【MWSMP】マザーボードはASUS P8C WS
2013.04.01 (Mon) : ウェブとパソコン
【MWSMP】軍用ワークステーション製造計画 (最初の記事はこちら)
Vol.3 マザーボードの選び方
前回の記事(CPUはXeon E3-1275V2に決定!)でお伝えした通りCPUは、「Xeon E3-1275V2」に決定、じゃーマザーボードはどうしようかと検討段階に入ってから重大な事に気がついた!
なんと選択肢が1つしかないー!
私の場合、今のPCでも使用している台湾のASUSを信頼しているので、メーカーはASUSの1社指名買いと決めていた。それでAUSU製のマザーボードでXeon E3-1275V2に正式対応している製品を調べてゆくと「ASUS P8C WS」しか選択肢がなかったのである。
ちなみにASUSの読み方は、去年、これまでの「アスース」から「エイスース」に全世界で統一したとのこと。
<マザーボードを発売している主要メーカーリスト>
ASUS(ASUSTeK) - 台湾、世界No.1M/Bブランド、日本でのシェアは圧倒的
GIGABYTE - 台湾、世界上位3社に数えられるM/Bブランド、日本2番目のシェア
ASRock - 台湾、世界上位3社に数えられるM/Bブランド、元はASUSの子会社
MSI(Micro-Star International) - 台湾、オーバークロックしやすいことで有名
Intel - アメリカ、台湾のM/Bベンダーに比べて機能が限られていて割高な感じ
ECS(ELITEGROUP) - 台湾、台湾で4番目に大きなマザーボードベンダー
日本でマザーボードを選ぶ際は、後々故障した時に中古で探すことも考えて、ASUS、GIGABYTE、ASRock、MSIの4大メーカーで比較して選ぶのがいいと思う。
前回もお伝えした通り、CPUソケットの規格を一致させれば基本的にはCPUとマザボは合体できる。つまり今回購入のCPUの場合は、LGA1155という規格なら合体できるのだ。しかし、それはあくまでも合体ができるということであって、実際の対応は、最終的に各マザーボードの「CPU対応リスト」で確認する必要がある。
今回買ったXeon E3シリーズでも私の1275V2より2グレード下の1265LV2までは、いろんな製品で対応CPUリストに載っているんだが、1グレード下の1270V2より上のクラスだとなぜか載っていない。しかも載ってるCPUでも注意書きで、Intel Xeon プロセッサーは、サーバー用だから、できればXeon専用のチップセットの方がいいかも、みたいな事が書かれている。
チップセットというのは、マザーボードの性能を左右する非常に重要なパーツで、マザボに接続されるCPU、メモリー、グラフィックス、オーディオ、USB、LAN、HDD、PCIなどの各ハードウェアの動作などを制御する為のチップのこと。CPUが人間で言う脳ならチップセットは脳と手足をつなぐ中枢神経って感じかな。
チップセットもどんどん新しく高性能になっていて、たとえば最新のチップセットならUSB3.0やPCI-Express 3.0など最新デバイスに対応していたりする。
インテルのCPUソケットであるLGA1155対応のチップセットは、当然インテル製チップセットで、それをASUSなどのマザボメーカーが組み込んで製品化している。
現在、ASUSが、Intel LGA1155用に発売しているマザーボードのチップセットの種類は下記。
【Xeon E3-1200V2用】C216
【Intel 7 Series】Z77、H77、B75
【Intel 6 Series】Z68、P67、H67、H61
Sandy Bridge世代向けに開発されたチップセットは、Intel 6 Seriesで、Ivy Bridge世代向けはIntel 7 Seriesになる。
当然のことながらIvy Bridgeのすべての機能を有効にするには、それ向けのIntel7シリーズチップセットを採用したマザボが必要。同じ7シリーズでもZ77がパフォーマンス向けで、H77、B75は廉価版って感じだろうか。
あとマザボ選びでもう一つ重要な項目は、フォームファクタ(構造規格)というマザボの規格別のサイズの違い。基本的にPCケースに対応しているフォームファクタのマザボを選ばないとケースに付けられないので注意が必要だ。
<主要フォームファクタとPCケースの関係>
Extended-ATX - フルタワー
ATX -ミドルタワー、フルタワー
Micro-ATX - マイクロタワー
Flex-ATX - ブックシェルフ型、キューブ型
Mini-ITX - 省スペースパソコン用?
