あまちゃん最終回の感想
2013.09.29 (Sun) : ドラマと映画
ついにNHKの朝ドラこと連続テレビ小説『あまちゃん』が最終回を終えてしまった。今月前半にわざわざ岩手県の北三陸地方まで、あまちゃんロケ地巡り(通称:あま旅)に行ってしまったほど、このドラマにははまり続けた。
私が好きな旅のスタイルは、やっぱり鉄道旅、特にローカル線ののんびりした雰囲気がとても好きだ。ローカル線の小さな無人駅で途中下車し、田舎の小さな知らない町を歩くのが最高なのだ。
そんな私があまちゃん第一話でいきなり三鉄(ドラマでは北鉄)のローカル列車が田園風景の中を走行するシーンや北リアス海岸の美しい空と海の空撮を見せられたら食いつかないはずがない。
さらに第一話で懐かしの聖子ちゃんカットの女子(若春子役の有村架純)とキョンキョン(天野春子役の小泉今日子)の登場で一気に1980年代のあの頃にタイムスリップ。本物の方言全開の字幕なしじゃ絶対何言ってるかわからないセリフの衝撃。都心ではまず見れない漁港の癒される景色。北の海女(夏ばっぱ役の宮本信子)のかっけー登場シーン。
郷愁と懐古で始まるこの物語は、まさに私のツボだった。
まあ実際の物語は、笑わずにはいられない小ネタ満載のコメディ・ドラマで、とにかく登場人物がすべて底抜けに明るいのが最高である。
物語は、地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もないパッとしない主人公・天野アキ(能年玲奈)が、海に飛び込んで自分の殻を破っていくんだけれど、マイペースなので、ちょっとずつしか成長していかない朝ドラらしくないやけにリアルな設定。まあアキの裏表のない笑顔や天真爛漫さは、周りの人を変えてゆく不思議なパワーがあるんだけれどね。
ミステリアスな女子高生として登場したユイちゃん(橋本愛)は、アキや身の回りの出来事との関わりの中で変化してゆく過程もなんかリアル。途中、ちょっとやり過ぎだろってくらいかわいそうな展開だったけど。
その他、登場人物すべてが、とにかく最高!一人も嫌いなキャラが居ないドラマ。登場人物も役者も関係者もロケ地の人も視聴者も、誰一人不幸にならない、みんなハッピーになれるドラマ。世界ではじめて東日本大震災の前・当日・後を描いたのに、一人も登場人物が亡くならなかったのも良かった。とにかく日本史上最高のコメディ・ドラマだったと思う(断言)。
ちなみに上の写真は、楽天ブックであまロス対策用に買った「あまちゃんメモリアルブック」。まだもったいなくてパラパラとめくっただけなんだけれど、これあまちゃんファンなら絶対に買った方がいいと思うよ。本は薄めで価格も高いんだけれど、内容はこれでもかってくらい詰め込まれている感じだった(まだ読んでないけど)。
語りだしたら終わらなくなるので、説明はこの辺りにして、本題の最終回の感想でがす。といってもすでにツイッターとかで語り尽くされていると思うし、もしかしたら被ると思うけど、あくまでも私の超個人的な解釈であり感想です。
最終回は、すでに見たような場面から始まる。そう第一話のシーンだ。始まりと同じ形にして結ぶ最終回が、物語の始まりを思い起こし、この半年間の名場面が走馬灯のように脳内を駆け巡った。そして吹奏楽部によるオープニング曲の演奏、なぜか甲子園の応援シーンが思い浮かぶ。
袖ヶ浜で海開きをしているアキに北鉄の車窓からユイが手をふるシーン。実際に小袖海岸(袖ヶ浜のロケ地)まで行って自転車で走ったのでわかるけど、実際の三陸鉄道北リアス線と小袖海岸は12キロほど離れているので、現実にはあり得ないシーンだなと心のなかで思う。
観光協会のジオラマ完全復興に歓喜し!
