【MWSMP】配線のつなぎ方
2013.04.12 (Fri) : ウェブとパソコン
【MWSMP】軍用ワークステーション製造計画 (最初の記事はこちら)
Vol.9 配線のつなぎ方
前回の記事(グラボはNVIDIA Geforce GTX650Ti)の続き、今回は一気に配線をつないじゃうよー。
配線の接続で注意するのは、電源ユニットは必ずコンセントから外しておくことと、体の静電気も除去してから行うってことくらいかな。
これまでの記事で、PCケースに装着してあるのは下記。今回はこれらのパーツをつないでゆく。すべての配線が完了したら、とりあえず自作PCは完成する。ちなみに上の写真は配線完了後の写真。
<PCケース装着済みパーツ>
電源ユニット
マザーボード(CPU、CPUクーラー、メモリは装着済み)
ファンコントローラー(5.25インチベイ上から1段目)
DVDマルチドライブ(5.25インチベイ上から2段目)
カードリーダー(5.25インチベイ上から6段目)
SSD(3.5インチベイ上)
HDD(3.5インチベイ下)
230mmファンフロント吸気
230mmファンサイド吸気
230mmファン天井排気
140mmファンリア排気
まずはマザーボードのPCI Express 拡張スロットにプライマリディスプレイ(メインディスプレイ)用のグラフィックボード(GeForrce GTX650Ti)とセカンダリディスプレイ(サブディスプレイ)用のグラフィックボード(GeForrce 7900GT)を装着する。
このマザーボードの拡張スロットは上から下記(詳細写真)
1) PCI Express 3.0×16 [青](×16/-、または×8/×8動作)
0) 空
2) PCI Express 3.0×16 [黒](最大×8動作)
3) PCI Express 2.0×1 [白]
4) PCI Express 2.0×16 [白](最大×4動作)
5) PCI [水色]
6) PCI Express 2.0×16 [白](最大×4動作)
※左の数字はスロットNo.
※2段目の0のところはスロットカバーのみ存在
※[]はスロットの色
とりえず、GeForce GTX650TiをNo.1スロットに挿して、GeForrce 7900GTをNo.4スロットに挿してみた(後でNo.2に変更するかも)。まあ1枚挿しの場合は、No.1に挿せばオッケー!
このPCI Expressとか言うのは、簡単に説明するとグラボやサウンドカード、LANカード、地デジチューナーカードなどの拡張カードとマザボをつなげる装置(バスインターフェイス、拡張スロット)のことで、呼び方が色々あるのは、規格の違いである。現代のマザボに主に搭載されているのは、「PCI」「PCI Express(PCIe)」という規格。マザボの仕様を見るとなんかゴチャゴチャ書いてあるが、大きく分けると「PCI」「PCI Express」の2種類で、今主流のPCI ExpressはPCIよりもデータ転送速度を大きく向上させた後継規格になる。なおPCI ExpressとPCIはスロット形状が違うので物理的に互換性がなくお互いに挿し込むことはできない。
それで、PCI Expressには、下記の転送速度の規格の違いがある。
PCI Express 1.1 第一世代
PCI Express 2.0 第二世代、多く普及している規格、1.1の約2倍の転送速度
PCI Express 3.0 第三世代、現在の最速規格、2.0の約2倍の転送速度
PCI Express 4.0 まだ制定進行中の規格、3.0の約2倍
これは上位互換なので、PCI Express 3.0のスロットに2.0や1.1のカードを差して使うことが可能。また下位互換でもあるので、1.1のスロットに2.0や3.0のカードを差して使用することも可能。ただし。その場合は、速い転送速度が可能なグラボを遅い転送速度の装置につなぐので当然その分のボトルネック(詰まり、渋滞)が発生して、グラボの能力を100%引き出せない。なので、最新の3.0対応グラボならやっぱ3.0搭載マザボの3.0スロットで使うことで、最高の動作スピードを得られる。
なお最速のPCI Express 3.0を現段階で活用にするには、対応したCPUと対応したマザーボードと対応したグラフィックボードの3点の組み合わせが必須。
さらに、PCI Expressには、主に下記のスロット形状の違いがある。
PCI Express×1(ピーシーアイ エクスプレス かけるいち)[PCIEX1]
PCI Express×4(ピーシーアイ エクスプレス かけるよん)[PCIEX4]
