【止まらない衝動】 LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.(H-X025)を購入
2015.12.02 (Wed) : カメラと写真
止まらない衝動、再び発病!
ついにライカレンズを購入ダァーーー!
そのレンズの名は・・・
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. (H-X025)
SUMMILUXは、ズミルックスと読む。
↓これです
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. H-X025
そうライカと言ってもパナライカです(笑)
パナライカというのは、ライカの品質基準に基づき、ライカが認定した測定機器と品質保証システムによってパナソニックが生産しているマイクロフォーサーズ(m4/3)用のレンズのこと。パナソニックが作ったライカのレンズだから通称パナライカ。
ちなみにライカとは、ドイツの歴史ある高級カメラ・レンズメーカーで、特にライカレンズは、その描写力で世界中のプロカメラマンを魅了し続けているんだとか。なおライカレンズは、どうしてこんなに高いの?と思うほどバカ高い。例えば、このパナライカレンズと同じ焦点距離&F値の本家LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.というレンズは、なんと50万円ほどする。さらにカメラ本体は70万円ほどするので、カメラ+レンズで120万円を軽く超えてくるのだ。
パナソニックとライカの提携は、2001年にPanasonic LUMIXブランドとして初めて発売したコンデジLC5にLEICA DC VARIO SUMMICRONというライカ公認レンズを搭載したことから始まったんだとか。その後、パナソニックが発売した数々の高級コンデジや一眼の高級レンズがライカの名を冠している。また本家ライカが販売しているコンデジなどはパナソニックのOEMも多く、しかも同じモデルでもライカマーク&デザインになっているだけで2倍の価格で売られていたりする。
今でこそパナソニックは、カメラメーカーとしての地位を確立しているが当時は家電メーカーのイメージしかなかったので、たぶんライカのブランド力に頼ったんだと思われる。そう言うと同じく後発のソニーの上位レンズもドイツの名門レンズメーカーのカール・ツァイス(Carl Zeiss)のブランド名を冠しているよね。
逆に国産カメラ・レンズメーカーとしての歴史があるキャノン、ニコン、オリンパス、ペンタックスなどは、他社のブランド力に頼らず、あくまで自社ブランドオンリー。これはやはりプライドなんだろうね。
話を戻すと、そんなバカみたいに高額なライカのレンズもパナライカだとなんと10分の1ほどで手に入る。そう本物のライカを買うことができない私のようなボンビーおっさんでも、マイクロフォーサーズ(m4/3)のカメラを買えばライカ(監修)のレンズを使えるのだ。素晴らしい~!
なおm4/3用パナライカは、ライカ DG レンズ シリーズと言って、現在4本ラインナップされていて、来年さらに超弩級の望遠ズームが発売予定だ。
<LEICA DG Lens ラインナップ>
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S. (85mm)
LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH. (30mm)
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH. (50mm)
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S. (90mmマクロ)
LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4-6.3 (200-800mm、発売予定)
※カッコの焦点距離は35mm判換算
≫ Panasonic LEICA DGシリーズ
このLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4の特徴としては、なんと言ってもm4/3用AF対応標準レンズ25mm(35mm判換算50mm)で最も明るいF1.4ということだろう。ちなみにマイクロフォーサーズ用の標準レンズ25mm(35mm判換算50mm)のラインナップは下記。
<AF>
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.
LUMIX G 25mm F1.7 ASPH.
