花子とアン 最終回と全体の感想
2014.09.27 (Sat) : ドラマと映画

今日は、吉高由里子主演の朝ドラ(NHK連続ドラマ小説)『花子とアン』の最終回だったので。
■「花子とアン」最終回の感想
最終回、花子のスピーチも良かったし(ちょっと長かったけど)、感動で涙が。ただ登場人物達が、やけに年寄りになってしまっているのが??(笑)、蓮子さんなんか80歳のお婆さんみたいだったし、昔の人だからなのかな?明日から「ごきげんよう、さようなら」のナレーションが聞けないと思うとやっぱ寂しいな~。
■「花子とアン」全体の感想
あの「あまちゃん」後の作品だったので、正直、あまり期待せずに観たのだけれど、第一話の空襲のシーンのクオリティとリアリティが凄すぎて一気に作品の世界へ引き込まれた。やっぱNHKのドラマは凄いよ。あとオープニングの美しい景色の映像は、毎朝癒やされた。北海道の景色かな?って思ってたが、実際は赤毛のアンの舞台になったカナダのプリンスエドワード島ってところなんだって。カナダってあまり興味なかったけど、ここにはいつか行ってみたいな。
ドラマの内容は、吉高由里子演じる「赤毛のアン」翻訳者の村岡花子さんの人生を描いたもので、感想を一言で言うと「とても良いドラマ」。脚本、演出、登場人物、キャスティング、俳優の演技、セットや衣装などのクオリティなど、すべてにおいてとても丁寧に作り込まれた素晴らしい作品。
特に主役の吉高由里子が素晴らしかった。失礼ながら、あんなに演技が上手い役者さんだとは思ってなかった。とても感情表現が上手で、なおかつ演技っぽくない自然な演技。セリフを読むのが上手い人が演技力があると思いがちだけれど、舌足らずや滑舌が悪くても、感情や表情が自然で役柄になりきっていれば、むしろそれはリアルだ。そのようなお芝居をする役者の前では、セリフを読むのがやたら上手い役者の演技は逆に不自然に見える。
またキャスティングも良かった。やっぱメインキャストを俳優が本業の人で固めるのは正解。朝ドラは比較的そういった傾向だけれどね。ただ知名度が低い人が多くなるので、一見すると地味な印象になるが、やっぱ俳優が本業の人は、役をきっちり作り込んで魅力的なキャラにする能力があると思う。
あと脚本は、劇中のセリフの「ありふれた日常を切り取った作品に洗練された平凡を感じる」って感じでとても良く考えられたもの。ほどほどのテンポと分かりやすい展開、上品かつ王道的な内容、そして古き良き時代の日本の雰囲気や美しい日本語がとても丁寧に描かれていて、「あまちゃん」「梅ちゃん先生」を上回る平均視聴率だったのもうなずける。ただあまちゃんのように何度も見たくなるような中毒性はないけどね。ちなみに脚本家は中園ミホって人で、代表作は「やまとなでしこ」「ハケンの品格」など。
■「花子とアン」好きな名台詞、名言
このドラマにはほぼ毎日、素敵な言葉が散りばめられている。その中でも特に心に残る台詞は下記かな。
ブラックバーン校長 「今から何十年後かに、あなた方がこの学校生活を思い出して、あの時代が一番幸せだった、楽しかったと心の底から感じるのなら、私はこの学校の教育が失敗だったといわなければなりません。人生は進歩です。若い時代は準備のときであり、最上のものは過去にあるのではなく、未来にあります。旅路の最後まで希望と理想を持ち続け進んでいくものでありますように」
朝一 「ふんだんけど、一生懸命やるしかねえじゃん。一生懸命やって勝つことの次にいいことは、一生懸命やって負けることだ」
花子 「心に思ってることを伝えないのは、思ってないことと、おんなじことだよ」
お爺やん 「はな、見っけた夢は、夢中になって追っかけろし」
花子(赤毛のアンの台詞から)「曲がり角をまがった先に、何があるのかは、わからないの。でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの」
ナレーション(美輪明宏)「ごきげんよう、さようなら」

花子とアン メモリアルブック
来週から「マッサン」だー!