中学生とミズタクが発見した恐竜の骨 → 焼きうどん > 恐竜の骨(箸置き) > 琥珀 → 新聞の一面がミズタク → 勉さん「めっちゃ悔しい!」に爆笑。
ヒビキ一郎、めっちゃいいやつ(笑)。
そして潮騒のメモリーズ完全復活!実は、潮騒のメモリーズのあの衣装、個人的には、なんかこっ恥ずかしくて見てられない・・・。
甲斐さん\(^o^)/、九州新幹線CMのオマージュ?、ベーリング海上(^_^;)
畑野駅(田野畑駅)でのアキとユイの会話から続くラストシーンが素敵過ぎる!
ユイ「どうかした?」
アキ「ミサンガ、今日こそは切れると思ったのに・・・しょうがねぇか、いっぺえ間違えたもんなー」
ユイ「私も、今までで一番やばかった」
アキ「まだまだ完成しなくていいべ」
ユイ「うん、明日も、あさっても、あるもんね」
アキ「明日も、あさっても、来年もある。今はここまでだけど・・・来年はこっから先まで行けるんだ!」
そう、明日は必ずやってくる。まだ未完成でも少しずつ完成に近づけばいいさ、と心のなかでつぶやく完全に父親目線なおっさん。
ちなみに現実の三陸鉄道北リアス線も同じ田野畑駅-小本駅間が現在不通で、来年2014年4月に営業再開予定である。
トンネルの方を覗きこむアキ
ユイ「行ってみよっか?」
アキ「じぇじぇ!?」
ユイ「行こう アキちゃん!」
潮騒のメモリーが流れる
「来てよその火を飛び越えて」には「来てよその日(3.11)を飛び越えて」という裏メッセージが込められていたという驚き。最初から最後まで完璧なまでの整合性。
線路を歩きはじめる二人。スタンド・バイ・ミーのオマージュ?
アキユイ→キョンキョン→薬師丸ひろ子の潮騒のメドレー。このバージョンで紅白確定でしょ(願望)!
ユイが絶望した暗いトンネル。
でも二人なら歩いてゆける。
なぜか私の脳内ではジョン・レノン版のStand by Me(意味:君にそばにいて欲しい)も流れていた。前を向いて進むんだ(なぜか自分に言い聞かせる)。
笑いながら出口(未来)に向かって走りだす二人。
トンネルを抜け、(希望の)光に包まれる。
このラストは、While there is life there is hope.(生きているかぎり希望がある)というメッセージが込められていると勝手に解釈した。ミサンガがまだ切れなかったのは、もっと最高の願い(幸せ)が未来には、まだまだ待っているんだよ、ということなんだろう。
そして、オープニングが始まる。これから最終回が始まるのか!?と思いきや、すでに13分経過していたのでやはりエンディングだろうか!?あああ、やっぱエンドロールだったーーー!!!でも最高!
しかし今までアキが一人で走っていた防波堤は、アキとユイ二人が走るシーンに変わっていた。
「嫌ぁあああー、やっぱ最終回嫌ぁだああああああ!」
なぜかおっさんの目から涙が溢れて止まらない!!
しかし、ハリウッド映画を彷彿とさせる今まだかつて見たことがない真上からの空撮がカッコイイ!
「みんなも一緒に走れーーー」ってよびかけられてるような爽やかなラスト。
二人は手をつなぎ、春子の落書き「海死ね、ウニ死ね」を踏みつけて大ジャンプ!
二人の表情、なんか怖い!?、ごめん、何度見てもそう感じる。
二人で海に飛び込むのかと思いきや・・・
「おしまい」文字入りのラストショットが、なんからしくて好き。
大団円がとっても素敵な最終回。この半年間、とっても楽しい時間を、本当にありがとうと言いたい。最後のイノッチの受けも見たかった!
そんな感じの「あまちゃん」最終回の感想。
ちなみに私の人生を変えるほど衝撃的だったセリフは、花巻さんの「わがる奴だけわがればいい」と「ジェームス・ブラウンかよ!」である。ほとんどの人が意味わからないギャグを延々流して、言い放つそのセリフに痺れた!最終週、花巻さんのセリフがなかったのが残念!