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
<MF>
Voigtlander NOKTON 25mm F0.95 Type II
Voigtlander NOKTON 25mm F0.95
KOWA PROMINAR 25mm F1.8
マニュアルフォーカスなら驚異的な明るさのNOKTON 25mm F0.95ってのもあるけど、オートフォーカスならこのレンズが最強である。
ところで今回どうして、このレンズを買ったかを話すと、それは・・・
悲しい別れが理由だった・・・
私は10月のヤンゴン&チェンマイ~バンコクの旅で、2台のカメラ(OM-D)に標準ズームと望遠ズーム(12-40mmF28と40-150mmF2.8)を着けっぱなしにして、さらに予備でパンケーキサイズの標準ズームと単焦点(12-35mmF3.5-5.6と20mmF1.7)の2本を持って行った。ただ現地は、雨やホコリが多く、防塵防滴仕様のレンズ以外を使う場面がなかったので、予備のパンケーキは結局、一度も使うことはなかった。
そして帰国後、私は焦っていた。
「ない、ない、レンズがどこにもない!!!」
何度探してもパンケーキレンズ1本がみつからない。それはお気に入りの単焦点レンズLUMIX G 20mm F1.7 ASPH. (H-H020)だった。
↓これです

LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH. H-H020
「あぁぁ・・・なんてこった・・・」
5年前に初めて買ったミラーレス一眼LUMIX GF1のキットレンズだったそのパンケーキは、AFがめっちゃ遅いという欠点もあったが、とにかくコンパクトで、よく写り、そしてよくボケるって事でかなり愛着を持っていた。
例えるなら「5年付き合った恋人が何の前触れもなく突然失踪し別れが訪れた」、そんな感じの切なさ。
「一体、どこで失くしたんだろうか・・・」
旅の道中を思い返すと、このレンズを触った記憶が一度もなかった。つまり旅の最初頃にすでに失くしていた可能性が高いのだ。そう考えると最初頃に一度、不審な出来事があったのを思い出した。
クローゼットに入れてワイヤーロックで固定しておいたバックパックの向きが1度だけ明らかに動いていた。最初に宿泊したヤンゴンのホテルである。「誰かが触ってる!」と思い、すぐに中身を確認、しかし特に何も盗られている様子はなかったので、その時はそれで終わった。
しかし今思うともしその時にパンケーキのような小さくて使う予定が特にない物を盗られても気づけなかったかもと。まあこれは確証がないので、あくまでももし盗られたとしたらその時が怪しいなという話である。それとその時にすべての荷物をベッドの上に出した訳なんだけれど、もしかしたら、その時に布団に埋もれたかベッドの脇に落ちたかで紛失した可能性もある。
とにかくこの時の教訓として、旅に行くときは「持ち物の確認リスト」を作っておいて、ホテルをチェックアウトする時には持ち物が全部有るかをチェックするようにってのが特に海外では重要だと思った。なお日本の宿で不審な出来事に遭遇した事は今のところ一度もない。
まあそんな理由で、大切なレンズを失った。
しかも数日後に行くハワイで、なにかしらの単焦点レンズが必要だったので、急遽、新しいレンズを買うことに。同じレンズはすでにマイナーチェンジしていてLUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.(H-H020A-K)という第二世代に変わっていたので、とりあえずそれを買おうかと考えていた。
↓マイチェン後版

LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH. H-H020A-K
ただアマゾンを見ながら・・・
「ライカ、いつ買うの?」
「今でしょ!」
と、心のなかで、自分に質問して自分で答えるを繰り返していたら。
気がついたらなぜかLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.をポチっていた・・・。世の中には不思議なことがいっぱい。
いや、ライカのレンズが欲しかっただけです。
上の写真はGM1に装着したLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4。
はっきり言ってGMにはちょっとでかい。レンズの高さがボディよりあるので、上下がはみ出すのだ。GMにはLUMIX G 25mm F1.7 ASPH.かM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8の方がサイズ的にはバランスがいいかも。なお重量差は下記。
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 約200g
LUMIX G 20mm F1.7 約87g
LUMIX G 25mm F1.7 ASPH. 約125g
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 137g
この中では一番重いけど、まあでも、十分に軽い方だと思う。なによりもサイズや重量が多いというのは、裏を返せばそれだけ明るい大口径レンズや高性能レンズを使っている証でもあるので、それをデメリットと取るかメリットの為の代償と取るかは人それぞれだろう。