PCI Express×8(ピーシーアイ エクスプレス かけるはち)[PCIEX8]
PCI Express×12(ピーシーアイ エクスプレス かけるじゅうに)[PCIEX12]
PCI Express×16(ピーシーアイ エクスプレス かけるじゅうろく)[PCIEX16]
※()は読み方だけど、特に決まってなくて、他にいろいろな読み方が存在する、[]は別の表記のされ方
×1が一番短くて、×1<×4<×8<×12<×16といった感じに×数値が多いほどスロット形状は長くなる。このPCI Expressのスロット形状は上位互換になっていて、たとえば×16には、×1、×4、×8、×12など×16よりも×数値の小さいカードはすべて接続可能。逆に×1には、それよりも長い×4はもちろん×16まですべて物理的に接続ができない。
それとマザボの仕様に「×16/-、または×8/×8動作」とか書いてあるのは、例えばNo.1のスロットを1つだけ使う場合は、動作モードは×16で動作するけど、2つ使った場合はそれぞれが×8で動作するよっていう意味なんだって。理論上は×8動作より×16動作の方が速いってことらしいんだけれど、それはあくまでも実質の話で、3Dグラフィックゲームでベンチマークをした結果などの数値が若干違うくらいで、体感的にはまったくわからないってことなので、気にしなくてもいいと思う。
ちなみにグラフィックボードはほとんどがPCI Express×16なので、例えば2枚挿して4モニターにしたいなら最低でもPCI Express×16が2スロット以上あるマザボが必要。2モニター(デュアルディスプレイ)の場合は、2モニター対応グラボを1枚挿せればオッケー!
話を戻すが、グラボはPCI Express×16に挿すだけで使えるので、後は外部電源が必要なグラボなら上の写真のように電源ユニットからそれぞれのグラボに電源コード(PCI-E 6ピン)でつなぐだけ。
次にマザーボード自体に電源ユニットから2種類の電源コードをつなぐ。一つは、一番長い形状の「24ピンATX電源コネクター(右側中央)」。もう一つは、上の写真のCPUに電力を送る「8ピンEPS12V電源コネクター(上側中央)」
はい、マザボとグラボの電源はこれで完了ー!かかった時間はわずか1分。
次にマザーボードにそれぞれのパーツを接続してゆく。まずは、PCケースの前面上部にあるフロントパネル関連から、このケースの場合、背面(逆サイド)上部からバラバラバラって感じで何種類ものケーブルが出ている。その中からパワー(電源ボタン)、リセット(リセットボタン)、電源ランプ、HDDアクセスランプ、ビープ音スピーカーのケーブルを選んで、マザーボード付属の上の写真のようなやつに挿してまとめる。そんでもってそれをマザボの右下角にあるシステムパネルコネクター(20-8ピン)っというのにブスッと挿す。
フロントパネルから出てるオーディオ(ヘッドフォンジャック、マイクジャック)のケーブルは、上の写真のマザボ左側中央にあるオーディオコネクター(10-1ピンAAFP)ってのにズボっとぶっ挿す。
さらにフロントパネルから出ているIEEE1394aのケーブルは、マザボ下側左側のIEEE1394aポートコネクター(10-1ピンIE1394_2)ってとこにプスって挿す。
次にフロントパネルから出ているe-SATAのケーブルと5.25インチベイのDVDマルチドライブのケーブルをマザボ右側中央(上の写真)にあるSATA3Gb/sコネクター[ブルー]にヌルって挿し込む。
その上に2つ付いているホワイトの方は、SATA6Gb/sコネクターで、ブルーのコネクターのSATA2.0よりも2倍も高速だという。今回購入したSSDもHDDもSATA3.0(もしくはSATA 6GB/s)規格対応なので、ここに挿し込んだ。しかし、SATA3.0が2つしかなかったのがとても残念、せめて4つは付いていて欲しかった。なおSATAもSATA2.0も互換性があるので、転送速度はその規格までになるが接続は可能。
SSDとHDDのコネクターは上の写真の感じ。なおSATA3.0は専用ケーブルでつながないと速度が出ないので間違えないように注意しよう。
次にSSDとHDDに、電源ユニットからSATA電源ケーブルで電源を接続する。
写真は撮り忘れたけど、5.25インチベイにあるファンコントローラーとDVDマルチドライブ、カードリーダーにも電源ユニットから4ピンペリフェラルケーブルで電源を接続する。
さてここまでの作業が終わって、かなり深刻かつ重大な問題に気がついた!