では、また
↓この記事もお薦め
・おっさん一人車旅 北へ行くのね編(あまちゃんロケ地も行っています)
・あまちゃんロケ地で有名な三陸鉄道北リアス線
↓あまちゃん縁の品プレゼント企画
おっさん一人車旅 おみやげプレゼント 小袖海岸海女グッズ
私が好きな旅のスタイルは、やっぱり鉄道旅、特にローカル線ののんびりした雰囲気がとても好きだ。ローカル線の小さな無人駅で途中下車し、田舎の小さな知らない町を歩くのが最高なのだ。
そんな私があまちゃん第一話でいきなり三鉄(ドラマでは北鉄)のローカル列車が田園風景の中を走行するシーンや北リアス海岸の美しい空と海の空撮を見せられたら食いつかないはずがない。
さらに第一話で懐かしの聖子ちゃんカットの女子(若春子役の有村架純)とキョンキョン(天野春子役の小泉今日子)の登場で一気に1980年代のあの頃にタイムスリップ。本物の方言全開の字幕なしじゃ絶対何言ってるかわからないセリフの衝撃。都心ではまず見れない漁港の癒される景色。北の海女(夏ばっぱ役の宮本信子)のかっけー登場シーン。
郷愁と懐古で始まるこの物語は、まさに私のツボだった。
まあ実際の物語は、笑わずにはいられない小ネタ満載のコメディ・ドラマで、とにかく登場人物がすべて底抜けに明るいのが最高である。
物語は、地味で暗くて向上心も協調性も存在感も個性も華もないパッとしない主人公・天野アキ(能年玲奈)が、海に飛び込んで自分の殻を破っていくんだけれど、マイペースなので、ちょっとずつしか成長していかない朝ドラらしくないやけにリアルな設定。まあアキの裏表のない笑顔や天真爛漫さは、周りの人を変えてゆく不思議なパワーがあるんだけれどね。
ミステリアスな女子高生として登場したユイちゃん(橋本愛)は、アキや身の回りの出来事との関わりの中で変化してゆく過程もなんかリアル。途中、ちょっとやり過ぎだろってくらいかわいそうな展開だったけど。
その他、登場人物すべてが、とにかく最高!一人も嫌いなキャラが居ないドラマ。登場人物も役者も関係者もロケ地の人も視聴者も、誰一人不幸にならない、みんなハッピーになれるドラマ。世界ではじめて東日本大震災の前・当日・後を描いたのに、一人も登場人物が亡くならなかったのも良かった。とにかく日本史上最高のコメディ・ドラマだったと思う(断言)。
ちなみに上の写真は、楽天ブックであまロス対策用に買った「あまちゃんメモリアルブック」。まだもったいなくてパラパラとめくっただけなんだけれど、これあまちゃんファンなら絶対に買った方がいいと思うよ。本は薄めで価格も高いんだけれど、内容はこれでもかってくらい詰め込まれている感じだった(まだ読んでないけど)。
語りだしたら終わらなくなるので、説明はこの辺りにして、本題の最終回の感想でがす。といってもすでにツイッターとかで語り尽くされていると思うし、もしかしたら被ると思うけど、あくまでも私の超個人的な解釈であり感想です。
最終回は、すでに見たような場面から始まる。そう第一話のシーンだ。始まりと同じ形にして結ぶ最終回が、物語の始まりを思い起こし、この半年間の名場面が走馬灯のように脳内を駆け巡った。そして吹奏楽部によるオープニング曲の演奏、なぜか甲子園の応援シーンが思い浮かぶ。
袖ヶ浜で海開きをしているアキに北鉄の車窓からユイが手をふるシーン。実際に小袖海岸(袖ヶ浜のロケ地)まで行って自転車で走ったのでわかるけど、実際の三陸鉄道北リアス線と小袖海岸は12キロほど離れているので、現実にはあり得ないシーンだなと心のなかで思う。
観光協会のジオラマ完全復興に歓喜し!
