audio-technica AT-PHA05BTとiPod touchでおっさんの夢、ワイヤレスジュークボックス!
2012.04.29 (Sun) : モバイル
ジムで音楽を聴くのに使っていたBluetoothヘッドフォン「SONY DR-BT20NX」をちょっと前に紛失。じゃー新しいのを買わなきゃということで検討した結果、選んだのが「audio-technica AT-PHA05BT」という製品。
これは、ヘッドホンアンプ内蔵のワイヤレス(Bluetooth)ステレオレシーバーというもので、ヘッドフォンなしのBluetooth受信部のみの製品である。ヘッドフォンが必要なのに、どうしてこれを選んだのかと言うと、前のソニーのだとヘッドフォン一体型の仕様だったので、完全にヘッドフォンとしてしか使用できなかったんだけれど、これだとヘッドフォンの代わりにアンプ内蔵スピーカーやオーディオのAUX端子に接続すれば、昔だったら夢のようなことが実現できるからだ。
それは・・・
おっさんの夢、ワイヤレスジュークボックスである!
OH! MY JUKE BOX!
Windows Media PlayerやiTuneを使ってパソコンをジュークボックスにすることは、すでに誰でもやっているとは思うけれど、パソコンの場合、他の音がかぶったり、オーディオまで配線が必要だったり、他のソフトと同時に使うと重くなったりと、なかなか理想的なジュークボックス環境を構築するのが難しいことが多いと思う。かといってジュークボックス専用のオーディオPCを作るほどでもないし。そこで考えたのが、スマホ購入以来、最近めっきり使用頻度が落ちているiPod touchの活用である。iPod touchによく聴くCDをかたっぱしから入れて、Bluetoothで、audio-technica AT-PHA05BTに飛ばして、オーディオのAUX端子で鳴らすのだ。もちろんBluetooth内蔵パソコンやスマートフォンでも同じことが可能。
ちなみにiPod touch 32GBに良く聴くアルバム150枚とシングル30枚ほど入れてみたんだけれど、使用した容量は、12.3GBほどだった。ということはあと倍くらいのCDを入れることが可能。
これです↓
≫ audio-technica ヘッドホンアンプ内蔵ワイヤレス(Bluetooth)ステレオレシーバー AT-PHA05BT
お値段は、ハッキリ言ってヘッドフォンとして考えるとかなりお高い。しかもヘッドフォンは付属していない。ACアダプタも付属しておらず、充電はUSBからしかできない。私の場合、ちょうど持っていた「au純正品共通ACアダプタ-03シロ
≫ ACアダプタ USB
≫ ATH-BT02用 USB対応ACアダプター AD-SU505JEA audio-technica
サイドには音量、再生、一時停止、停止、曲送り、曲戻し、早送り、早戻し、エフェクトのボタンがある。
さて、この製品の最大の売りなのが、「30mW+30mWの高出力ヘッドホンアンプ内蔵」ということだろう。後で音質に関する有線&無線比較レビューもお伝えするが、音質に関しては、正直かなり良いと思った。これだけでも買って良かったと思えるほどである。
ヘッドフォンアンプ以外にも「DYNAMIC(奥行き感のあるボーカルと音の明瞭感を引き立てる)」「BASS BOOST(バランスのとれた豊かな低音再生を実現)」「MOVIE(音の広がりを得やすく動画再生などに最適)」「GAME(奥行きのある立体的な音場でゲームをするときに最適)」の4種類のエフェクトモード「SRS WOW HD」搭載ということだが、これに関しては、好みが分かれるかも。私の場合は、原音に近い音が好きなので、この機能は使うことはないと思う。