USB2.0ピンヘッダを挿したい機器が下記の4コに対してポートが1つしかないのだ!
・フロントパネルUSB2.0×2
・フロントパネルUSB2.0×2
・カードリーダー
・USB2.0増設モジュール(マザボ付属品)
いや厳密には「USB2.0 Aタイプ」といういわゆるパソコンの外部に付いているのと同じ通常のUSB2.0ポートが2コとUSB3.0用コネクターが別に付いている。だからこのマザボには、下記のUSBコネクターが付いていることになる。
・内部USB2.0 ピンヘッダ(10-1ピン) ×1
・内部USB2.0 Aタイプメス ×2
・内部USB3.0コネクター(20-1ピン) ×1
しかし今回必要なのは、内部USB2.0 ピンヘッダが4コなのである。Aタイプから変換できるアダプターみたいなのを探してみたが、みつからなかった。
「じぇじぇじぇじぇじぇーオーマーガー!」
せめてもう一つだけでもあればなんとかなるのに!!!
このジレンマ、この苦しみ、アスースなぜだー!
苦肉の策として、上の写真の「センチュリー ポートを増やしタイ USB2.0 x5 PCI接続カード CIF-U2P5」という外部ポートx3、ピンヘッダx1を増やしてくれる増設カードを購入、1436円なり。
これです↓
センチュリー ポートを増やしタイ USB2.0 x5 PCI接続カード CIF-U2P5
これをPCIスロットに挿せば、外部にUSB2.0が3コ追加できるので、USB2.0増設モジュールを付けるのと同じことになって、さらに内部にピンヘッダが1つ追加されるので、直面した問題を3つまでクリアーできると考えた。
ということで、フロントパネルUSB2.0×2とカードリーダーの2つのピンヘッダをマザボに接続し、1つ余ったフロントパネルUSB2.0×2は、使わないということでケースの裏側に閉じ込めて、フロントパネルのコネクターには黒のビニールテープで目隠しをして元から無かったことにした。
想定外の出費になったが、フロントパネルのUSB2.0を全部殺しちゃうと後で絶対に不便だからね。
最後にCPUクーラー・ファンをマザボに、そして他の各ファンの電源コードをすべてファンコントローラーに接続したら完了ー!
まあ本当はまだファンコンの温度センサーを設置してゆく作業が残っているんだけど、めんどくさそうなのでそのうちすることに。
ケースの裏配線は上の写真の感じ。
ここまでの作業で、このPCケースについてとっても残念なことは、上の写真のように本来、PCケースからマザボを外さなくてもCPUファンが交換できるという穴の位置がLGA1155のマザボと合ってないということであった。おそらく以前のLGA775に対応した穴なのかな?