中学生とミズタクが発見した恐竜の骨 → 焼きうどん > 恐竜の骨(箸置き) > 琥珀 → 新聞の一面がミズタク → 勉さん「めっちゃ悔しい!」に爆笑。
ヒビキ一郎、めっちゃいいやつ(笑)。
そして潮騒のメモリーズ完全復活!実は、潮騒のメモリーズのあの衣装、個人的には、なんかこっ恥ずかしくて見てられない・・・。
甲斐さん\(^o^)/、九州新幹線CMのオマージュ?、ベーリング海上(^_^;)
畑野駅(田野畑駅)でのアキとユイの会話から続くラストシーンが素敵過ぎる!
ユイ「どうかした?」
アキ「ミサンガ、今日こそは切れると思ったのに・・・しょうがねぇか、いっぺえ間違えたもんなー」
ユイ「私も、今までで一番やばかった」
アキ「まだまだ完成しなくていいべ」
ユイ「うん、明日も、あさっても、あるもんね」
アキ「明日も、あさっても、来年もある。今はここまでだけど・・・来年はこっから先まで行けるんだ!」
そう、明日は必ずやってくる。まだ未完成でも少しずつ完成に近づけばいいさ、と心のなかでつぶやく完全に父親目線なおっさん。
ちなみに現実の三陸鉄道北リアス線も同じ田野畑駅-小本駅間が現在不通で、来年2014年4月に営業再開予定である。
トンネルの方を覗きこむアキ
ユイ「行ってみよっか?」
アキ「じぇじぇ!?」
ユイ「行こう アキちゃん!」
潮騒のメモリーが流れる
「来てよその火を飛び越えて」には「来てよその日(3.11)を飛び越えて」という裏メッセージが込められていたという驚き。最初から最後まで完璧なまでの整合性。
線路を歩きはじめる二人。スタンド・バイ・ミーのオマージュ?
アキユイ→キョンキョン→薬師丸ひろ子の潮騒のメドレー。このバージョンで紅白確定でしょ(願望)!
ユイが絶望した暗いトンネル。
でも二人なら歩いてゆける。
なぜか私の脳内ではジョン・レノン版のStand by Me(意味:君にそばにいて欲しい)も流れていた。前を向いて進むんだ(なぜか自分に言い聞かせる)。
笑いながら出口(未来)に向かって走りだす二人。
トンネルを抜け、(希望の)光に包まれる。
このラストは、While there is life there is hope.(生きているかぎり希望がある)というメッセージが込められていると勝手に解釈した。ミサンガがまだ切れなかったのは、もっと最高の願い(幸せ)が未来には、まだまだ待っているんだよ、ということなんだろう。
そして、オープニングが始まる。これから最終回が始まるのか!?と思いきや、すでに13分経過していたのでやはりエンディングだろうか!?あああ、やっぱエンドロールだったーーー!!!でも最高!
しかし今までアキが一人で走っていた防波堤は、アキとユイ二人が走るシーンに変わっていた。
「嫌ぁあああー、やっぱ最終回嫌ぁだああああああ!」
なぜかおっさんの目から涙が溢れて止まらない!!
しかし、ハリウッド映画を彷彿とさせる今まだかつて見たことがない真上からの空撮がカッコイイ!
「みんなも一緒に走れーーー」ってよびかけられてるような爽やかなラスト。
二人は手をつなぎ、春子の落書き「海死ね、ウニ死ね」を踏みつけて大ジャンプ!
二人の表情、なんか怖い!?、ごめん、何度見てもそう感じる。
二人で海に飛び込むのかと思いきや・・・
「おしまい」文字入りのラストショットが、なんからしくて好き。
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そんな感じの「あまちゃん」最終回の感想。
ちなみに私の人生を変えるほど衝撃的だったセリフは、花巻さんの「わがる奴だけわがればいい」と「ジェームス・ブラウンかよ!」である。ほとんどの人が意味わからないギャグを延々流して、言い放つそのセリフに痺れた!最終週、花巻さんのセリフがなかったのが残念!
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