それとレンズ内手ぶれ補正がないので、GX7とGX8以外のパナ機だと手ぶれ補正なしになる。まあボディ内手ぶれ補正付きのOM-D E-M1かE-M5 MarkⅡで使うので、私の場合はまったく問題ないけど。
LUMIX G 20mm F1.7(40mm)とLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4(50mm)の焦点距離の差は35mm判換算で10mmだけなので画角的な違いはほとんどないはずだ。実際、景色を撮影した時にその違いを感じることはなかった。
しかし物など被写体に近づいて撮影した時に予想外の違いに気付く。それは被写体に近づける距離、いわゆる最短撮影距離が10cmも長いことだった。
「うわ、けっこう寄れないなこのレンズ・・・」
LUMIX G 20mm F1.7の最短撮影距離は20cm、メインで使っているM.ZD12-40mm F2.8 PROもズーム全域で同じ20cm、対してLEICA DG 25mm F1.4は30cmだった。購入前は大した違いとは思っていなかったが、実際に撮影するとその違いは予想外に大きなものだった。詳しくは下記の比較を見て欲しい。
<焦点距離と最短撮影距離の比較>
【1】がLUMIX G 20mm F1.7の想定で、【2】がLEICA DG SUMMILUX 25mmF1.4を想定。【3】は参考としてパナ LUMIX G 25mm F1.7とオリ M.ZD 25mm F1.8の最短撮影距離25cmを想定している。

【1】 焦点距離20mm(40mm) 被写体まで20cmの場合

【2】 焦点距離25mm(50mm) 被写体まで30cmの場合

【3】 焦点距離25mm(50mm) 被写体まで25cmの場合
【1】と【2】を比べれば一目瞭然、最短撮影距離20cmと30cmの違いがけっこう大きいのがよくわかると思う。同じ25mmの単焦点でも【3】のLUMIX G 25mm F1.7とM.ZD 25mm F1.8なら25cmと【1】との差は5cmだけなので、なんとか焦点距離でリカバーできている感じ。
私の場合、けっこう被写体に近づいてマクロ的に使うことも多いので、これはLEICA DG SUMMILUX 25mmF1.4のデメリットの一つだと思う。
いやーレンズを買うときは「最短撮影距離もチェックしてよーく比較検討しないと!」といつも後で思うんだけどね。
だからもしコンパクトかつ寄れるレンズを選ぶのなら、間違いなくLUMIX G 20mm F1.7がベストな選択だと思う。
ただLUMIX G 20mm F1.7はAFがかなり遅いので、それも求めるならば、LUMIX G 25mm F1.7かオリ M.ZD 25mm F1.8は爆速なのでベストだと思う。ちなみにLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4のAF速度は爆速とまでは言えないけど十分速かったよ。

Panasonic LUMIX G 25mm F1.7 ASPH. H-H025-K

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
ところで、この短所も多いLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4を選ぶ理由は何なのか?
それは正直、よく分かっていない(笑)。
よくライカの本を読むと書いてあるのが・・・
・ライカはアート、道具とは違う
・短所は個性、短所があるからこそライカは愛される
・ライカには不思議な力がある
・ライカには夢が宿っている
・ライカに不可能はない
・ライカになら希望を託すことができる
・ライカは伝説であり神話である
・ライカがあればいい写真が撮れるような気がする
なんかどっかの宗教みたいだけれど・・・
ただ数値では表せない部分、例えばライカならではの独特な描写、味、空気感、臨場感、つまり表現力こそがライカレンズのメリットであり、最大の魅力なんだろう、と思いたい(汗)。
レンズフードは上の写真の角形タイプが付属している。
大切なレンズを守るためにKenko PRO1D プロテクター(レンズ保護フィルター)も購入。
≫ Kenko レンズフィルター PRO1D プロテクター (W) 46mm レンズ保護用 324653
これはとりあえずOLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡに装着して試し撮りした写真。JPEG撮って出し、明るさを若干調整のみ。
さすがは評価が高いレンズだけはある、なんとも言えない柔らかさと立体感があって、なんかイイ感じ(喜)!
ということで次回、ハワイで撮影したLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.(H-X025)の試し撮り写真もあるのでアップする予定。お楽しみに!
では、また
追記:
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.(H-X025)の試し撮りレビュー in ハワイ
ついにライカレンズを購入ダァーーー!