まあ、けっこーアバウトに説明したけれど、まとめると上の写真のような接続に。
<接続の基本>
電源ユニット ←(接続)→ マザーボード
電源ユニット ←(接続)→ 各パーツ(グラボ、DVD、ファンコン、カードリーダー、SSD、HDD)
マザーボード ←(接続)→ 各パーツ(グラボ、DVD、ファンコン、カードリーダー、SSD、HDD)
マザーボード ←(接続)→ PCケースのフロントパネル
マザーボード ←(接続)→ 各ファンの電源(今回はCPUクーラーファン以外はファンコンに接続)
基本的に他のマザーボードでも応用可能だけれど細かくは多少違いがあるだろうし、実際にはマザーボードのユーザーズマニュアルに詳しく書いてあるので、それを見ながら作業すれば、誰でも簡単にできる。慣れてない人でも1時間もあれば接続は完了すると思うよ。
さて、次回はいよいよ通電~BIOSの設定~慣らし運転~OSインストール(Windows8)って感じでお伝え予定。
では、また
≫≫ づづきを読む
Vol.9 配線のつなぎ方
前回の記事(グラボはNVIDIA Geforce GTX650Ti)の続き、今回は一気に配線をつないじゃうよー。
配線の接続で注意するのは、電源ユニットは必ずコンセントから外しておくことと、体の静電気も除去してから行うってことくらいかな。
これまでの記事で、PCケースに装着してあるのは下記。今回はこれらのパーツをつないでゆく。すべての配線が完了したら、とりあえず自作PCは完成する。ちなみに上の写真は配線完了後の写真。
<PCケース装着済みパーツ>
電源ユニット
マザーボード(CPU、CPUクーラー、メモリは装着済み)
ファンコントローラー(5.25インチベイ上から1段目)
DVDマルチドライブ(5.25インチベイ上から2段目)
カードリーダー(5.25インチベイ上から6段目)
SSD(3.5インチベイ上)
HDD(3.5インチベイ下)
230mmファンフロント吸気
230mmファンサイド吸気
230mmファン天井排気
140mmファンリア排気
まずはマザーボードのPCI Express 拡張スロットにプライマリディスプレイ(メインディスプレイ)用のグラフィックボード(GeForrce GTX650Ti)とセカンダリディスプレイ(サブディスプレイ)用のグラフィックボード(GeForrce 7900GT)を装着する。
このマザーボードの拡張スロットは上から下記(詳細写真)
1) PCI Express 3.0×16 [青](×16/-、または×8/×8動作)
0) 空
2) PCI Express 3.0×16 [黒](最大×8動作)
3) PCI Express 2.0×1 [白]
4) PCI Express 2.0×16 [白](最大×4動作)
5) PCI [水色]
6) PCI Express 2.0×16 [白](最大×4動作)
※左の数字はスロットNo.
※2段目の0のところはスロットカバーのみ存在
※[]はスロットの色
とりえず、GeForce GTX650TiをNo.1スロットに挿して、GeForrce 7900GTをNo.4スロットに挿してみた(後でNo.2に変更するかも)。まあ1枚挿しの場合は、No.1に挿せばオッケー!
このPCI Expressとか言うのは、簡単に説明するとグラボやサウンドカード、LANカード、地デジチューナーカードなどの拡張カードとマザボをつなげる装置(バスインターフェイス、拡張スロット)のことで、呼び方が色々あるのは、規格の違いである。現代のマザボに主に搭載されているのは、「PCI」「PCI Express(PCIe)」という規格。マザボの仕様を見るとなんかゴチャゴチャ書いてあるが、大きく分けると「PCI」「PCI Express」の2種類で、今主流のPCI ExpressはPCIよりもデータ転送速度を大きく向上させた後継規格になる。なおPCI ExpressとPCIはスロット形状が違うので物理的に互換性がなくお互いに挿し込むことはできない。
それで、PCI Expressには、下記の転送速度の規格の違いがある。
PCI Express 1.1 第一世代
PCI Express 2.0 第二世代、多く普及している規格、1.1の約2倍の転送速度
PCI Express 3.0 第三世代、現在の最速規格、2.0の約2倍の転送速度
PCI Express 4.0 まだ制定進行中の規格、3.0の約2倍
これは上位互換なので、PCI Express 3.0のスロットに2.0や1.1のカードを差して使うことが可能。また下位互換でもあるので、1.1のスロットに2.0や3.0のカードを差して使用することも可能。ただし。その場合は、速い転送速度が可能なグラボを遅い転送速度の装置につなぐので当然その分のボトルネック(詰まり、渋滞)が発生して、グラボの能力を100%引き出せない。なので、最新の3.0対応グラボならやっぱ3.0搭載マザボの3.0スロットで使うことで、最高の動作スピードを得られる。
