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Windows8で「Intel Rapid Start Technology」を設定して効果を比較

2013.04.26 (Fri) : ウェブとパソコン

intel advanced technology test review

最近、Windows8搭載の軍用ワークステーション(あくまでもイメージです)なるハイスペックPCを作った(これを参照)のだが、製造途中にIntel Rapid Start TechnologyやIntel Smart Response Technologyという技術を試したいという衝動に駆られ120GBのSSDを追加購入したんだけれど、今回は、そのテストレビュー。

我が軍用WSの仕様
■ Windows 8 Pro 64bit
■ Intel XEON E3-1275V2(3.50GHz/4コア8スレッド/8Mキャッシュ)
■ Intel C612チップセット(ASUS P8C WS)
■ DDR3-1600 4GB×4(計16GB)
■ NVIDIA Geforce GTX650Ti(ASUS GTX650TI-DC2O-1GD5)
■ 240GB SSD(Intel Boxed SSD 335 Series)
■ 120GB SSD(Samsung SSD840)
■ 1TB HDD(WD Black 3.5inch 7200rpm 1TB 64MB SATA3.0)


Intel Rapid Start Technologyの設定方法
まずIntel Rapid Start Technology(インテル ラピッド スタート テクノロジー)を試してみるべく、追加購入したサムスン製SSD 840シリーズ120GBに休止パーティションを作成し、ソフトをインストールした。

Rapid Start Technologyを簡単に説明すると省エネ・スリープ・高速起動って感じ。スリープ時のメモリのデータをSSDに移動させて、メモリへの電力供給を停止して、休止状態と同じような状態にしつつ、休止状態よりも高速に起動することができる機能。メモリへの電力供給が無くなるのでスリープよりも省エネ。ノートパソコンなどバッテーリー駆動のシステムにメリットが高い技術らしい。

当環境でのざっくりしたやり方
※下記を実行される場合は自己責任でお願いします。
1.コンピュータ右クリック→管理→記憶域→ディスクの管理を開く
2.サムソンSSDを「ディスクの初期化」する
3.ボリュームを右クリック「新しいシンプルボリュームを作成」でメモリと同じ(1GB=1024MBなので)1024×16=16384MBを未割り当ての領域になるように調整
パーティションの設定
4.すべてのプログラム→アクセサリ→コマンドプロンプト→「diskpart」入力→「select disk X」(Xはディスク番号)→「create partition primary」でRapid Start Technology用のパーティションが確保される
5.「detail disk」で設定したメモリサイズと同じボリュームの番号を確認
6.「select volume X」(Xはボリューム番号)を入力
7.「set id=84」と入力
8.Rapid Start Technology用のパーティションが作成されているが確認できたらパソコンを再起動
9.Intel Rapid Start Technologyをインストール
バージョン:3.0.0.1008 ≫≫Intelでダウンロード


Intel Rapid Start Technologyが異常に遅い原因
無事インストールが完了して、実際にRapid Start Technologyをオンにしてスリープからの起動を試してみた・・・。

「なんだこれ、めっちゃ起動が遅いじゃんかぁ!!!」

なんと通常のスリープからの起動はもちろんシャットダウンからの起動よりも遅いのだ!というかパスワード入力画面まではすぐ表示されるんだけれど、なぜかパスワードを入力してログインできるようになるまで約30~40秒もかかるのである。

これはおかしいと思い、Rapid Start Technologyをオフにして、スリープからの起動してみる。すると約5・6秒でパスワード入力画面になってログインできる。つまり、本来5秒が、40秒以上に!?さすがにこれでは、使い物にならない。

明らかにバグ?不具合があるのは間違いないと思ったので、原因を調べてみたら、どうやら下記の2点が怪しいということが判明。

・SATA2.0(3Gb/s)のコネクターに挿している
・Intel Rapid Storage Technologyをインストールしているから


SATA2.0(3Gb/s)とSATA3.0(6Gb/s)のコネクターでは、理論上2倍の速度の違いがあるらしく、当然、6Gb/s対応のSSDは、6Gb/sのコネクターに挿さなければ性能を発揮できないらしい。

それとIntel Rapid Storage Technology(インテル ラピッド ストレージ テクノロジー)を簡単に説明するとSSDやHDDのパフォーマンス向上と消費電力低減の効果が得られるソフトとのことらしい。主にRAIDの管理に使うものらしい。なおIntel Smart Response Technologyの設定もこのソフトで行う。

ASUSUのマザーボード(P8CWS)のDVDに入っていたのですでにインストールしていたのだけれど、ネットで調べるとこれを先にインストールすると不具合が発生するとの情報が・・・。

各SSDとHDDの速度をベンチマーク!
ということで、まずは各SSDとHDDのSATA2.0(3Gb/s)とSATA3.0(6Gb/s)及びRapid Storage Technologyのインストールした状態とアンインストールした状態での速度をベンチマークテストで比較してみることに。

テストしたSSD/HDD
■ intel SSD 335シリーズ 240GB 読み500MB/s 書き450MB/s
■ Sumsung SSD 840シリーズ 120GB 読み530MB/s 書き130MB/s
■ Western Digital HDD Black 1TB

ベンチマーク結果 ※クリックで拡大して見て
CrystalDiskMark3.0.2×64ベンチマーク
※数値が大きい方が速い
使用ソフト:CrystalDiskMark3.0.2×64(http://crystalmark.info/software/CrystalDiskMark/