そのレンズの名は・・・
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. (H-X025)
SUMMILUXは、ズミルックスと読む。
↓これです
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH. H-X025
そうライカと言ってもパナライカです(笑)
パナライカというのは、ライカの品質基準に基づき、ライカが認定した測定機器と品質保証システムによってパナソニックが生産しているマイクロフォーサーズ(m4/3)用のレンズのこと。パナソニックが作ったライカのレンズだから通称パナライカ。
ちなみにライカとは、ドイツの歴史ある高級カメラ・レンズメーカーで、特にライカレンズは、その描写力で世界中のプロカメラマンを魅了し続けているんだとか。なおライカレンズは、どうしてこんなに高いの?と思うほどバカ高い。例えば、このパナライカレンズと同じ焦点距離&F値の本家LEICA SUMMILUX-M f1.4/50mm ASPH.というレンズは、なんと50万円ほどする。さらにカメラ本体は70万円ほどするので、カメラ+レンズで120万円を軽く超えてくるのだ。
パナソニックとライカの提携は、2001年にPanasonic LUMIXブランドとして初めて発売したコンデジLC5にLEICA DC VARIO SUMMICRONというライカ公認レンズを搭載したことから始まったんだとか。その後、パナソニックが発売した数々の高級コンデジや一眼の高級レンズがライカの名を冠している。また本家ライカが販売しているコンデジなどはパナソニックのOEMも多く、しかも同じモデルでもライカマーク&デザインになっているだけで2倍の価格で売られていたりする。
今でこそパナソニックは、カメラメーカーとしての地位を確立しているが当時は家電メーカーのイメージしかなかったので、たぶんライカのブランド力に頼ったんだと思われる。そう言うと同じく後発のソニーの上位レンズもドイツの名門レンズメーカーのカール・ツァイス(Carl Zeiss)のブランド名を冠しているよね。
逆に国産カメラ・レンズメーカーとしての歴史があるキャノン、ニコン、オリンパス、ペンタックスなどは、他社のブランド力に頼らず、あくまで自社ブランドオンリー。これはやはりプライドなんだろうね。
話を戻すと、そんなバカみたいに高額なライカのレンズもパナライカだとなんと10分の1ほどで手に入る。そう本物のライカを買うことができない私のようなボンビーおっさんでも、マイクロフォーサーズ(m4/3)のカメラを買えばライカ(監修)のレンズを使えるのだ。素晴らしい~!
なおm4/3用パナライカは、ライカ DG レンズ シリーズと言って、現在4本ラインナップされていて、来年さらに超弩級の望遠ズームが発売予定だ。
<LEICA DG Lens ラインナップ>
LEICA DG NOCTICRON 42.5mm / F1.2 ASPH. / POWER O.I.S. (85mm)
LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH. (30mm)
LEICA DG SUMMILUX 25mm / F1.4 ASPH. (50mm)
LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S. (90mmマクロ)
LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm/F4-6.3 (200-800mm、発売予定)
※カッコの焦点距離は35mm判換算
≫ Panasonic LEICA DGシリーズ
このLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4の特徴としては、なんと言ってもm4/3用AF対応標準レンズ25mm(35mm判換算50mm)で最も明るいF1.4ということだろう。ちなみにマイクロフォーサーズ用の標準レンズ25mm(35mm判換算50mm)のラインナップは下記。
<AF>
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.
LUMIX G 25mm F1.7 ASPH.