他に、リモートコントロール機能、ハンズフリー通話、ワンセグ音声(SCMS-T)対応、最大8台マルチペアリング対応、などが主な機能である。
逆サイドには、電源&ホールドボタン、リセット穴、ストラップ取付穴がある。
ちなみにクリップは、けっこうゆるい感じなので、ヘッドフォンを耳から外している時に落ちてしまう危険性があると思った。紛失防止にストラップ穴にネックストラップをつけた方がいいかも。
≫ ネックストラップ
正面には、有機ELディスプレイ、マイク、通話ボタンがある。
ディスプレイには、楽曲タイトル、着信電話番号、電池残量、音量レベルなどの情報が表示される。
下側には、キャップがあって、充電用のマイクロUSBジャックとペアリングボタンがある。ちなみに充電中は、電源がオフになってしまい、音楽を鳴らすことはできない。この点は、非常に残念である。充電しながら使用できれば、完全に電源入れっぱなしの永久再生ジュークボックスになったからだ。
満充電で連続再生可能時間は、取説上は最大約8時間となっているが、実際もそのくらいだと思う。音楽が鳴っていないと自動で通信がオフになって待ち受け状態になるようなので、一般的な日常使用であれば、充電切れはないと考えていいだろう。
ペアリングに関しては、取説に書いてある通りでスムーズに完了した。
上部にはヘッドフォンを差し込む穴(3.5mmステレオミニジャック)がある。
iPod touchと大きさを比較すると上の写真の感じに。もうちょっと薄ければ、もっと良かった。
audio-technica AT-PHA05BTの詳細スペック
通信方式: Bluetooth 標準規格 Ver.2.1+EDR 準拠
出力: Bluetooth 標準規格 Power Class2
最大通信距離: 見通しの良い状態で10m以内
使用周波数帯域: 2.4GHz帯(2.402GHz~2.480GHz)
変調方式: FHSS
対応Bluetoothプロファイル: A2DP AVRCP HFP HSP
対応コーデック: SBC
対応コンテンツ保護: SCMS-T方式
伝送帯域: 20~20,000Hz(44.1kHzサンプリング時)
マイク型式: エレクトレットコンデンサー型
マイク指向特性: 無指向性
マイク感度: -40dB(1V/pa,at1kHz)
マイク周波数帯域: 10~4,000Hz
最大出力レベル: 30mW+30mW(16Ω、T.H.D 1%)
出力端子: φ3.5mmステレオミニジャック
電源: DC3.7V リチウムポリマー充電池(内蔵式)
外形寸法(クリップ除く): H70×W20×D15mm
質量(コード含む): 約21g
使用温度範囲: 5℃~45℃
表示部: 有機EL(単色)
それで、こんな高価なものを買う場合、たぶん一番重要なのが音質だろう。特にBluetoothで飛ばす場合、多少の音質の劣化はやむなしと言われるので、それがどの程度なのか心配である。
ということで、有線&無線での音質の違いを素人の主観で比較レビューしてみた。
使用オーディオ:BOSEのもの
中間にDAC:ONKYO WAVIO SE-U55SX
視聴楽曲:マライア・キャリー、ポリス、椎名林檎の曲など
結論から言っちゃうと、音の劣化は、ほぼ感じられない!
