【CP+2016に行ってみた】 3. M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROの試し撮り
2016.02.27 (Sat) : カメラと写真
※【CP+2016に行ってみた】 目次はこちらから。
OLYMPUSブースのタッチアンドトライ・コーナーで、オリンパス渾身の超望遠レンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO』を試し撮りさせてもらった。
これは35mm判換算600mm、テレコンMC-14との組み合わせで840mmの超望遠レンズだ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
最大の特徴は、オリンパス初のレンズ内手ぶれ補正を搭載し、このレンズとE-M1などボディ内5軸手ブレ補正を搭載するカメラとの組み合わせで、世界最強6段分の補正効果の「5軸シンクロ手ぶれ補正」なる機能を実現したこと。スリムで小型・軽量なレンズなので、世界最強手ブレ補正と合わせて600mm超望遠手持ち撮影が可能。
このM.ZD 300mm F4.0 IS PROの特徴は下記。
・世界最強補正性能6段の5軸シンクロ手ぶれ補正
・長さ227mm、重量1270gの小型・軽量
・防塵・防滴・耐低温
・オリンパス史上最高レベルの解像力
・高速・高精度オートフォーカス
・最短撮影距離1.4m(レンズ先端から約1.15m)、最大撮影倍率0.48倍テレマクロ撮影
・600mm、MC-14と組み合わせて840mmの超望遠手持ち撮影
・マニュアルフォーカスクラッチ機構
・フォーカスリミットスイッチ(全域、遠・近距離)
・IS ON/OFFスイッチ
他・詳細は下記商品ページを。
≫ M.ZD 300mm F4.0 IS PRO 商品ページ
このレンズは、フードが完全に一体となっていて取り外すことができないが、手前に引くことでレンズ先端周囲に収納することができ、フード脱着の手間が省かれる仕組みになっている。フード収納時で長さは約227mm、フードを使用時で約280mm。
上の写真は、フードを伸ばした状態で、下の写真がフードを収納した状態。
個人的にはフードの脱着もできる方がいいと思ったが・・・。
重量は三脚座なしで1270g、三脚座付きで1475g。
マイクロフォーサーズ用としては、おそらく最も重いレンズなので、心して持ってみたが、第一印象としては、「え、こんな軽いの???」って感じでびっくりポンな軽さだった。たぶんだけどレンズ前後の重量配分がいいから重さを感じさせないんだと思う。
ちなみにフルサイズ一眼レフ用600mm F4単焦点レンズとの比較は下記。
ニコン
AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR


重量 3810g
長さ 432mm (フード未装着)
定価 1,475,000円(税別)
キヤノン
EF600mm F4L IS II USM


重量 3920g
長さ 448mm (フード未装着)
定価 1,370,000円(税別)
オリンパス
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO


質量 1475g
長さ 227mm (フード収納時)
定価 370,000円(税別)
商品価格が一桁違うから性能的な比較は別として、あくまでも600mm F4の超望遠単焦点レンズとして比較した場合、この小型・軽量さによる機動力の差が圧倒的なのがよく分かると思う。
それにプロとして仕事で使う人はいいけど、私のような一般人がフルサイズ用の超弩級レンズを買えるかと言ったらまず無理なので、そう考えるとオリンパスの価格は、なんとか頑張れば手に届くかなーって意味でもアリだと思った。
ただ実際、このレンズを旅で持ち歩くことを想像したら、やっぱ無理ーって思ったけど(笑)。
この3枚は実際にM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROで試し撮りした写真。すべてE-M1に装着して、ISO1600、絞り値 F/4 の設定で手持ち撮影したものをPhotoshop Lightroom とPhotoshop CS6で調整。
まず上の写真は、薄暗い室内の会場での超望遠撮影だったので、さすがに人物の被写体ブレまでは抑えられなかったが、ポーズを決めて動きが停止している時を狙ったら、なんとかブレずに撮影ができた。もし日中の野外だったらISOも抑えられるだろうし、さらなる完璧な写真が可能かと。
ちなみにこのイベントコンパニオンさんは、肉眼で見ると小指程度の大きさだったよ。
こちらは、さらに遠くの肉眼だとほぼ確認ができないくらいの被写体。話をしている外国人をかなりしっかりとした画質で捉えていると思う。さすがはオリンパス史上最高レベルの解像力と自画自賛しているだけはあるかも。
オリンパスのスタッフの人が言っていたのは、私の所有しているM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROと比べてもやはり単焦点な分、このレンズの方がわずかに高画質なんだとか。
私のような素人が適当にシャッターを切ってもこれだけの写真が手持ち撮影できる訳だから、もっと上手な人が使いこなした状態で使用すれば、かなりの戦闘力になるのは間違いないだろう。
このM.ZD 300mm F4.0 IS PROは、その機動力を活かして、鳥や野生動物はもちろん列車や飛行機、船など遠くて近づけない被写体の撮影には持って来いのレンズではあるが、なんとさらに最短撮影距離1.4m(レンズ先端から約1.15m)、最大撮影倍率0.48倍(テレコンバータ MC-14装着時:0.67倍)のテレマクロ撮影も可能なんだとか。
上の花は、レンズ先端から1mほどの被写体を手持ちで試し撮りした写真。花の花粉の辺りにピントが来ているのがわかると思う。
これはなかなか面白いレンズかも!
うーん、現在の実売価格が30万円くらいか、600mmF4として考えると安いし、よし思い切って買っちゃおう!とかはさすがに思わなかったけど、まあお金があったら欲しい・・・。とか言って買っても、まず使いこなせないし、使いどころが見つからないんだろうけどね。まあでもそんなに値崩れもしないだろうし資産にはなるか(笑)。
お次は、パナソニックが出したもう一本の超望遠レンズLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.のレビューです。
つづく
OLYMPUSブースのタッチアンドトライ・コーナーで、オリンパス渾身の超望遠レンズ『M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO』を試し撮りさせてもらった。
これは35mm判換算600mm、テレコンMC-14との組み合わせで840mmの超望遠レンズだ。
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
最大の特徴は、オリンパス初のレンズ内手ぶれ補正を搭載し、このレンズとE-M1などボディ内5軸手ブレ補正を搭載するカメラとの組み合わせで、世界最強6段分の補正効果の「5軸シンクロ手ぶれ補正」なる機能を実現したこと。スリムで小型・軽量なレンズなので、世界最強手ブレ補正と合わせて600mm超望遠手持ち撮影が可能。
このM.ZD 300mm F4.0 IS PROの特徴は下記。
・世界最強補正性能6段の5軸シンクロ手ぶれ補正
・長さ227mm、重量1270gの小型・軽量
・防塵・防滴・耐低温
・オリンパス史上最高レベルの解像力
・高速・高精度オートフォーカス
・最短撮影距離1.4m(レンズ先端から約1.15m)、最大撮影倍率0.48倍テレマクロ撮影
・600mm、MC-14と組み合わせて840mmの超望遠手持ち撮影
・マニュアルフォーカスクラッチ機構
・フォーカスリミットスイッチ(全域、遠・近距離)
・IS ON/OFFスイッチ
他・詳細は下記商品ページを。
≫ M.ZD 300mm F4.0 IS PRO 商品ページ
このレンズは、フードが完全に一体となっていて取り外すことができないが、手前に引くことでレンズ先端周囲に収納することができ、フード脱着の手間が省かれる仕組みになっている。フード収納時で長さは約227mm、フードを使用時で約280mm。
上の写真は、フードを伸ばした状態で、下の写真がフードを収納した状態。
個人的にはフードの脱着もできる方がいいと思ったが・・・。
重量は三脚座なしで1270g、三脚座付きで1475g。
マイクロフォーサーズ用としては、おそらく最も重いレンズなので、心して持ってみたが、第一印象としては、「え、こんな軽いの???」って感じでびっくりポンな軽さだった。たぶんだけどレンズ前後の重量配分がいいから重さを感じさせないんだと思う。
ちなみにフルサイズ一眼レフ用600mm F4単焦点レンズとの比較は下記。
ニコン
AF-S NIKKOR 600mm f/4E FL ED VR
重量 3810g
長さ 432mm (フード未装着)
定価 1,475,000円(税別)
キヤノン
EF600mm F4L IS II USM
重量 3920g
長さ 448mm (フード未装着)
定価 1,370,000円(税別)
オリンパス
M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO
質量 1475g
長さ 227mm (フード収納時)
定価 370,000円(税別)
商品価格が一桁違うから性能的な比較は別として、あくまでも600mm F4の超望遠単焦点レンズとして比較した場合、この小型・軽量さによる機動力の差が圧倒的なのがよく分かると思う。
それにプロとして仕事で使う人はいいけど、私のような一般人がフルサイズ用の超弩級レンズを買えるかと言ったらまず無理なので、そう考えるとオリンパスの価格は、なんとか頑張れば手に届くかなーって意味でもアリだと思った。
ただ実際、このレンズを旅で持ち歩くことを想像したら、やっぱ無理ーって思ったけど(笑)。
この3枚は実際にM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROで試し撮りした写真。すべてE-M1に装着して、ISO1600、絞り値 F/4 の設定で手持ち撮影したものをPhotoshop Lightroom とPhotoshop CS6で調整。
まず上の写真は、薄暗い室内の会場での超望遠撮影だったので、さすがに人物の被写体ブレまでは抑えられなかったが、ポーズを決めて動きが停止している時を狙ったら、なんとかブレずに撮影ができた。もし日中の野外だったらISOも抑えられるだろうし、さらなる完璧な写真が可能かと。
ちなみにこのイベントコンパニオンさんは、肉眼で見ると小指程度の大きさだったよ。
こちらは、さらに遠くの肉眼だとほぼ確認ができないくらいの被写体。話をしている外国人をかなりしっかりとした画質で捉えていると思う。さすがはオリンパス史上最高レベルの解像力と自画自賛しているだけはあるかも。
オリンパスのスタッフの人が言っていたのは、私の所有しているM.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PROと比べてもやはり単焦点な分、このレンズの方がわずかに高画質なんだとか。
私のような素人が適当にシャッターを切ってもこれだけの写真が手持ち撮影できる訳だから、もっと上手な人が使いこなした状態で使用すれば、かなりの戦闘力になるのは間違いないだろう。
このM.ZD 300mm F4.0 IS PROは、その機動力を活かして、鳥や野生動物はもちろん列車や飛行機、船など遠くて近づけない被写体の撮影には持って来いのレンズではあるが、なんとさらに最短撮影距離1.4m(レンズ先端から約1.15m)、最大撮影倍率0.48倍(テレコンバータ MC-14装着時:0.67倍)のテレマクロ撮影も可能なんだとか。
上の花は、レンズ先端から1mほどの被写体を手持ちで試し撮りした写真。花の花粉の辺りにピントが来ているのがわかると思う。
これはなかなか面白いレンズかも!
うーん、現在の実売価格が30万円くらいか、600mmF4として考えると安いし、よし思い切って買っちゃおう!とかはさすがに思わなかったけど、まあお金があったら欲しい・・・。とか言って買っても、まず使いこなせないし、使いどころが見つからないんだろうけどね。まあでもそんなに値崩れもしないだろうし資産にはなるか(笑)。
お次は、パナソニックが出したもう一本の超望遠レンズLEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.のレビューです。
つづく
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