■「花子とアン」最終回の感想
最終回、花子のスピーチも良かったし(ちょっと長かったけど)、感動で涙が。ただ登場人物達が、やけに年寄りになってしまっているのが??(笑)、蓮子さんなんか80歳のお婆さんみたいだったし、昔の人だからなのかな?明日から「ごきげんよう、さようなら」のナレーションが聞けないと思うとやっぱ寂しいな~。
■「花子とアン」全体の感想
あの「あまちゃん」後の作品だったので、正直、あまり期待せずに観たのだけれど、第一話の空襲のシーンのクオリティとリアリティが凄すぎて一気に作品の世界へ引き込まれた。やっぱNHKのドラマは凄いよ。あとオープニングの美しい景色の映像は、毎朝癒やされた。北海道の景色かな?って思ってたが、実際は赤毛のアンの舞台になったカナダのプリンスエドワード島ってところなんだって。カナダってあまり興味なかったけど、ここにはいつか行ってみたいな。
ドラマの内容は、吉高由里子演じる「赤毛のアン」翻訳者の村岡花子さんの人生を描いたもので、感想を一言で言うと「とても良いドラマ」。脚本、演出、登場人物、キャスティング、俳優の演技、セットや衣装などのクオリティなど、すべてにおいてとても丁寧に作り込まれた素晴らしい作品。
特に主役の吉高由里子が素晴らしかった。失礼ながら、あんなに演技が上手い役者さんだとは思ってなかった。とても感情表現が上手で、なおかつ演技っぽくない自然な演技。セリフを読むのが上手い人が演技力があると思いがちだけれど、舌足らずや滑舌が悪くても、感情や表情が自然で役柄になりきっていれば、むしろそれはリアルだ。そのようなお芝居をする役者の前では、セリフを読むのがやたら上手い役者の演技は逆に不自然に見える。
またキャスティングも良かった。やっぱメインキャストを俳優が本業の人で固めるのは正解。朝ドラは比較的そういった傾向だけれどね。ただ知名度が低い人が多くなるので、一見すると地味な印象になるが、やっぱ俳優が本業の人は、役をきっちり作り込んで魅力的なキャラにする能力があると思う。
あと脚本は、劇中のセリフの「ありふれた日常を切り取った作品に洗練された平凡を感じる」って感じでとても良く考えられたもの。ほどほどのテンポと分かりやすい展開、上品かつ王道的な内容、そして古き良き時代の日本の雰囲気や美しい日本語がとても丁寧に描かれていて、「あまちゃん」「梅ちゃん先生」を上回る平均視聴率だったのもうなずける。ただあまちゃんのように何度も見たくなるような中毒性はないけどね。ちなみに脚本家は中園ミホって人で、代表作は「やまとなでしこ」「ハケンの品格」など。
■「花子とアン」好きな名台詞、名言
このドラマにはほぼ毎日、素敵な言葉が散りばめられている。その中でも特に心に残る台詞は下記かな。
ブラックバーン校長 「今から何十年後かに、あなた方がこの学校生活を思い出して、あの時代が一番幸せだった、楽しかったと心の底から感じるのなら、私はこの学校の教育が失敗だったといわなければなりません。人生は進歩です。若い時代は準備のときであり、最上のものは過去にあるのではなく、未来にあります。旅路の最後まで希望と理想を持ち続け進んでいくものでありますように」
朝一 「ふんだんけど、一生懸命やるしかねえじゃん。一生懸命やって勝つことの次にいいことは、一生懸命やって負けることだ」
花子 「心に思ってることを伝えないのは、思ってないことと、おんなじことだよ」
お爺やん 「はな、見っけた夢は、夢中になって追っかけろし」
花子(赤毛のアンの台詞から)「曲がり角をまがった先に、何があるのかは、わからないの。でも、きっといちばんよいものにちがいないと思うの」
ナレーション(美輪明宏)「ごきげんよう、さようなら」
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来週から「マッサン」だー!
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