WOL(Wake-on-Lan)とリモートデスクトップの設定
2013.08.31 (Sat) : ウェブとパソコン

※この記事は、WOL(Wake-on-Lan)とリモートデスクトップの設定を忘れないための備忘録です。完全に個人的な環境のみ対応した手順です。よって同等な環境以外では、まったく役に立たない可能性があります。WOLの設定がわからない、もしくは起動がうまくいかない・できないと言った状況でこの記事に辿り着いた人は、あくまでもご自分の環境と比較の上で応用してください。なお、現状、自宅より数百メートル離れた場所でのテストしか行っていないため、記事の内容が必ず正しいとは限りませんので予めご了承下さい。
※追記1:この方法だと電源を切って数分だけしか成功しないことが判明しました。原因はおそらくルーターがWOLに対応していない為だと思われます。改善策が判明次第、追記する予定です。
※追記2:ルーターのポートマッピング設定を変更したら成功しました。追記1は誤りの可能性があります。ポートマッピング設定の内容は変更してあります。
ここ数日、WOL(Wake-on-Lan)のセッティングがうまくいかなくて、ハマリまくってしまった。結論から言うとWOLの設定は、初心者には非常に複雑かつ難しいものであった。
WOLとは、簡単に言うと、他のパソコンからLANやWANなどのネットワーク経由で、パソコンの電源をオンにする遠隔操作機能のことである。
自宅の家庭内ネットワークであるLAN(Local Area Network/ローカル・エリア・ネットワーク)内の設定と起動は、意外に簡単に成功したんだけれど、外部からのWAN(Wide Area Network/ワイドエリアネットワーク)の設定と起動が何度やっても上手くゆかないので、正直、挫折しそうになったが、なんとか成功することができたので、ここに記しておこうと思う。ちなみにネットワークは専門外なので理論や理屈はわからないのであしからず。
【受信環境】
受信側:HOTA04/デスクトップPC(Windows8 Pro 64bit)
CPU:Intel XEON E3-1275V2
マザーボード:ASUS P8C WS(Intel C612チップセット)
ネットワークダプター:Intel 82574L Gigabit Network Connection
ルーター:Aterm BL900HW(auひかりよりレンタル)
回線事業者:auひかり
プロバイダー:@ニフティ
【送信環境】
送信側:HOTA03/ノートPC(Windows7 Home Premium 64bit)
通信端末:au by HTC EVO3D EVO 3D ISW12HT(Android 2.3.4)
通信:3G or WiMAX テザリング(au by KDDI)
<必要な事前情報>
・受信側PCのIPアドレス(プライベートIPアドレス)
・受信側PCのブロードキャストアドレス
・受信側PCのMACアドレス
・受信側PCのグローバルIPアドレス
<IPアドレスとMACアドレスの調べ方>
[ファイル名を指定して実行]→[cmd]→[ipconfig/all]

私の環境では、「イーサネット アダプター イーサネット」項目の「物理アドレス」がMACアドレス、「IPv4アドレス」がIPアドレス(プライベートIPアドレス)だった。なおLAN穴が2つある場合は、LANケーブルを差している方のアダプターの物理アドレスなので要注意。
IPアドレスの最後を255に変更したものが、ブロードキャストアドレスになる。画像のIPアドレスだと「192.168.0.255」となる。
<グローバルIPアドレスの調べ方>
Google検索で『グローバルIP 確認』で出るサイトで調べられる。
※なおWAN(インターネット経由)からWOLを行う場合にグローバルIPアドレスが必要なのだが、通常の回線業者は「動的IP割り当て」となっていることが多い。これだとIPが固定されない為、この記事の方法だけではではWOLができないと思われる。私が利用しているauひかりも「動的IP割り当て」となっているのだが、なぜかルーターごとに固定されているらしく、事実上の「固定グローバルIPアドレス」となっており、WOLやリモートデスクトップを行う上で都合がよかった。
<BIOSの設定>
まず受信側PCのBIOSの設定から。
電源投入後、キーボードの[Delete]キー連打
↓ASUS UEFI BIOS画面、下の方にある[Advanced Mode]へ入る
↓[詳細]タブ
↓[APM]
↓PCIEによる電源ON[有効]にする
[F10]キーで保存してリセット
<ルーターの設定>
