おっさん一人車旅 6日目 三陸鉄道南リアス線~山田線
2013.09.07 (Sat) : 旅と旅写真


この日は最初に三陸鉄道南リアス線の三陸駅(さんりくえき)に行った。時刻表を見たら、まだ本来のダイヤではなく、非常に運行本数は少なかった。
ここで、ガソリンスタンドや駅の売店のおばちゃんに津波の話を聞かせてもらった。
三陸駅は高台にあるのでそれほどでもなかったけど、川沿いの家は、すべて流されたと言っていた。このエリアは、広さの割に被害が大きかったんだと。波はガソリンスタンドの屋根を超えていったんだと。
被災地の人に毎回と言っていいほど聞くのが、「復興はまだまだ先になる」「やっと始まったばかり」といった内容。未だに瓦礫が残っている地域もたくさんあったし、工事も始まっていない地域もたくさんあった。ある人の話だと人出や資材が足りなくて、復興工事の計画は出来てても入札されないんだと言っていた。
暗い話ばかりに感じるかもしれないけれど、みんな明るくて笑顔でとても親切な人ばかりだったよ。むしろ地元の人より被災地訪問している外部の人の方が暗い表情だったのが印象的。

次に甫嶺駅(ほれいえき)に寄りつつ向かったのが、恋愛のパワースポットとして有名な恋し浜駅(こいしはまえき)!なんとかっけー駅名だろうか。

そしてこちらが、恋し浜こと小石浜の美しい海。

再び三陸駅まで戻り、三鉄の列車を撮影。

こちらは、吉浜駅(よしはまえき)。ここで志村けんにあった(写真はツイッターを見てね)。
三陸鉄道南リアス線は、現在は、この吉浜駅~釜石駅間は東日本大震災の影響で不通となっていて、路線バスに乗り換えるしかない。一応、定期乗車券による振替乗車を実施している。

こちらは、唐丹駅(とうにえき)、津波の影響で復旧工事中。

唐丹駅前の美しい海。

次に平田駅(へいたえき)に立ち寄りつつ向かったのが、釜石大観音という観光地。参拝路の売店はほとんど閉まっていて寂れた感じだったけれど、大観音の上の展望台からの眺めは絶景だったよ。

三鉄の釜石駅は、来年4月の復旧までの間、さんてつジオラマカフェとして営業されている。ここでホットコーヒーを飲みながら、釜石の情報収集。
カフェのお姉さんは、まだまだ全くと言っていたが、釜石の市街地は、他に比べ、だいぶ復興は進んでいるように感じた。ただ、あくまでも何もない状態のこれまで見た被災地に比べたらで、実際、空き地や被災した状態のビルだらけで不自然な町並みではある。だから本来の姿からしたら、やはりまだまだ全くってことになる。

釜石と言ったらやっぱ釜石ラーメンだろってことで、釜石ラーメンが食べれる店を探して市街地をさまようこと1時間、観光案内所で聞いたりして3件回ったが、すべて準備中・・・クッソォオオオ!
あきらめて、釜石はまゆり飲食店街という復興商店街にあった「もりのや」というそば屋で、カツ丼ミニそば付きを食す。
これがまた、超うめぇ~!
特にそばが絶品!さすが駅-1グルメに選ばれている店だ。

次にJR山田線の大槌駅(おおつちえき)の跡地に。
大槌町地区の被災地のど真ん中にある駅だけに駅舎の土台とボロボロのホームの跡だけが残っていた。
この山田線は、宮古駅~釜石駅間が震災の影響で不通となっている。今回の旅を鉄道ではなく車にした理由の一つがこの不通区間の長さ。

この日、最後の撮影地となったのが本州最東端の駅である岩手船越駅(いわてふなこしえき)。
本州最北端の下北駅、本州最西端の駅の梅ケ峠駅は、すでに行ってるので、残すは本州最南端!と一人でかってに盛り上がっているけれど、興味のない人には、まったくどーでもいい話だろう。
この後、山田町の被災地も行ったんだけれど、真っ暗で撮影は不可能だった。
夜になったので、山田町の光山温泉の旅館で立ち寄り湯を頂きつつ、宮古市の道の駅みやこって所まで行ったんだけれど、どうやら道の駅自体が被災したらしく、何もなかったので、しかたなく道の駅たろうってとこまで行って休憩した。
なお、うぇぶかにほん公式ツイッターで旅立ちより場所をリアルタイムにつぶやき中、ぜひ!
では、また
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