おっさん一人車旅 10日目 山田線秘境駅探訪~盛岡駅
2013.09.12 (Thu) : 旅と旅写真


9/10(火)、宮古-盛岡間を結ぶ国道106号線沿いの区界高原という道の駅で、おっさん一人車旅も10日目の朝を迎えた。
そろそろ地元に帰ろうってことで、東北自動車道がある岩手県の内陸部へ向かいつつ、ミッションをこなすことに。岩手県での最終重要ミッションは、山田線の秘境駅地帯にあるA級秘境駅2駅を探訪すること。
上の写真は、その1つ目、浅岸駅(あさぎしえき)への曲がり角(国道106号線沿い)に立っている案内看板である。なんと11キロ先と書いてある。

そう、浅岸駅は、山の中の道を延々と11キロも進んだところにある。
民家も途中に数件だけ。

途中、道路上を横切るヘビくんを危うく踏み潰すところだった。
たぶんマムシ。

こちらが、A級秘境駅の一つとされる山田線の浅岸駅。
駅の周りは山奥で民家がないのはもちろんだが、この駅の秘境駅たる最大の所以は、停車する列車の本数の少なさである。
平日・土日共に1日の停車数は、盛岡方面上りが3本、宮古・釜石方面下りが2本、合計5本しか停車しない。
上り:6:42、17:27、19:52
下り:17:05、19:33
朝6時台の列車でこの駅に降りたら、夕方5時台まで次の列車がない!?つまり異常に訪問難易度が高いのである。

実は、浅岸駅の隣に、さらに上位のA級秘境駅の一つ大志田駅(おおしだえき)がある。もちろんそこも向かうんだけれど、その道のりは想像を絶する困難を極めた。
まず、浅岸駅を含むこの秘境駅地帯は、途中から私のスマホ(au)の電波が全く入らない。なのでナビが地図を読み込まずにまったく使い物にならなくなってしまった。
しかたなく、道路上の案内板を頼りに向かったんだけれど、途中5~6箇所ほど分岐があったので、その都度、車を降りて慎重に確認しながら進むはめに。

しかも途中から上の写真のような完全なオフロード(林道)となるので、当然、速度はノロノロに。しかもこのオフロード区間がけっこう長かった・・・。

林道の横には、上の写真のような川も流れていたり、もう大自然な感じ。

はい、こちらがこの日の重要目的地、A級秘境駅、大志田駅である。
隣の駅なのに浅岸駅から車で1時間以上かかった。

駅の周りは山奥だが、近くにたぶん1~2世帯ほど民家があった。それでもこの駅が先ほどの浅岸駅より上位の秘境駅とされるのは、停車する列車の本数がさらに少ないからである。
平日・土日共に1日の停車数は、盛岡方面上りが2本、宮古・釜石方面下りが1本、なんと合計3本しか停車しない。
上り:6:52、20:02
下り:19:24
さらに待合室に「駅周辺でクマの目撃情報あり」の注意書きが貼ってあって、熊鈴なしでは駅の外を歩くのも危険である。
ただ、大志田駅までの道のりで疲れきった私は、駅前に停めた車の中で3時間ほど爆睡してしまったけれど・・・。

クマに注意の看板はそこら中で見かけた。
この山田線秘境駅地帯から普通の対向車線の道路に出て、コンビニを発見した時は、生きて生還できた喜びに思わず歓喜の声を上げたほど。途中、寝てたのもあるけどこの秘境地帯には、約7~8時間もいた計算になるから。たった2駅訪問するだけで一日がほぼ終わってしまったことになる。

その後、夕方5時頃に盛岡駅に到着。

盛岡といえば、じゃじゃ麺やわんこそばも気になったが、やっぱり盛岡冷麺でしょ!ということで、盛岡冷麺発祥の店と言われる食道園という焼肉店で、元祖・盛岡冷麺をいただいた。本場冷麺ウマー!
その後、とりあえず気力的に行けるところまで移動ってことで、一関市まで行って温泉入って道の駅 厳美渓ってところで休憩した。
づつく
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