OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ試し撮りレビュー
2015.02.15 (Sun) : カメラと写真
発売前のOLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡの実機を少しだけ試す事ができたので、その試し撮りレビュー。
世界一、
ブレないやつ。
というキャッチコピーのこのOM-D E-M5 MarkⅡ、なんとレンズ交換式デジタル一眼において世界最強の5軸手ぶれ補正を搭載したカメラだ。どのくらい凄いかを数値にすると、シャッタースピードにして5段分の補正効果があると言う。
初代E-M5やフラッグシップモデルのE-M1の超強力な手ぶれ補正でも4段分なので、いかにこのカメラが強力かわかるだろう。
なおオリンパス機はすべてボディ内手ぶれ補正なので、オールドレンズを含むあらゆるレンズに対して強力な手ぶれ補正が有効。なのでこのE-M5 Mark2と組み合わせるあらゆるレンズは、ほぼ手ブレによる失敗知らずと言っても過言じゃない。それほどオリンパスの手ぶれ補正性能は高いのだ。
さらに今回は、ムービーにも力を入れていて、いままではオマケ程度だったフルHDムービー機能は、フレームレート60p、ビットレート52Mbpsに対応。強力な5軸手ぶれ補正により、手ぶれ補正機材を使わず手持ちでブレを抑えた美しいムービー撮影が可能だとか。またムービー用のAFと露出制御を新搭載。さらに通常のIPB形式に加えプロレベルのムービー編集に要求されるALL-Intra形式での撮影にも対応。
他にフォーカスピーキング、タイムレコード記録、外部マイクを使った高音質音声録音にも対応、スローモーションやクイックモーション撮影、ムービーテレコン、HDMIモニタリングスルーなど動画機能を充実させた。
上のYouTubeの本田圭佑のCMは、なんとE-M5 Mak2でしかも手持ちで撮影しているというから驚きである。
個人的には4Kは正直まだ必要だとは思っていなくて、むしろソニーハンディカムに搭載されている空間光学手ブレ補正のような強力な手ぶれ補正や外部マイク接続などの録音機能が充実したムービー用カメラを探していたので、これはまさにドンピシャの内容(まだ買うかわからないが)。
それとバリアングル液晶モニターになったので、動画撮影が便利そう。
↓こちらもOM-D MOVIEのサンプル
いやー素晴らしい、手持ちでこれだけ撮れれば、もう最高だよ(笑)。
初代E-M5は防塵・防滴までだったが、今回はE-M1と同じ-10度までの耐低温も追加。いまいちだった初代のファインダーは、E-M1と同じ236万ドット超大型高精細ビューファインダーに変更。画像処理エンジンもE-M1と同じTurePicⅦに進化。その他にもE-M1にあってE-M5になかったに機能が、このE-M5 MarkⅡにはほとんどが搭載された。
さらにセンサーシフトによる40M相当のJPEG画像を生成する40Mハイレゾショットと無音の静音モードというE-M1には無い機能まで搭載。
E-M1との違いがわからなくなったのでオリンパスの人に聞いてみた。
「ほとんど機能が同じになってしまったんだけれど、E-M1とE-M5Ⅱの違いって何?実際どっちのがいいですか?」
「最大の違いはAFとセンサーです。E-M1には像面位相差AFとそれ専用のセンサーが搭載されています。だからAFの性能の分、E-M1の方がいいです」
なるほど確かにE-M1にはコントラストAFと像面位相差AFを組み合わせた『DUAL FAST AF』なるものが搭載されていて、E-M5Mark2は、『FAST AF』搭載となっている。
まあしかし逆に言えば、E-M1のアドバンテージはAFと連写とクリップが握りやすいボディ形状ってことくらいになってしまった(笑)。むしろ手ぶれ補正は負けてるし。まあE-M1の手ぶれ補正でも十分過ぎるくらい強力なのでまったく不満はないけど。
ちなみにセンサーメーカーはどこなのかを聞いてみたが教えてくれなかった。ネットの情報によるとソニー・センサーらしいから、パナソニック・センサーのE-M1とは若干画質が違うのかもしれないね。
