OLYMPUS EC-14 & EX-25 マクロ撮影の実験
2012.12.03 (Mon) : カメラと写真
前回の記事「【止まらない衝動】OLYMPUS EC-14 & EX-25 購入」でお伝えした通り、1.4× TELE CONVERTER EC-14とEXTENSION TUBE EX-25を使ったマクロ撮影の実験をしてみた。
使ったレンズは、今回の実験を行う為の衝動の元となったマクロレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro(35mm判換算100mm)」。それとついでに私の常用レンズである「ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD」の望遠側の60mm(35mm判換算120mm)でも実験してみた。標準ズームとマクロの実力差をこの目で実際に確かめてみたかったからである。
<実験方法>
それぞれのレンズに「EC-14装着」と「Ex-25装着」と「レンズのみ」の計6パターンでギリギリまで寄れる位置で撮影した結果を比較。被写体は、下記の白い菊?のような花。ちょっと白飛びしちゃっているけど今回はあくまでも実験なので気にしないでほしい。
ちなみに上の写真は12mm(35mm判換算24mm)の広角側で撮影したもの。ギリギリまで寄っても広角だと全体が写ってしまう。これがマクロレンズだと、はたしてどうなるだろうか?
※画像はクリックで拡大できます、(カッコ)は35mm判換算値、倍率の大きい順


50mm Macro(100mm) + EX-25
エクステンションチューブを装着すると・・・おおーけっこう寄れるぞ!これぞまさに私の求めるマクロ撮影だ!


50mm Macro(100mm) + EC-14 = 70mm(140mm)
テレコンバーターを装着の場合は、当然、寄れる距離はレンズのみと同じだけれど、焦点距離20mm(35mm判換算で40mm)分が望遠マクロ状態となった。


50mm Macro(100mm)のみ
上の写真のように50mm F2.0 Macroのみだと思っていた以上に寄れないのだ。


12-60mm(120mm) + EX-25
上の写真の通り、標準ズームでもエクステンションチューブを装着すると50mm F2.0 Macroのみと同等のマクロ撮影が可能。しっかしレンズが花に接触しているが。


12-60mm(120mm) + EC-14 = 85mm(170mm)
テレコンバーターで焦点距離を85mm(35mm判換算170mm)にしてもなぜか50mm F2.0 Macro+テレコンの方が大きく写せるね。しかもこっちの方がレンズが被写体に近い・・・うーん不思議だ。


12-60mm(120mm)のみ
レンズはけっこう被写体に寄っているし、焦点距離も大きいのになぜか50mm F2.0 Macroの方が、大きく写るね。不思議だ???
<今回の実験でわかったこと>
・エクステンションチューブEX-25を装着するとレンズからの距離が縮まる
・テレコンバーターEC-14を装着してもレンズからの距離は変わらない
・+EX-25 > +EC-14 > レンズのみ ということ
・マクロレンズ > 標準ズーム ということ
まあ実験する前から分かっていた結果をあえて体験しただけとなってしまった感じだけど、うーんやっぱ実際に試してみないと納得できない性格なんだよね。あと最短撮影距離ってレンズからの距離は関係ないらしい。カメラのボディ内のセンサーからの距離なんだって。よく見るとボディにセンサー位置のマークがついていた。
今回の実験で想定外の成果としては、標準ズームレンズでもエクステンションチューブEX-25を装着すればとりあえず50mm F2.0 Macroに近いマクロ撮影が可能になることが分かったこと。ただ問題は、被写体に接触するので、花とか柔らかい物に限定されるが・・・。だからチョウとか生き物は無理かも。
ちなみに12-60mm F2.8-4.0 SWDにEX-25を装着すると12mm側ではまったくピントが合わなかった。また60mm側でも被写体に接近した所でしかピントが合わないので、完全に接写マクロ専用レンズとなってしまう。これは、50mm F2.0 Macroでも同じ。通常は景色も撮影できる50mmF2.0マクロが接写マクロ専用レンズになってしまう。さらに言えばEX-25を装着するとピントが合う位置でフードが被写体にぶつかるので、フードの装着はできない。
<結論>
私の求める『よりマクロらしいマクロ写真』を撮るならマクロレンズ+エクステンションチューブは、ひじょうに有効であった。またテレコンバーターもマクロレンズに装着すると望遠マクロ撮影が可能となりレンズのみよりもより高倍率になる。標準ズーム+エクステンションチューブで、一応マクロレンズの代用は可能。しかし標準ズーム+テレコンバーターでは、思っていたほど高倍率にならない。やはりテレコンバーターは、望遠レンズに装着するのが王道なのだろうか。
<今回の実験で使った製品>
・OLYMPUS テレコンバーター EC-14
・OLYMPUS エクステンションチューブ EX-25
・OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
・OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED12-60mmF2.8-4.0SWD
次回、【止まらない衝動】シリーズ 望遠レンズ編の予定、お楽しみに!
では、また
使ったレンズは、今回の実験を行う為の衝動の元となったマクロレンズ「ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro(35mm判換算100mm)」。それとついでに私の常用レンズである「ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD」の望遠側の60mm(35mm判換算120mm)でも実験してみた。標準ズームとマクロの実力差をこの目で実際に確かめてみたかったからである。
<実験方法>
それぞれのレンズに「EC-14装着」と「Ex-25装着」と「レンズのみ」の計6パターンでギリギリまで寄れる位置で撮影した結果を比較。被写体は、下記の白い菊?のような花。ちょっと白飛びしちゃっているけど今回はあくまでも実験なので気にしないでほしい。
ちなみに上の写真は12mm(35mm判換算24mm)の広角側で撮影したもの。ギリギリまで寄っても広角だと全体が写ってしまう。これがマクロレンズだと、はたしてどうなるだろうか?
※画像はクリックで拡大できます、(カッコ)は35mm判換算値、倍率の大きい順