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
<MF>
Voigtlander NOKTON 25mm F0.95 Type II
Voigtlander NOKTON 25mm F0.95
KOWA PROMINAR 25mm F1.8
マニュアルフォーカスなら驚異的な明るさのNOKTON 25mm F0.95ってのもあるけど、オートフォーカスならこのレンズが最強である。
ところで今回どうして、このレンズを買ったかを話すと、それは・・・
悲しい別れが理由だった・・・
私は10月のヤンゴン&チェンマイ~バンコクの旅で、2台のカメラ(OM-D)に標準ズームと望遠ズーム(12-40mmF28と40-150mmF2.8)を着けっぱなしにして、さらに予備でパンケーキサイズの標準ズームと単焦点(12-35mmF3.5-5.6と20mmF1.7)の2本を持って行った。ただ現地は、雨やホコリが多く、防塵防滴仕様のレンズ以外を使う場面がなかったので、予備のパンケーキは結局、一度も使うことはなかった。
そして帰国後、私は焦っていた。
「ない、ない、レンズがどこにもない!!!」
何度探してもパンケーキレンズ1本がみつからない。それはお気に入りの単焦点レンズLUMIX G 20mm F1.7 ASPH. (H-H020)だった。
↓これです
LUMIX G 20mm/F1.7 ASPH. H-H020
「あぁぁ・・・なんてこった・・・」
5年前に初めて買ったミラーレス一眼LUMIX GF1のキットレンズだったそのパンケーキは、AFがめっちゃ遅いという欠点もあったが、とにかくコンパクトで、よく写り、そしてよくボケるって事でかなり愛着を持っていた。
例えるなら「5年付き合った恋人が何の前触れもなく突然失踪し別れが訪れた」、そんな感じの切なさ。
「一体、どこで失くしたんだろうか・・・」
旅の道中を思い返すと、このレンズを触った記憶が一度もなかった。つまり旅の最初頃にすでに失くしていた可能性が高いのだ。そう考えると最初頃に一度、不審な出来事があったのを思い出した。
クローゼットに入れてワイヤーロックで固定しておいたバックパックの向きが1度だけ明らかに動いていた。最初に宿泊したヤンゴンのホテルである。「誰かが触ってる!」と思い、すぐに中身を確認、しかし特に何も盗られている様子はなかったので、その時はそれで終わった。
しかし今思うともしその時にパンケーキのような小さくて使う予定が特にない物を盗られても気づけなかったかもと。まあこれは確証がないので、あくまでももし盗られたとしたらその時が怪しいなという話である。それとその時にすべての荷物をベッドの上に出した訳なんだけれど、もしかしたら、その時に布団に埋もれたかベッドの脇に落ちたかで紛失した可能性もある。
とにかくこの時の教訓として、旅に行くときは「持ち物の確認リスト」を作っておいて、ホテルをチェックアウトする時には持ち物が全部有るかをチェックするようにってのが特に海外では重要だと思った。なお日本の宿で不審な出来事に遭遇した事は今のところ一度もない。
まあそんな理由で、大切なレンズを失った。
しかも数日後に行くハワイで、なにかしらの単焦点レンズが必要だったので、急遽、新しいレンズを買うことに。同じレンズはすでにマイナーチェンジしていてLUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH.(H-H020A-K)という第二世代に変わっていたので、とりあえずそれを買おうかと考えていた。
↓マイチェン後版
LUMIX G 20mm / F1.7 II ASPH. H-H020A-K
ただアマゾンを見ながら・・・
「ライカ、いつ買うの?」
「今でしょ!」
と、心のなかで、自分に質問して自分で答えるを繰り返していたら。
気がついたらなぜかLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.をポチっていた・・・。世の中には不思議なことがいっぱい。
いや、ライカのレンズが欲しかっただけです。
上の写真はGM1に装着したLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4。
はっきり言ってGMにはちょっとでかい。レンズの高さがボディよりあるので、上下がはみ出すのだ。GMにはLUMIX G 25mm F1.7 ASPH.かM.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8の方がサイズ的にはバランスがいいかも。なお重量差は下記。
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 約200g
LUMIX G 20mm F1.7 約87g
LUMIX G 25mm F1.7 ASPH. 約125g
M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 137g
この中では一番重いけど、まあでも、十分に軽い方だと思う。なによりもサイズや重量が多いというのは、裏を返せばそれだけ明るい大口径レンズや高性能レンズを使っている証でもあるので、それをデメリットと取るかメリットの為の代償と取るかは人それぞれだろう。