ということで、SDカードでE-M5 MarkⅡの試し撮り画像を持ち帰ったのでアップしておく。すべて何も考えずに適当に撮ったものなのであしからず。
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ試し撮りショット
※JPEG撮って出し、明るさとコントラストだけPhotoshopで調整
※ブログのサイズ制限の関係で若干だけ圧縮、ほぼ元画像と同サイズ
※元画像は開くのに時間がかかります
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6Ⅱ
↓こちらはOM-D E-M1で撮った比較参考画像
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
上の比較だとレンズ性能がだいぶ違うけど、まあでもE-M1とほとんど変わらない感じかな。今回は室内ってことでISOが高めだけど、低感度ならかなり期待できる画質だと思う。というかこれだけ撮れればE-M5ⅡとE-M1の2台持ちにしてもいいかも。
実際に持った感じも初代のようなプラっぽさはなくなって、E-M1と同じような金属の塊感があってとてもイイ感じ。またシルバーの塗装も初代より高級感のある色になったと思う。
上のE-M5 Mark2は、参考出品の特別色でチタンカラーみたいなやつ。
シルバーボディにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZの組み合わせ。この昔の一眼レフっぽいデザインだとシルバーにブラックのレンズでも違和感ないよね。
オプションのパワーバッテリーホルダーHLD-8を装着したもの。持ってみた感じはE-M1に近い感じになるけど、重量はE-M1よりだいぶ重くなる。
HLD-8を付けると元のシャッターボタンとダイヤルはどうなるんだろうか?まあたぶんオリンパスのことだから、別の機能を割り当てられる可能性が高いと思うけど。
こちらは、金属製外付けグリップECG-2を付けたE-M5 Mark2。これも持ってみたけど、何も付けない状態でもけっこう握りやすい形状のデザインなので、これは別にいらないかなーって感じた。ただ下部がアルカスイス規格のクイックシューに対応しているので、それは便利だと思う。
以上、レビューをまとめるとこのOM-D E-M5 MarkⅡは、全部入りでコンパクトでしかもデザインもカッコいい。買って損はないと思われる渾身のカメラかと。
E-M1とあまり価格差がないので、どちらかを選べと言われたら正直、ひじょうに迷うよね。私の場合は、スチル撮影メインかつフォーサーズ用レンズを持っているのでAFを重視してE-M1を選ぶけど、もしスチルだけでなくムービー撮影も楽しみたいならE-M5 MarkⅡの方が断然いいだろうね。
あとこれは比較してないので分からないけれど、おそらく動体撮影に関しては、AF&連写性能的にE-M1の方が強いのかも。逆に風景とか中心なら手ぶれ補正がさらに強力なE-M5 MarkⅡの方がいいのかな。
<連写比較>
E-M1 C-AF時 9コマ/秒、S-AF時 10コマ/秒
E-M5Ⅱ C-AF時 5コマ/秒、S-AF時 10コマ/秒
個人的には、ムービーも強力で、スチルの画質もE-M1と同等ってことで、買増して2台持ちにして標準ズームはE-M5Ⅱ、望遠ズームはE-M1ってな構成が最高に幸せになれるような気がする(笑)。
世界一、
ブレないやつ。
というキャッチコピーのこのOM-D E-M5 MarkⅡ、なんとレンズ交換式デジタル一眼において世界最強の5軸手ぶれ補正を搭載したカメラだ。どのくらい凄いかを数値にすると、シャッタースピードにして5段分の補正効果があると言う。
初代E-M5やフラッグシップモデルのE-M1の超強力な手ぶれ補正でも4段分なので、いかにこのカメラが強力かわかるだろう。
なおオリンパス機はすべてボディ内手ぶれ補正なので、オールドレンズを含むあらゆるレンズに対して強力な手ぶれ補正が有効。なのでこのE-M5 Mark2と組み合わせるあらゆるレンズは、ほぼ手ブレによる失敗知らずと言っても過言じゃない。それほどオリンパスの手ぶれ補正性能は高いのだ。