次に受信側PCのルーター(Aterm BL900HW)のポートマッピング設定。設定画面へは、コンピューター→ネットワーク→ネットワーク インフラストラクチャの[Aterm Series]をクリック→IDとPASSを入力してログイン。
左メニュー[詳細設定]
↓[ポートマッピング設定]
↓右端にある[追加]
↓LAN側ホスト[IPアドレス(例192.168.0.5)]
↓プロトコル[TCP]
↓ポート番号「2304-2305」
↓優先度「1」
↓[設定]をクリック
左上[保存]ボタンをクリック
さらにもう一つ追加する
※上の設定は必要ない可能性が高いと後日判明しました
[ポートマッピング設定]
↓右端にある[追加]
↓LAN側ホスト[ブロードキャストアドレス※IPアドレスの最後の数字を255にする(例192.168.0.255)]
↓プロトコル[UDP]
↓ポート番号「2304-2305」
↓優先度「1」
↓[設定]をクリック
左上[保存]ボタンをクリック
★どハマりポイント1
LAN側ホストとはいわゆるIPアドレス(プライベートIPアドレス)のことなんだけれど、私のPCの場合、LANケーブルを差し込む為の穴(ネットワークアダプタまたはLANアダプタ)が2個搭載されているので、差し込む穴によってIPアドレスが違っていて、さらに複数のPCを同じルーターにつないでいるので、PCの台数分のLAN穴の数だけIPアドレスがある。当初、それに気づかずに別の穴のIPアドレスを入力していた為にうまくいかなかった。
★どハマりポイント2
プロトコルは「TCP、UDP、ESP、その他」を選択できるけど、当初ここをTCPにしていた為にうまくいかなかった。UDPにしたらうまくいった。理屈は不明。また、LAN側ホスト(IPアドレス)の最後を255に変更しないと、スリープにしてから時間がたつと起動できなくなる。一番後ろが255のアドレスをブロードキャストアドレスと言うらしい。このブロードキャストアドレスを使うとLAN内のすべてのアドレスに一斉送信できるんだとか。
<ルーターの設定2>
同じくルーターのDMZホスト設定。
左メニュー[詳細設定]
↓[その他の設定]
↓「DMZホスト設定」項目
↓DMZホスト機能[使用する]にチェックを入れる
↓DMZホストのIPアドレス[IPアドレス(例192.168.0.5)]を記入
↓右下の[設定]ボタンをクリック
左上[保存]ボタンをクリック
★どハマりポイント3
この設定が必要だったんだと最後まで気づかずにうまくゆかなかった。ダメ元で設定してみたらうまくいった。理屈は不明。
<ネットワークアダプターの設定>
次にネットワークアダプターの設定。まずコントロールパネルからデバイスマネージャーを開く。
[ネットワークアダプター]
↓「intel 82574L Gigabit Network Connection」をクリック
↓プロパティの[電力の管理]タブ
↓「節電オプション」項目[スタンバイ時にリンク速度を落とす]のチェックを外す
↓「Wake On LAN」項目[Wake On Magic Packet]にチェックする
↓同項目[電源オフ状態からのWake On Magic Packet]にチェックする
↓[OK]ボタン
デバイスマネージャーを閉じる
★どハマりポイント4
「Wake On LAN」項目の[Wake on Link]と[Wake on Pattern Match]にもチェックしていたら、PCをスリープしてもすぐに解除されてしまう不具合?のような状態に陥ってしまった。
<ファイアウォールの設定>
次にファイアウォールの設定。コントロールパネルからWindowsファイアウォールを開く。
左メニュー[Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可]
↓右上[設定の変更]をクリック
↓[リモートデスクトップ][リモートシャットダウン]のプライベートとパブリックに両方チェック
↓[OK]ボタン
Windowsファイアウォールを閉じる
※リモートシャットダウンの必要性の有無は不明。なんとなく許可した状態。
<電源オプションの設定>
次に電源オプションの設定。コントロールパネルから電源オプションを開く。
左メニュー[スリープ解除時のパスワード保護]
↓[現在利用可能ではない設定を変更します]をクリック
↓「シャットダウン設定」項目の[高速スタートアップを有効にする(推奨)]のチェックを外す
↓[変更の保存]ボタン
システム設定を閉じる
★どハマりポイント5
まさかと思ったがWOLを使うには、Windows8に推奨されているこの機能をオフにしないとうまくゆかないらしい。オンとオフの起動時間の差は数秒程度。