それとレンズ内手ぶれ補正がないので、GX7とGX8以外のパナ機だと手ぶれ補正なしになる。まあボディ内手ぶれ補正付きのOM-D E-M1かE-M5 MarkⅡで使うので、私の場合はまったく問題ないけど。
LUMIX G 20mm F1.7(40mm)とLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4(50mm)の焦点距離の差は35mm判換算で10mmだけなので画角的な違いはほとんどないはずだ。実際、景色を撮影した時にその違いを感じることはなかった。
しかし物など被写体に近づいて撮影した時に予想外の違いに気付く。それは被写体に近づける距離、いわゆる最短撮影距離が10cmも長いことだった。
「うわ、けっこう寄れないなこのレンズ・・・」
LUMIX G 20mm F1.7の最短撮影距離は20cm、メインで使っているM.ZD12-40mm F2.8 PROもズーム全域で同じ20cm、対してLEICA DG 25mm F1.4は30cmだった。購入前は大した違いとは思っていなかったが、実際に撮影するとその違いは予想外に大きなものだった。詳しくは下記の比較を見て欲しい。
<焦点距離と最短撮影距離の比較>
【1】がLUMIX G 20mm F1.7の想定で、【2】がLEICA DG SUMMILUX 25mmF1.4を想定。【3】は参考としてパナ LUMIX G 25mm F1.7とオリ M.ZD 25mm F1.8の最短撮影距離25cmを想定している。

【1】 焦点距離20mm(40mm) 被写体まで20cmの場合

【2】 焦点距離25mm(50mm) 被写体まで30cmの場合

【3】 焦点距離25mm(50mm) 被写体まで25cmの場合
【1】と【2】を比べれば一目瞭然、最短撮影距離20cmと30cmの違いがけっこう大きいのがよくわかると思う。同じ25mmの単焦点でも【3】のLUMIX G 25mm F1.7とM.ZD 25mm F1.8なら25cmと【1】との差は5cmだけなので、なんとか焦点距離でリカバーできている感じ。
私の場合、けっこう被写体に近づいてマクロ的に使うことも多いので、これはLEICA DG SUMMILUX 25mmF1.4のデメリットの一つだと思う。
いやーレンズを買うときは「最短撮影距離もチェックしてよーく比較検討しないと!」といつも後で思うんだけどね。
だからもしコンパクトかつ寄れるレンズを選ぶのなら、間違いなくLUMIX G 20mm F1.7がベストな選択だと思う。
ただLUMIX G 20mm F1.7はAFがかなり遅いので、それも求めるならば、LUMIX G 25mm F1.7かオリ M.ZD 25mm F1.8は爆速なのでベストだと思う。ちなみにLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4のAF速度は爆速とまでは言えないけど十分速かったよ。
Panasonic LUMIX G 25mm F1.7 ASPH. H-H025-K
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8
ところで、この短所も多いLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4を選ぶ理由は何なのか?
それは正直、よく分かっていない(笑)。
よくライカの本を読むと書いてあるのが・・・
・ライカはアート、道具とは違う
・短所は個性、短所があるからこそライカは愛される
・ライカには不思議な力がある
・ライカには夢が宿っている
・ライカに不可能はない
・ライカになら希望を託すことができる
・ライカは伝説であり神話である
・ライカがあればいい写真が撮れるような気がする
なんかどっかの宗教みたいだけれど・・・
ただ数値では表せない部分、例えばライカならではの独特な描写、味、空気感、臨場感、つまり表現力こそがライカレンズのメリットであり、最大の魅力なんだろう、と思いたい(汗)。
レンズフードは上の写真の角形タイプが付属している。
大切なレンズを守るためにKenko PRO1D プロテクター(レンズ保護フィルター)も購入。
≫ Kenko レンズフィルター PRO1D プロテクター (W) 46mm レンズ保護用 324653
これはとりあえずOLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡに装着して試し撮りした写真。JPEG撮って出し、明るさを若干調整のみ。
さすがは評価が高いレンズだけはある、なんとも言えない柔らかさと立体感があって、なんかイイ感じ(喜)!
ということで次回、ハワイで撮影したLEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.(H-X025)の試し撮り写真もあるのでアップする予定。お楽しみに!
では、また
追記:
LEICA DG SUMMILUX 25mm F1.4 ASPH.(H-X025)の試し撮りレビュー in ハワイ
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