なお最速のPCI Express 3.0を現段階で活用にするには、対応したCPUと対応したマザーボードと対応したグラフィックボードの3点の組み合わせが必須。
さらに、PCI Expressには、主に下記のスロット形状の違いがある。
PCI Express×1(ピーシーアイ エクスプレス かけるいち)[PCIEX1]
PCI Express×4(ピーシーアイ エクスプレス かけるよん)[PCIEX4]
PCI Express×8(ピーシーアイ エクスプレス かけるはち)[PCIEX8]
PCI Express×12(ピーシーアイ エクスプレス かけるじゅうに)[PCIEX12]
PCI Express×16(ピーシーアイ エクスプレス かけるじゅうろく)[PCIEX16]
※()は読み方だけど、特に決まってなくて、他にいろいろな読み方が存在する、[]は別の表記のされ方
×1が一番短くて、×1<×4<×8<×12<×16といった感じに×数値が多いほどスロット形状は長くなる。このPCI Expressのスロット形状は上位互換になっていて、たとえば×16には、×1、×4、×8、×12など×16よりも×数値の小さいカードはすべて接続可能。逆に×1には、それよりも長い×4はもちろん×16まですべて物理的に接続ができない。
それとマザボの仕様に「×16/-、または×8/×8動作」とか書いてあるのは、例えばNo.1のスロットを1つだけ使う場合は、動作モードは×16で動作するけど、2つ使った場合はそれぞれが×8で動作するよっていう意味なんだって。理論上は×8動作より×16動作の方が速いってことらしいんだけれど、それはあくまでも実質の話で、3Dグラフィックゲームでベンチマークをした結果などの数値が若干違うくらいで、体感的にはまったくわからないってことなので、気にしなくてもいいと思う。
ちなみにグラフィックボードはほとんどがPCI Express×16なので、例えば2枚挿して4モニターにしたいなら最低でもPCI Express×16が2スロット以上あるマザボが必要。2モニター(デュアルディスプレイ)の場合は、2モニター対応グラボを1枚挿せればオッケー!
話を戻すが、グラボはPCI Express×16に挿すだけで使えるので、後は外部電源が必要なグラボなら上の写真のように電源ユニットからそれぞれのグラボに電源コード(PCI-E 6ピン)でつなぐだけ。
次にマザーボード自体に電源ユニットから2種類の電源コードをつなぐ。一つは、一番長い形状の「24ピンATX電源コネクター(右側中央)」。もう一つは、上の写真のCPUに電力を送る「8ピンEPS12V電源コネクター(上側中央)」
はい、マザボとグラボの電源はこれで完了ー!かかった時間はわずか1分。
次にマザーボードにそれぞれのパーツを接続してゆく。まずは、PCケースの前面上部にあるフロントパネル関連から、このケースの場合、背面(逆サイド)上部からバラバラバラって感じで何種類ものケーブルが出ている。その中からパワー(電源ボタン)、リセット(リセットボタン)、電源ランプ、HDDアクセスランプ、ビープ音スピーカーのケーブルを選んで、マザーボード付属の上の写真のようなやつに挿してまとめる。そんでもってそれをマザボの右下角にあるシステムパネルコネクター(20-8ピン)っというのにブスッと挿す。
フロントパネルから出てるオーディオ(ヘッドフォンジャック、マイクジャック)のケーブルは、上の写真のマザボ左側中央にあるオーディオコネクター(10-1ピンAAFP)ってのにズボっとぶっ挿す。
さらにフロントパネルから出ているIEEE1394aのケーブルは、マザボ下側左側のIEEE1394aポートコネクター(10-1ピンIE1394_2)ってとこにプスって挿す。
次にフロントパネルから出ているe-SATAのケーブルと5.25インチベイのDVDマルチドライブのケーブルをマザボ右側中央(上の写真)にあるSATA3Gb/sコネクター[ブルー]にヌルって挿し込む。
その上に2つ付いているホワイトの方は、SATA6Gb/sコネクターで、ブルーのコネクターのSATA2.0よりも2倍も高速だという。今回購入したSSDもHDDもSATA3.0(もしくはSATA 6GB/s)規格対応なので、ここに挿し込んだ。しかし、SATA3.0が2つしかなかったのがとても残念、せめて4つは付いていて欲しかった。なおSATAもSATA2.0も互換性があるので、転送速度はその規格までになるが接続は可能。
SSDとHDDのコネクターは上の写真の感じ。なおSATA3.0は専用ケーブルでつながないと速度が出ないので間違えないように注意しよう。
次にSSDとHDDに、電源ユニットからSATA電源ケーブルで電源を接続する。
写真は撮り忘れたけど、5.25インチベイにあるファンコントローラーとDVDマルチドライブ、カードリーダーにも電源ユニットから4ピンペリフェラルケーブルで電源を接続する。
さてここまでの作業が終わって、かなり深刻かつ重大な問題に気がついた!