さらに今回は、ムービーにも力を入れていて、いままではオマケ程度だったフルHDムービー機能は、フレームレート60p、ビットレート52Mbpsに対応。強力な5軸手ぶれ補正により、手ぶれ補正機材を使わず手持ちでブレを抑えた美しいムービー撮影が可能だとか。またムービー用のAFと露出制御を新搭載。さらに通常のIPB形式に加えプロレベルのムービー編集に要求されるALL-Intra形式での撮影にも対応。
他にフォーカスピーキング、タイムレコード記録、外部マイクを使った高音質音声録音にも対応、スローモーションやクイックモーション撮影、ムービーテレコン、HDMIモニタリングスルーなど動画機能を充実させた。
上のYouTubeの本田圭佑のCMは、なんとE-M5 Mak2でしかも手持ちで撮影しているというから驚きである。
個人的には4Kは正直まだ必要だとは思っていなくて、むしろソニーハンディカムに搭載されている空間光学手ブレ補正のような強力な手ぶれ補正や外部マイク接続などの録音機能が充実したムービー用カメラを探していたので、これはまさにドンピシャの内容(まだ買うかわからないが)。
それとバリアングル液晶モニターになったので、動画撮影が便利そう。
↓こちらもOM-D MOVIEのサンプル
いやー素晴らしい、手持ちでこれだけ撮れれば、もう最高だよ(笑)。
初代E-M5は防塵・防滴までだったが、今回はE-M1と同じ-10度までの耐低温も追加。いまいちだった初代のファインダーは、E-M1と同じ236万ドット超大型高精細ビューファインダーに変更。画像処理エンジンもE-M1と同じTurePicⅦに進化。その他にもE-M1にあってE-M5になかったに機能が、このE-M5 MarkⅡにはほとんどが搭載された。
さらにセンサーシフトによる40M相当のJPEG画像を生成する40Mハイレゾショットと無音の静音モードというE-M1には無い機能まで搭載。
E-M1との違いがわからなくなったのでオリンパスの人に聞いてみた。
「ほとんど機能が同じになってしまったんだけれど、E-M1とE-M5Ⅱの違いって何?実際どっちのがいいですか?」
「最大の違いはAFとセンサーです。E-M1には像面位相差AFとそれ専用のセンサーが搭載されています。だからAFの性能の分、E-M1の方がいいです」
なるほど確かにE-M1にはコントラストAFと像面位相差AFを組み合わせた『DUAL FAST AF』なるものが搭載されていて、E-M5Mark2は、『FAST AF』搭載となっている。
まあしかし逆に言えば、E-M1のアドバンテージはAFと連写とクリップが握りやすいボディ形状ってことくらいになってしまった(笑)。むしろ手ぶれ補正は負けてるし。まあE-M1の手ぶれ補正でも十分過ぎるくらい強力なのでまったく不満はないけど。
ちなみにセンサーメーカーはどこなのかを聞いてみたが教えてくれなかった。ネットの情報によるとソニー・センサーらしいから、パナソニック・センサーのE-M1とは若干画質が違うのかもしれないね。
ということで、SDカードでE-M5 MarkⅡの試し撮り画像を持ち帰ったのでアップしておく。すべて何も考えずに適当に撮ったものなのであしからず。
OLYMPUS OM-D E-M5 MarkⅡ試し撮りショット
※JPEG撮って出し、明るさとコントラストだけPhotoshopで調整
※ブログのサイズ制限の関係で若干だけ圧縮、ほぼ元画像と同サイズ
※元画像は開くのに時間がかかります
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6Ⅱ
![]() | 焦点距離:150mm 35mm判換算:300mm SS1/60 F5.6 ISO1600 ≫元画像4608×3456/4.68MB ≫縮小版2048×1536/1.59MB |
![]() | 焦点距離:75mm 35mm判換算:150mm SS1/100 F5.5 ISO1600 ≫元画像4608×3456/4.26MB ≫縮小版2048×1536/1.54MB |