以上までがWOLを行う為の受信側PCの設定である。
<WOLソフトウェアの設定>
次にWOLを実行する為のソフトウェアの設定。利用したのは、離れた場所のPCの電源を簡単に遠隔操作するためのアプリケーションという説明のフリーソフト「WOL Switch」。他にも「WOL Controller」というフリーソフトも試したけれど、個人的には、WOL Switchの方が好み。
このソフトは、受信側と送信側の両方のPCにインストールする必要がある。インストール方法などは、ダウンロードしたファイルの説明を確認して下さい。上の画像は、受信側PCがWOL Switch Server、送信側PCがWOL Switchの設定。
受信側の設定
・パスワード:[任意のパス]
・通信用ポート番号:[2305]
・このコンピユータのIPアドレス:[IPアドレス]
送信側の設定
・送信側がLAN内ネットワークからWOLをする場合は:[LAN内]にチェック
・送信側がWANからWOLをする場合なら:[インターネット経由]にチェック
・LAN内のアドレス:[受信側PCのIPアドレス]
・インターネット経由のアドレス:[受信側PCのグローバルIPアドレス]
・通信用ポート番号:[2305]※受信側と同じに
・パスワード:[任意のパス]※受信側と同じに
・WOL S.S.が~コンピュータのMACアドレス:[受信側PCのMACアドレス]
・スイッチをオフにしたときの動作:[スタンバイ]※任意
<起動実験>
起動実験は、まずLAN内ネットワークで行い成功したので、自宅から300メートルほどの所から、auスマホの3Gテザリング経由で行ったところ成功している。もちろんリモートデスクトップも成功した。が、しかしここまでの過程は、幾度もの設定変更と実験・失敗の繰り返しでの手探り作業なので、この記事の正確性は保証しない。
リモートデスクトップ接続の詳しい説明は省略するが、「コンピューター」欄に入れるのは、LAN経由[IPアドレス]、WAN経由[グローバルIPアドレス]なので要注意。
ご質問や誤り等はコメント下さい。なお専門的な質問は、お答えできませんのであしからず。
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≫≫ ある日突然、WOL(Wake-on-LAN)とRDT(リモートデスクトップ接続)ができなくなった原因と解決方法
≫≫ TeamViewerというタブレットから簡単にパソコンを遠隔操作で起動(WOL)してリモートアクセスもできちゃうソフト&アプリが便利すぎた
※追記1:この方法だと電源を切って数分だけしか成功しないことが判明しました。原因はおそらくルーターがWOLに対応していない為だと思われます。改善策が判明次第、追記する予定です。
※追記2:ルーターのポートマッピング設定を変更したら成功しました。追記1は誤りの可能性があります。ポートマッピング設定の内容は変更してあります。
ここ数日、WOL(Wake-on-Lan)のセッティングがうまくいかなくて、ハマリまくってしまった。結論から言うとWOLの設定は、初心者には非常に複雑かつ難しいものであった。
WOLとは、簡単に言うと、他のパソコンからLANやWANなどのネットワーク経由で、パソコンの電源をオンにする遠隔操作機能のことである。
自宅の家庭内ネットワークであるLAN(Local Area Network/ローカル・エリア・ネットワーク)内の設定と起動は、意外に簡単に成功したんだけれど、外部からのWAN(Wide Area Network/ワイドエリアネットワーク)の設定と起動が何度やっても上手くゆかないので、正直、挫折しそうになったが、なんとか成功することができたので、ここに記しておこうと思う。ちなみにネットワークは専門外なので理論や理屈はわからないのであしからず。
【受信環境】
受信側:HOTA04/デスクトップPC(Windows8 Pro 64bit)
CPU:Intel XEON E3-1275V2
マザーボード:ASUS P8C WS(Intel C612チップセット)
ネットワークダプター:Intel 82574L Gigabit Network Connection
ルーター:Aterm BL900HW(auひかりよりレンタル)
回線事業者:auひかり
プロバイダー:@ニフティ
【送信環境】
送信側:HOTA03/ノートPC(Windows7 Home Premium 64bit)
通信端末:au by HTC EVO3D EVO 3D ISW12HT(Android 2.3.4)
通信:3G or WiMAX テザリング(au by KDDI)
<必要な事前情報>