シーケンシャルの値を棒グラフで比較
ベンチマーク棒グラフ
このベンチマークから得た衝撃の結果は・・・

Rapid Storage Technologyの有無で、ほとんど差がなかった
SSDは、6Gb/sと3Gb/sで、明らかに差がでた
HDDは、6Gb/sと3Gb/sで、ほとんど差がなかった

つまり、Rapid Storage Technologyって意味ないかもということと、SSDは6Gb/sのコネクターに挿して、HDDは3Gb/sのコネクターに挿すのがベストということが分かった。まあ本当は両方を6Gb/sに挿したいところだが、このマザボは6Gb/sが2つしかないので。

それとサムソンのSSDは120GBだと書き込み速度の上限が130MB/sの仕様なんだけれど、なんと250GBモデルだと書き込み速度が250MB/sになっているということも判明。なんだよ同じモデルなのに容量によって速度にこんなに差があるのかよと、しかも読み込みはintelより速いけど、書き込みめっちゃ遅いじゃんか。書き込み速度は、HDDと変わらないね。いやーこれはうかつだった、やっぱケチらず素直にインテルにしとけばよかったかも。

≫≫ Samsung SSD840 ベーシックキット120GB MZ-7TD120B/IT
≫≫ Samsung SSD840 ベーシックキット250GB MZ-7TD250B/IT

正常なIntel Rapid Start Technologyは、爆速だった!
ということで早速、SSDは6Gb/sのコネクターにHDDを3Gb/sのコネクターに入れ替えて、さらにRapid Storage Technologyをアンイストールした状態で、Rapid Start Technologyを新しくインストールし直して、スリープからの起動時間を計測してみる。

「11秒キターーーーーーーー!」

最初の40秒がまるでウソのように爆速になった!

念のためもう一度、Rapid Storage Technologyをインストールして実験してみたら、やはり40秒近くかかるようになったので、ほぼ、私のマシン環境では、Rapid Storage Technologyが悪さしている(不具合の原因)ということが確定した。
※設定ミスや機器との相性問題かもしれませんが、私は素人なので正確な原因はわかりかねます。あしからず。

それとサムスンのSSD用のSamsung Magician Software 4.0というソフトをインストールした状態だと、Rapid Start Technologyが作動せずスリープの挙動がおかしくなることも判明したので、これもアンインストールした。

どうもRapid Start Technologyは、他のストレージ関連のソフトと相性が悪いようである。

Windows8の起動速度を測ってみた
とにかくRapid Start Technologyが正常に作動するようになったので、Windows8の色々な起動方法で、起動速度を比較してみた。

起動速度比較>※速度が速い順
1. Rapid Start Technology オフ スリープ 約5秒
2. Rapid Start Technology オン スリープ 約11秒
3. 休止状態(Win8のデフォルトでは非推奨) 約17秒
4. 高速スタートアップ オン シャットダウン 約20秒
5. 高速スタートアップ オフ シャットダウン 約22秒
6. 番外(別のマシン)Windows XP シャットダウン 約1分25秒

起動速度比較グラフ
起動速度比較グラフ
※短い方が速い

「なにこれXPってこんなに遅かったのか!?」

結果は、予定通りRapid Start Technologyオンの状態は、通常のスリープよりは遅く、休止状態よりは速いといった結果に。この速度だったら十分利用価値はあると思う。しかし、このマシンが速いのかWindows8が速いのかはわからないけど、これまでのマシンのWindows XPの起動が1分25秒(泣ける)と比べたら、シャットダウンからの起動でも爆速だけれどね(笑)。

最終結論:タイマー機能を使って、スリープしてから100分後にRapid Start TechnologyでメモリをSSDに移動することにした。※下記画像参照
最終結論
つまり、短時間スリープはオフから最速起動、長時間スリープはオンで省エネに。

Intel Smart Response Technology導入は断念
それで、SSDをキャシュに使ってHDDを高速化する技術であるIntel Smart Response Technology(インテル スマート レスポンス テクノロジー)なんだけれど、Rapid Storage Technologyをアンインストールした状態の今、利用する術はなく、しかもOSをインストールしてしまった現状かつSATAのモードをAHCIモードにしてある現状からだと(RAIDモードにする必要があった)、ひじょうに困難で面倒くさいということがわかったので導入を断念した。

Intel Smart Connect Technology導入は簡単
intel Smart Connect Technology

もう一つIntel Smart Connect Technology(インテル スマート コネクト テクノロジー)っていうスリープ中でもメールとかツイッターとかを更新してくれるソフトもインストールしてみた。こちらは、特になんの問題もなく完了。といってもスリープ中に頻繁に電源が入るとうるさそうなので、60分毎に設定してみた。

なお、Rapid Start TechnologyとSmart Connect TechnologyはBIOSの設定で有効にしておかないとエラーになるので、変更を忘れずに。

<BIOS設定方法>
UEFI BIOSを起動→[Advanced Mode]→[詳細(Advance)]→[サウスブリッジ(PCH Configuration)]→[Intel Rapid Start Technology]と[Intel Smart Connect Technology]を[有効(Enabled)]にする

しっかしSSD、マジで速いねー!そのうちXPにもSSD、導入しようかな。

ところで話変わるけれど、最近、ヨドバシでマイクロソフトのタブレット「Surface RT」を見たけど、見た目はかなり良さげだったよ。内容はわからないけれど。

では、また



追記:サムスンのSSDは7・8ヶ月で死亡しました詳細は→SAMSUNG SSD IS DEAD (サムスンSSD死亡)
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