つまりまとめるとIvy Bridge+LGA1155のCPUの場合、Z77というチップセットがベストなのである。だから当然、Z77のマザボを購入すべく機能の違いなどを数時間かけて比較検討していた。
■ 購入候補としてリストアップしたZ77マザボ
・MAXIMUS V FORMULA(Extended-ATX)相場30087円 (現在の相場
) 詳細
・P8Z77-V DELUXE(ATX)相場26246円 (現在の相場
) 詳細
・SABERTOOTH Z77(ATX)相場24239円 (現在の相場
) 詳細
特に気に入っていたのが、SABERTOOTH Z77で、米国国防省軍用品基準準拠の高耐性部品を使用しているという高耐久モデル。まさにコンセプトの軍用ワークステーションにはこれしかない!っていうマザボじゃないかぁーって思っていたんだけれど、なぜか対応CPUリストになかった・・・。
まーつまり結局、Z77マザボにするには、Core i7を選んどくべきだったのだ!
※追記
よくよく調べたら「P8Z77 WS」というZ77マザボが対応していました。
ASUSTeK マザーボード Intel Z77チップセットP8Z77 WS 【ATX】
で、今回購入したP8C WSに搭載されている「Intel C216」は何かと言うと、Xeon E3-1200v2シリーズ向けに作られたサーバー/ワークステーション向けチップセットなんだって。
この組み合わせで、クアッドコアの処理、ターボ・ブースト・テクノロジー、ハイパースレッディング・テクノロジーを含むインテリジェント・パフォーマンスの機能や優れたパフォーマンス、強化されたメディアとグラフィックス機能および柔軟性などE3シリーズの機能をフルに発揮できる。とインテルのサイトに書いてあった。あとECCメモリーを使いたい人もこのマザボじゃないと対応していないらしい。
DDR3メモリ×4枚(最大32GB)対応(ECC Unbuffered DIMM対応)
Z77マザボと比べるとなんとなく地味な印象だけれど、まあ必要なものはそろっているみたいなので、良しとしよう。それに仕様で比較するとC216の方が先進技術(Advanced Technologies)の対応が多いようだし。
ASUS P8C WSの詳細はこちら
Intel C216 の仕様
Intel Z77 Express の仕様
心配していたのが、日本語マニュアルの有無(上の写真)。ついててよかったぁ~。
P8C WSのWSはやっぱワークステーションの略だよね。そー考えるとコンセプト的には、結果ベストチョイスだったかも。
バックパネル左上から
PS/2キーボード/マウスコンポート
USB2.0 ×2
IEE1394a
USB2.0 ×2
LAN(RJ-45)
USB2.0 ×2
DIV-I
同軸デジタルS/PDIF出力ポート
光デジタルS/PDIF出力ポート
LAN(RJ-45)
USB3.0 ×2
オーディオI/Oポート
拡張スロット左から
PCIE16_1(PCI Expless3.0×16スロット)
PCIE16_2(PCI Expless3.0×1スロット)
PCIE1_1 (PCI Expless2.0×1スロット)
PCIE16_3(PCI Expless2.0×1スロット)
PCI1
PCIEX16_4(PCI Express2.0×1スロット)
ちなみにこのマザボはアマゾンで購入。価格は23126円なり。
これです↓
≫≫ ASUSTeK マザーボード Intel C612チップセット P8C/WS 【ATX】
次回は、軍用ワークステーションたるべく最重要パーツをお伝え予定!
お楽しみに。
≫≫ づづきを読む
Vol.3 マザーボードの選び方
前回の記事(CPUはXeon E3-1275V2に決定!)でお伝えした通りCPUは、「Xeon E3-1275V2」に決定、じゃーマザーボードはどうしようかと検討段階に入ってから重大な事に気がついた!