・受信側PCのIPアドレス(プライベートIPアドレス)
・受信側PCのブロードキャストアドレス
・受信側PCのMACアドレス
・受信側PCのグローバルIPアドレス
<IPアドレスとMACアドレスの調べ方>
[ファイル名を指定して実行]→[cmd]→[ipconfig/all]

私の環境では、「イーサネット アダプター イーサネット」項目の「物理アドレス」がMACアドレス、「IPv4アドレス」がIPアドレス(プライベートIPアドレス)だった。なおLAN穴が2つある場合は、LANケーブルを差している方のアダプターの物理アドレスなので要注意。
IPアドレスの最後を255に変更したものが、ブロードキャストアドレスになる。画像のIPアドレスだと「192.168.0.255」となる。
<グローバルIPアドレスの調べ方>
Google検索で『グローバルIP 確認』で出るサイトで調べられる。
※なおWAN(インターネット経由)からWOLを行う場合にグローバルIPアドレスが必要なのだが、通常の回線業者は「動的IP割り当て」となっていることが多い。これだとIPが固定されない為、この記事の方法だけではではWOLができないと思われる。私が利用しているauひかりも「動的IP割り当て」となっているのだが、なぜかルーターごとに固定されているらしく、事実上の「固定グローバルIPアドレス」となっており、WOLやリモートデスクトップを行う上で都合がよかった。
<BIOSの設定>
まず受信側PCのBIOSの設定から。
電源投入後、キーボードの[Delete]キー連打
↓ASUS UEFI BIOS画面、下の方にある[Advanced Mode]へ入る
↓[詳細]タブ
↓[APM]
↓PCIEによる電源ON[有効]にする
[F10]キーで保存してリセット
<ルーターの設定>
次に受信側PCのルーター(Aterm BL900HW)のポートマッピング設定。設定画面へは、コンピューター→ネットワーク→ネットワーク インフラストラクチャの[Aterm Series]をクリック→IDとPASSを入力してログイン。
↓[ポートマッピング設定]
↓右端にある[追加]
↓LAN側ホスト[IPアドレス(例192.168.0.5)]
↓プロトコル[TCP]
↓ポート番号「2304-2305」
↓優先度「1」
↓[設定]をクリック
左上[保存]ボタンをクリック
さらにもう一つ追加する
※上の設定は必要ない可能性が高いと後日判明しました
[ポートマッピング設定]
↓右端にある[追加]
↓LAN側ホスト[ブロードキャストアドレス※IPアドレスの最後の数字を255にする(例192.168.0.255)]
↓プロトコル[UDP]
↓ポート番号「2304-2305」
↓優先度「1」
↓[設定]をクリック
左上[保存]ボタンをクリック
★どハマりポイント1
LAN側ホストとはいわゆるIPアドレス(プライベートIPアドレス)のことなんだけれど、私のPCの場合、LANケーブルを差し込む為の穴(ネットワークアダプタまたはLANアダプタ)が2個搭載されているので、差し込む穴によってIPアドレスが違っていて、さらに複数のPCを同じルーターにつないでいるので、PCの台数分のLAN穴の数だけIPアドレスがある。当初、それに気づかずに別の穴のIPアドレスを入力していた為にうまくいかなかった。
★どハマりポイント2
プロトコルは「TCP、UDP、ESP、その他」を選択できるけど、当初ここをTCPにしていた為にうまくいかなかった。UDPにしたらうまくいった。理屈は不明。また、LAN側ホスト(IPアドレス)の最後を255に変更しないと、スリープにしてから時間がたつと起動できなくなる。一番後ろが255のアドレスをブロードキャストアドレスと言うらしい。このブロードキャストアドレスを使うとLAN内のすべてのアドレスに一斉送信できるんだとか。
<ルーターの設定2>
同じくルーターのDMZホスト設定。
左メニュー[詳細設定]
↓[その他の設定]
↓「DMZホスト設定」項目
↓DMZホスト機能[使用する]にチェックを入れる
↓DMZホストのIPアドレス[IPアドレス(例192.168.0.5)]を記入
↓右下の[設定]ボタンをクリック
左上[保存]ボタンをクリック
★どハマりポイント3
この設定が必要だったんだと最後まで気づかずにうまくゆかなかった。ダメ元で設定してみたらうまくいった。理屈は不明。
<ネットワークアダプターの設定>
次にネットワークアダプターの設定。まずコントロールパネルからデバイスマネージャーを開く。
[ネットワークアダプター]
↓「intel 82574L Gigabit Network Connection」をクリック
