Cサイズというのは、我がメイン機であるマイクロフォーサーズ一眼に搭載されているフォーサーズセンサーよりも大きなセンサーだ。下の比較図の通り、普通のコンデジに搭載されている1/17インチや高級コンデジ搭載の1インチと比べるとかなり大きいのが分かると思う。
センサーサイズ比較図

※あくまでも比較図ですので実物サイズとは違います
実際手にしたGXR + GR LENS A12 28mm F2.5は、カメラ全体がとてもコンパクトなのに大型CMOSセンサーと明るい単焦点レンズが搭載さているので、まさに高級コンデジって感じの一台だった。ただボディ全体はコンデジと考えるとちょっとぶ厚いなと思ったが、その分握った時のグリップがしっかりしているのはいい。
例によって写真のタイトルは超ー適当です。というかただの説明です。
※写真は拡大してから矢印キーでも切り替え可能
※拡大画像右下の原寸大ボタンでさらに大きくできます
GXR作例1 CRANE
もう何年か前から工事をしている横浜駅の西口。普段ここを歩いていて空を見上げることはないので気づかなかったが、駅ビルがあった場所に巨大なクレーンがあった。そしてもしあのクレーンが倒れてきたらと想像したら、あの下を歩くのが少し怖くなった。
GXR作例2 EXOTICISM
横浜駅東口のスカイビル後ろにみなとみらいへ渡れる橋(はまみらいウォークと言うらしい)があることを、この写真を撮影した日まで知らなかった。これを使えば隣の新高島駅まで歩いてすぐではないか。
写真はそのはまみらいウォークを渡りきったところから振り返って撮影。水辺とブルーとオレンジの街並みがいい感じ。行ったことないけど香港とか台湾っぽいと言うか、なんかエキゾチシズムを感じる。
GXR作例3 NISSAN R91CP
はまみらいウォークの先には、日産本社ビルがあるんだけれど、その中を突き抜けるような通路(NISSANウォークと言うらしい)があって、その途中の階段を降りると日産グローバル本社ギャラリーというクルマが展示してあるスペースがあった。写真は日産・R91CPというレーシングカー。
GXR作例4 NISSAN R85V AMADA
これはニッサンR85Vアマダというレーシングカーでル・マン24時間耐久レースにも出場したマシン。
元の写真は、彩度が多少高めでかなり鮮やかな感じだったが、作例1~3はわざと彩度を落として色を抜いている。あと、もしかしたら設定で変わるのかもしれないけれど、撮れた画がわりと柔らかな雰囲気の写真だったので、あえて画質を落としてフィルム写真っぽくレタッチしている。
作例4は、レベル補正とコントラストと明るさの調整のみなので、これが元の写真に一番近い。
最近の高級コンデジと比べてどうだろう、持ってないからわからんけど、でもまあコンデジと考えればこれだけ撮れれば個人的には十分だと思う。
なお現在はすでにGXRとほぼ同スペックの高級コンデジで同じリコーの「RICOH GR2」と富士フィルムの「FUJIFILM X70」というカメラがある。いずれもAPS-Cセンサーに28mm F2.8の単焦点レンズを搭載したこだわりのカメラだ。おそらくスペック以外の性能が大幅に進化しているだろうから、もし今から買うならGXRよりもこの2機種のどちらかだろうね。ちなみに個人的にはGR2がとても気になっている。
以上、RICOH GXR + GR LENS A12 28mm F2.5 試し撮りでした。
では、また
RICOH デジタルカメラ GRII
FUJIFILM デジタルカメラ X70
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