つまり、よーく聞き比べなければ、違いはわからないであろうレベルということである。しいて言えば、直接接続の方が原音に近いクリアな感じ、ワイヤレスの方は、クリアな感じは同じで若干だけ低音が強調される感じだろうか。もしかしたら、それは、深みのある低音を再生するCCL(カップリングコンデンサーレス)回路というのを組み込んだヘッドフォンアンプによる音の違いなのかも。まあ、若干の違いがあると言うだけで、音が著しく変わったり、悪くなったりするわけではないので、まったく問題ないレベルである。
ただ、中間に「ONKYO WAVIO SE-U55SX」というDAC(デジタル-アナログ変換回路、digital to analog converter)をかましてあるので、そこで一度、デジタルノイズが低減されているので、純粋な比較とはならないかも。なので、一応、次に安いだろうヘッドフォンでも比較してみた。
使用ヘッドフォン:ソニー・エリクソン製の安そうなもの
視聴楽曲:YUI、アヴィリルラビーンの曲など
こちらの方は、多少だが明らかな違いが感じられた。ワイヤレスの方が低音が効いている感じだが、その分ヘッドフォンの性能が追いついていない感じがした。だから曲によっては、直接つないだ方が一瞬、音が良く感じるときもある。トータル的には、ワイヤレスの方が好みの音ではあったが、ヘッドフォンの性能が高いモデルでも聞き比べてみたいと思った。
それとワイヤレスの場合、音が鳴っていない時のホワイトノイズがちょっと気になるかも。音が鳴ると聞こえなくなる?ので気にならなくなるんだけど。
もしかしたらスピーカーやヘッドフォンの性能でもだいぶ違いがあるのかと思って、もうちょっとまともなヘッドフォンでも比較してみた。
使用ヘッドフォン:audio-technica ATH-PRO5
視聴楽曲:アヴィリルラビーンの曲など
これはドンシャリ系のロック向けのヘッドフォンである。これで聴くと第一印象だと直接接続した方が良く聞こえたけど、何度か聞き比べているうちにワイヤレスの方がいいような気がしてきたり・・・。まあ、つまりほとんど違いが感じられないってことだと思うんだけれど、たぶんこのヘッドフォンがけっこう癖があって、低音を強調するAT-PHA05BTの音と相性が良かったり、クリアで低音が控えめな直接接続した音の方が相性がよかったりと曲によって変わるのかもしれない。
今回、3つの方法で直接接続とワイヤレス(AT-PHA05BT)とを聞き比べてみたが、結論を言うと、はっきり言って無線ということを考えると必要十分な高音質じゃないかなと思う。個人的には、かなり満足である。
ただし、曲とヘッドフォンの性能やチューニング内容によっては、AT-PHA05BTの若干の低音チューニングの違いが、顕著に違いとして表れる場合があるということも感じた。だからもし、ヘッドフォンを選ぶ際は、実際に、AT-PHA05BTを通して比較して、自分の好みの音質を探す必要もあるのかなと思う。
ちなみに私が今とっても欲しいヘッドフォンは、「audio-technica インナーイヤーヘッドホン ATH-CKS90」という製品。ヨドバシで買いもしないのに1時間ほど聞き比べした結果、これが価格と性能のバランスが一番だと感じた。なんというか、超ー幸せな気持ちにさせてくれる音である。ヘッドフォンでこんなにも音が変わるのかと初めて感じた。たぶんそのうち買うかも。
これはマジで音いいよ↓
≫ audio-technica インナーイヤーヘッドホン ATH-CKS90
とにかくこの製品を買って、夢のワイヤレスジュークボックスを実現させ、とても幸せである。今の時代、ほんのちょっとの費用と知識で、昔だったら夢のような素敵なことが次々と実現できる。ホント、すごい時代になった。ドラえもんの描いた未来は、だいぶ雰囲気は違うけれど、着実に実現しているのかも!
若い頃、おっさんを見て「おっさんって頭が固いなぁ~」って感じることが多かったけど、最近私の周りのおっさんたちも、なんかもう新しい事や物を拒絶しながら生きているというか、これまでの自分が知っていることまでの世界に閉じこもりがちな人が増えてきたように感じる。そう言っている自分ももしかしたらそうなっているのかもと思うと「やばい、もっと頭を柔らかくしなければ」と焦るのである。
なにが言いたいかと言うと、つまり、その、せっかくドラえもんの未来まで生きて来たのに、未来のデバイスも、もっともっと楽しまなければもったいないなぁーと思うのです。
この製品の詳細は↓
≫ audio-technica ヘッドホンアンプ内蔵ワイヤレス(Bluetooth)ステレオレシーバー AT-PHA05BT
今回、私が買ったAT-PHA05BTと比較検討した他の製品は下記、できればソニーのやつと聞き比べてみたい。
≫ SONY ソニーエリクソン Bluetoothワイヤレスヘッドセットマイク付き ブラック MW600/B
≫ PLANEX iPhone/スマートフォン対応 Bluetooth ver.3.0+EDR ワイヤレスオーディオレシーバ BT-WRV01
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iPod touchが届いた!
では、また
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