↓プロパティの[電力の管理]タブ
↓「節電オプション」項目[スタンバイ時にリンク速度を落とす]のチェックを外す
↓「Wake On LAN」項目[Wake On Magic Packet]にチェックする
↓同項目[電源オフ状態からのWake On Magic Packet]にチェックする
↓[OK]ボタン
デバイスマネージャーを閉じる
★どハマりポイント4
「Wake On LAN」項目の[Wake on Link]と[Wake on Pattern Match]にもチェックしていたら、PCをスリープしてもすぐに解除されてしまう不具合?のような状態に陥ってしまった。
<ファイアウォールの設定>
次にファイアウォールの設定。コントロールパネルからWindowsファイアウォールを開く。
左メニュー[Windowsファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可]
↓右上[設定の変更]をクリック
↓[リモートデスクトップ][リモートシャットダウン]のプライベートとパブリックに両方チェック
↓[OK]ボタン
Windowsファイアウォールを閉じる
※リモートシャットダウンの必要性の有無は不明。なんとなく許可した状態。
<電源オプションの設定>
次に電源オプションの設定。コントロールパネルから電源オプションを開く。
左メニュー[スリープ解除時のパスワード保護]
↓[現在利用可能ではない設定を変更します]をクリック
↓「シャットダウン設定」項目の[高速スタートアップを有効にする(推奨)]のチェックを外す
↓[変更の保存]ボタン
システム設定を閉じる
★どハマりポイント5
まさかと思ったがWOLを使うには、Windows8に推奨されているこの機能をオフにしないとうまくゆかないらしい。オンとオフの起動時間の差は数秒程度。
以上までがWOLを行う為の受信側PCの設定である。
<WOLソフトウェアの設定>
次にWOLを実行する為のソフトウェアの設定。利用したのは、離れた場所のPCの電源を簡単に遠隔操作するためのアプリケーションという説明のフリーソフト「WOL Switch」。他にも「WOL Controller」というフリーソフトも試したけれど、個人的には、WOL Switchの方が好み。
このソフトは、受信側と送信側の両方のPCにインストールする必要がある。インストール方法などは、ダウンロードしたファイルの説明を確認して下さい。上の画像は、受信側PCがWOL Switch Server、送信側PCがWOL Switchの設定。
受信側の設定
・パスワード:[任意のパス]
・通信用ポート番号:[2305]
・このコンピユータのIPアドレス:[IPアドレス]
送信側の設定
・送信側がLAN内ネットワークからWOLをする場合は:[LAN内]にチェック
・送信側がWANからWOLをする場合なら:[インターネット経由]にチェック
・LAN内のアドレス:[受信側PCのIPアドレス]
・インターネット経由のアドレス:[受信側PCのグローバルIPアドレス]
・通信用ポート番号:[2305]※受信側と同じに
・パスワード:[任意のパス]※受信側と同じに
・WOL S.S.が~コンピュータのMACアドレス:[受信側PCのMACアドレス]
・スイッチをオフにしたときの動作:[スタンバイ]※任意
<起動実験>
起動実験は、まずLAN内ネットワークで行い成功したので、自宅から300メートルほどの所から、auスマホの3Gテザリング経由で行ったところ成功している。もちろんリモートデスクトップも成功した。が、しかしここまでの過程は、幾度もの設定変更と実験・失敗の繰り返しでの手探り作業なので、この記事の正確性は保証しない。
リモートデスクトップ接続の詳しい説明は省略するが、「コンピューター」欄に入れるのは、LAN経由[IPアドレス]、WAN経由[グローバルIPアドレス]なので要注意。
ご質問や誤り等はコメント下さい。なお専門的な質問は、お答えできませんのであしからず。
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≫≫ TeamViewerというタブレットから簡単にパソコンを遠隔操作で起動(WOL)してリモートアクセスもできちゃうソフト&アプリが便利すぎた
関連外部リンク
WOL Switchの作者のサイト
http://www.starstonesoft.com/download_jp.htm
http://www.starstonesoft.com/download_jp.htm
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