なんと選択肢が1つしかないー!
私の場合、今のPCでも使用している台湾のASUSを信頼しているので、メーカーはASUSの1社指名買いと決めていた。それでAUSU製のマザーボードでXeon E3-1275V2に正式対応している製品を調べてゆくと「ASUS P8C WS」しか選択肢がなかったのである。
ちなみにASUSの読み方は、去年、これまでの「アスース」から「エイスース」に全世界で統一したとのこと。
<マザーボードを発売している主要メーカーリスト>
ASUS(ASUSTeK) - 台湾、世界No.1M/Bブランド、日本でのシェアは圧倒的
GIGABYTE - 台湾、世界上位3社に数えられるM/Bブランド、日本2番目のシェア
ASRock - 台湾、世界上位3社に数えられるM/Bブランド、元はASUSの子会社
MSI(Micro-Star International) - 台湾、オーバークロックしやすいことで有名
Intel - アメリカ、台湾のM/Bベンダーに比べて機能が限られていて割高な感じ
ECS(ELITEGROUP) - 台湾、台湾で4番目に大きなマザーボードベンダー
日本でマザーボードを選ぶ際は、後々故障した時に中古で探すことも考えて、ASUS、GIGABYTE、ASRock、MSIの4大メーカーで比較して選ぶのがいいと思う。
前回もお伝えした通り、CPUソケットの規格を一致させれば基本的にはCPUとマザボは合体できる。つまり今回購入のCPUの場合は、LGA1155という規格なら合体できるのだ。しかし、それはあくまでも合体ができるということであって、実際の対応は、最終的に各マザーボードの「CPU対応リスト」で確認する必要がある。
今回買ったXeon E3シリーズでも私の1275V2より2グレード下の1265LV2までは、いろんな製品で対応CPUリストに載っているんだが、1グレード下の1270V2より上のクラスだとなぜか載っていない。しかも載ってるCPUでも注意書きで、Intel Xeon プロセッサーは、サーバー用だから、できればXeon専用のチップセットの方がいいかも、みたいな事が書かれている。
チップセットというのは、マザーボードの性能を左右する非常に重要なパーツで、マザボに接続されるCPU、メモリー、グラフィックス、オーディオ、USB、LAN、HDD、PCIなどの各ハードウェアの動作などを制御する為のチップのこと。CPUが人間で言う脳ならチップセットは脳と手足をつなぐ中枢神経って感じかな。
チップセットもどんどん新しく高性能になっていて、たとえば最新のチップセットならUSB3.0やPCI-Express 3.0など最新デバイスに対応していたりする。
インテルのCPUソケットであるLGA1155対応のチップセットは、当然インテル製チップセットで、それをASUSなどのマザボメーカーが組み込んで製品化している。
現在、ASUSが、Intel LGA1155用に発売しているマザーボードのチップセットの種類は下記。
【Xeon E3-1200V2用】C216
【Intel 7 Series】Z77、H77、B75
【Intel 6 Series】Z68、P67、H67、H61
Sandy Bridge世代向けに開発されたチップセットは、Intel 6 Seriesで、Ivy Bridge世代向けはIntel 7 Seriesになる。
当然のことながらIvy Bridgeのすべての機能を有効にするには、それ向けのIntel7シリーズチップセットを採用したマザボが必要。同じ7シリーズでもZ77がパフォーマンス向けで、H77、B75は廉価版って感じだろうか。
あとマザボ選びでもう一つ重要な項目は、フォームファクタ(構造規格)というマザボの規格別のサイズの違い。基本的にPCケースに対応しているフォームファクタのマザボを選ばないとケースに付けられないので注意が必要だ。
<主要フォームファクタとPCケースの関係>
Extended-ATX - フルタワー
ATX -ミドルタワー、フルタワー
Micro-ATX - マイクロタワー
Flex-ATX - ブックシェルフ型、キューブ型
Mini-ITX - 省スペースパソコン用?