50mm Macro(100mm) + EX-25
エクステンションチューブを装着すると・・・おおーけっこう寄れるぞ!これぞまさに私の求めるマクロ撮影だ!


50mm Macro(100mm) + EC-14 = 70mm(140mm)
テレコンバーターを装着の場合は、当然、寄れる距離はレンズのみと同じだけれど、焦点距離20mm(35mm判換算で40mm)分が望遠マクロ状態となった。


50mm Macro(100mm)のみ
上の写真のように50mm F2.0 Macroのみだと思っていた以上に寄れないのだ。


12-60mm(120mm) + EX-25
上の写真の通り、標準ズームでもエクステンションチューブを装着すると50mm F2.0 Macroのみと同等のマクロ撮影が可能。しっかしレンズが花に接触しているが。


12-60mm(120mm) + EC-14 = 85mm(170mm)
テレコンバーターで焦点距離を85mm(35mm判換算170mm)にしてもなぜか50mm F2.0 Macro+テレコンの方が大きく写せるね。しかもこっちの方がレンズが被写体に近い・・・うーん不思議だ。


12-60mm(120mm)のみ
レンズはけっこう被写体に寄っているし、焦点距離も大きいのになぜか50mm F2.0 Macroの方が、大きく写るね。不思議だ???
<今回の実験でわかったこと>
・エクステンションチューブEX-25を装着するとレンズからの距離が縮まる
・テレコンバーターEC-14を装着してもレンズからの距離は変わらない
・+EX-25 > +EC-14 > レンズのみ ということ
・マクロレンズ > 標準ズーム ということ
まあ実験する前から分かっていた結果をあえて体験しただけとなってしまった感じだけど、うーんやっぱ実際に試してみないと納得できない性格なんだよね。あと最短撮影距離ってレンズからの距離は関係ないらしい。カメラのボディ内のセンサーからの距離なんだって。よく見るとボディにセンサー位置のマークがついていた。
今回の実験で想定外の成果としては、標準ズームレンズでもエクステンションチューブEX-25を装着すればとりあえず50mm F2.0 Macroに近いマクロ撮影が可能になることが分かったこと。ただ問題は、被写体に接触するので、花とか柔らかい物に限定されるが・・・。だからチョウとか生き物は無理かも。
ちなみに12-60mm F2.8-4.0 SWDにEX-25を装着すると12mm側ではまったくピントが合わなかった。また60mm側でも被写体に接近した所でしかピントが合わないので、完全に接写マクロ専用レンズとなってしまう。これは、50mm F2.0 Macroでも同じ。通常は景色も撮影できる50mmF2.0マクロが接写マクロ専用レンズになってしまう。さらに言えばEX-25を装着するとピントが合う位置でフードが被写体にぶつかるので、フードの装着はできない。
<結論>
私の求める『よりマクロらしいマクロ写真』を撮るならマクロレンズ+エクステンションチューブは、ひじょうに有効であった。またテレコンバーターもマクロレンズに装着すると望遠マクロ撮影が可能となりレンズのみよりもより高倍率になる。標準ズーム+エクステンションチューブで、一応マクロレンズの代用は可能。しかし標準ズーム+テレコンバーターでは、思っていたほど高倍率にならない。やはりテレコンバーターは、望遠レンズに装着するのが王道なのだろうか。
<今回の実験で使った製品>
・OLYMPUS テレコンバーター EC-14
・OLYMPUS エクステンションチューブ EX-25
・OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro
・OLYMPUS ZUIKO DIGITAL ED12-60mmF2.8-4.0SWD
次回、【止まらない衝動】シリーズ 望遠レンズ編の予定、お楽しみに!
では、また
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匿名さん (2017-09-06) edit
偶々、ネットでエクステンションチューブ、EX-25を見つけました。フィルム一眼カメラ、ペンタックスSPで使っていた、レンズが入って居ない3枚組の接写リングを、LUMIXのデジカメ一眼 DMC-L10、G1でも、M42マウントを取り付けて使っています。LUMIXレンズにも使える接写リングが有ったら良いのにと考えていました。同じ様な使い方ができるのかな、とネットで調べましたら、ピースフルパラダイスライフで使い方を見つけました。
このページは、写真を使い、体系的に分かり易くまとめて有り助かりますネー。
感謝! 感謝!
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