![]() | 焦点距離:14mm 35mm判換算:28mm SS1/60 F4.0 ISO400 ≫元画像4608×3456/4.25MB ≫縮小版2048×1536/1.60MB |
↓こちらはOM-D E-M1で撮った比較参考画像
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
![]() | 焦点距離:40mm 35mm判換算:80mm SS1/100 F4.5 ISO500 ≫元画像3456×4608/4.20MB ≫縮小版1536×2048/1.74MB |
上の比較だとレンズ性能がだいぶ違うけど、まあでもE-M1とほとんど変わらない感じかな。今回は室内ってことでISOが高めだけど、低感度ならかなり期待できる画質だと思う。というかこれだけ撮れればE-M5ⅡとE-M1の2台持ちにしてもいいかも。
実際に持った感じも初代のようなプラっぽさはなくなって、E-M1と同じような金属の塊感があってとてもイイ感じ。またシルバーの塗装も初代より高級感のある色になったと思う。
上のE-M5 Mark2は、参考出品の特別色でチタンカラーみたいなやつ。
シルバーボディにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZの組み合わせ。この昔の一眼レフっぽいデザインだとシルバーにブラックのレンズでも違和感ないよね。
オプションのパワーバッテリーホルダーHLD-8を装着したもの。持ってみた感じはE-M1に近い感じになるけど、重量はE-M1よりだいぶ重くなる。
HLD-8を付けると元のシャッターボタンとダイヤルはどうなるんだろうか?まあたぶんオリンパスのことだから、別の機能を割り当てられる可能性が高いと思うけど。
こちらは、金属製外付けグリップECG-2を付けたE-M5 Mark2。これも持ってみたけど、何も付けない状態でもけっこう握りやすい形状のデザインなので、これは別にいらないかなーって感じた。ただ下部がアルカスイス規格のクイックシューに対応しているので、それは便利だと思う。
以上、レビューをまとめるとこのOM-D E-M5 MarkⅡは、全部入りでコンパクトでしかもデザインもカッコいい。買って損はないと思われる渾身のカメラかと。
E-M1とあまり価格差がないので、どちらかを選べと言われたら正直、ひじょうに迷うよね。私の場合は、スチル撮影メインかつフォーサーズ用レンズを持っているのでAFを重視してE-M1を選ぶけど、もしスチルだけでなくムービー撮影も楽しみたいならE-M5 MarkⅡの方が断然いいだろうね。
あとこれは比較してないので分からないけれど、おそらく動体撮影に関しては、AF&連写性能的にE-M1の方が強いのかも。逆に風景とか中心なら手ぶれ補正がさらに強力なE-M5 MarkⅡの方がいいのかな。
<連写比較>
E-M1 C-AF時 9コマ/秒、S-AF時 10コマ/秒
E-M5Ⅱ C-AF時 5コマ/秒、S-AF時 10コマ/秒
個人的には、ムービーも強力で、スチルの画質もE-M1と同等ってことで、買増して2台持ちにして標準ズームはE-M5Ⅱ、望遠ズームはE-M1ってな構成が最高に幸せになれるような気がする(笑)。
関連アイテム
スポンサード リンク

PPKさん (2015-02-21) edit
E-M5Ⅱ使い易そうだしデザインも最高ですね。E-M1どこにでも連れて歩いていますが、誘惑に負けてE-M5Ⅱ買ってしまったらE-M1の稼働率が・・・
Mフォーサーズ陣営が魅力的な単焦点を色々用意してくれたおかげで、手持ちのレンズは単焦点ばかり。E-M5Ⅱには大きなズームより単焦点が似合いそうなので本気で購入迷ってしまいます。
Mフォーサーズ陣営が魅力的な単焦点を色々用意してくれたおかげで、手持ちのレンズは単焦点ばかり。E-M5Ⅱには大きなズームより単焦点が似合いそうなので本気で購入迷ってしまいます。
ひと言でいいので、気軽にコメントしていってください!
あなたのそのひと言がこのブログ運営の原動力なのです。よろしくお願いします。
あなたのそのひと言がこのブログ運営の原動力なのです。よろしくお願いします。
関連記事:カメラと写真