つまりまとめるとIvy Bridge+LGA1155のCPUの場合、Z77というチップセットがベストなのである。だから当然、Z77のマザボを購入すべく機能の違いなどを数時間かけて比較検討していた。
■ 購入候補としてリストアップしたZ77マザボ
・MAXIMUS V FORMULA(Extended-ATX)相場30087円 (現在の相場
・P8Z77-V DELUXE(ATX)相場26246円 (現在の相場
・SABERTOOTH Z77(ATX)相場24239円 (現在の相場
特に気に入っていたのが、SABERTOOTH Z77で、米国国防省軍用品基準準拠の高耐性部品を使用しているという高耐久モデル。まさにコンセプトの軍用ワークステーションにはこれしかない!っていうマザボじゃないかぁーって思っていたんだけれど、なぜか対応CPUリストになかった・・・。
まーつまり結局、Z77マザボにするには、Core i7を選んどくべきだったのだ!
※追記
よくよく調べたら「P8Z77 WS」というZ77マザボが対応していました。
ASUSTeK マザーボード Intel Z77チップセットP8Z77 WS 【ATX】
で、今回購入したP8C WSに搭載されている「Intel C216」は何かと言うと、Xeon E3-1200v2シリーズ向けに作られたサーバー/ワークステーション向けチップセットなんだって。
この組み合わせで、クアッドコアの処理、ターボ・ブースト・テクノロジー、ハイパースレッディング・テクノロジーを含むインテリジェント・パフォーマンスの機能や優れたパフォーマンス、強化されたメディアとグラフィックス機能および柔軟性などE3シリーズの機能をフルに発揮できる。とインテルのサイトに書いてあった。あとECCメモリーを使いたい人もこのマザボじゃないと対応していないらしい。
DDR3メモリ×4枚(最大32GB)対応(ECC Unbuffered DIMM対応)
Z77マザボと比べるとなんとなく地味な印象だけれど、まあ必要なものはそろっているみたいなので、良しとしよう。それに仕様で比較するとC216の方が先進技術(Advanced Technologies)の対応が多いようだし。
ASUS P8C WSの詳細はこちら
Intel C216 の仕様
Intel Z77 Express の仕様
心配していたのが、日本語マニュアルの有無(上の写真)。ついててよかったぁ~。
P8C WSのWSはやっぱワークステーションの略だよね。そー考えるとコンセプト的には、結果ベストチョイスだったかも。
バックパネル左上から
PS/2キーボード/マウスコンポート
USB2.0 ×2
IEE1394a
USB2.0 ×2
LAN(RJ-45)
USB2.0 ×2
DIV-I
同軸デジタルS/PDIF出力ポート
光デジタルS/PDIF出力ポート
LAN(RJ-45)
USB3.0 ×2
オーディオI/Oポート
拡張スロット左から
PCIE16_1(PCI Expless3.0×16スロット)
PCIE16_2(PCI Expless3.0×1スロット)
PCIE1_1 (PCI Expless2.0×1スロット)
PCIE16_3(PCI Expless2.0×1スロット)
PCI1
PCIEX16_4(PCI Express2.0×1スロット)
ちなみにこのマザボはアマゾンで購入。価格は23126円なり。
これです↓
≫≫ ASUSTeK マザーボード Intel C612チップセット P8C/WS 【ATX】
次回は、軍用ワークステーションたるべく最重要パーツをお伝え予定!
お楽しみに。
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匿名さん (2014-07-24) edit
私は割安なMBを探して某もう一つのA社のものをかいとんでもない目にあいました。ASUSはやっぱり良いです。
ただ、モノによっては、裏面に配線の足が他社のものより長めに出ているので、ケースによってはショートギリギリな感じなので、メモリーやソケットの挿入で危険を感じます。
昔のマックのようにプラスチックなどの絶縁材を敷きたいところです。
ただ、モノによっては、裏面に配線の足が他社のものより長めに出ているので、ケースによってはショートギリギリな感じなので、メモリーやソケットの挿入で危険を感じます。
昔のマックのようにプラスチックなどの絶縁材を敷きたいところです。
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あなたのそのひと言がこのブログ運営の原動力なのです。よろしくお願いします。
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