USB2.0ピンヘッダを挿したい機器が下記の4コに対してポートが1つしかないのだ!
・フロントパネルUSB2.0×2
・フロントパネルUSB2.0×2
・カードリーダー
・USB2.0増設モジュール(マザボ付属品)
いや厳密には「USB2.0 Aタイプ」といういわゆるパソコンの外部に付いているのと同じ通常のUSB2.0ポートが2コとUSB3.0用コネクターが別に付いている。だからこのマザボには、下記のUSBコネクターが付いていることになる。
・内部USB2.0 ピンヘッダ(10-1ピン) ×1
・内部USB2.0 Aタイプメス ×2
・内部USB3.0コネクター(20-1ピン) ×1
しかし今回必要なのは、内部USB2.0 ピンヘッダが4コなのである。Aタイプから変換できるアダプターみたいなのを探してみたが、みつからなかった。
「じぇじぇじぇじぇじぇーオーマーガー!」
せめてもう一つだけでもあればなんとかなるのに!!!
このジレンマ、この苦しみ、アスースなぜだー!
苦肉の策として、上の写真の「センチュリー ポートを増やしタイ USB2.0 x5 PCI接続カード CIF-U2P5」という外部ポートx3、ピンヘッダx1を増やしてくれる増設カードを購入、1436円なり。
これです↓
センチュリー ポートを増やしタイ USB2.0 x5 PCI接続カード CIF-U2P5
これをPCIスロットに挿せば、外部にUSB2.0が3コ追加できるので、USB2.0増設モジュールを付けるのと同じことになって、さらに内部にピンヘッダが1つ追加されるので、直面した問題を3つまでクリアーできると考えた。
ということで、フロントパネルUSB2.0×2とカードリーダーの2つのピンヘッダをマザボに接続し、1つ余ったフロントパネルUSB2.0×2は、使わないということでケースの裏側に閉じ込めて、フロントパネルのコネクターには黒のビニールテープで目隠しをして元から無かったことにした。
想定外の出費になったが、フロントパネルのUSB2.0を全部殺しちゃうと後で絶対に不便だからね。
最後にCPUクーラー・ファンをマザボに、そして他の各ファンの電源コードをすべてファンコントローラーに接続したら完了ー!
まあ本当はまだファンコンの温度センサーを設置してゆく作業が残っているんだけど、めんどくさそうなのでそのうちすることに。
ケースの裏配線は上の写真の感じ。
ここまでの作業で、このPCケースについてとっても残念なことは、上の写真のように本来、PCケースからマザボを外さなくてもCPUファンが交換できるという穴の位置がLGA1155のマザボと合ってないということであった。おそらく以前のLGA775に対応した穴なのかな?
まあ、けっこーアバウトに説明したけれど、まとめると上の写真のような接続に。
<接続の基本>
電源ユニット ←(接続)→ マザーボード
電源ユニット ←(接続)→ 各パーツ(グラボ、DVD、ファンコン、カードリーダー、SSD、HDD)
マザーボード ←(接続)→ 各パーツ(グラボ、DVD、ファンコン、カードリーダー、SSD、HDD)
マザーボード ←(接続)→ PCケースのフロントパネル
マザーボード ←(接続)→ 各ファンの電源(今回はCPUクーラーファン以外はファンコンに接続)
基本的に他のマザーボードでも応用可能だけれど細かくは多少違いがあるだろうし、実際にはマザーボードのユーザーズマニュアルに詳しく書いてあるので、それを見ながら作業すれば、誰でも簡単にできる。慣れてない人でも1時間もあれば接続は完了すると思うよ。
さて、次回はいよいよ通電~BIOSの設定~慣らし運転~OSインストール(Windows8)って感じでお伝え予定。
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