CRASS「PENIS ENVY」で栄養補給
2012.03.13 (Tue) : 音楽
本日、リピートで聞いているCD。CRASS(クラス)という英国のパンク・バンドの「PENIS ENVY」というアルバム。
私にとってパンクは、栄養ドリンクのようなもの。パワーが落ちてきたらパンクを聞いて充電する。ポップ・パンクからハードコアまで、あらゆるパンク音楽を聞くのだけれど、その中でもこのCRASSは、パンクの中のパンクと言っても過言じゃないバンドで、強力に栄養補給ができる。
なぜCRASSがパンクの中のパンクなのか?
それは・・・パン食ってたから、ではなく・・・
1980年代のハードコア・パンク・ムーブメントを先導し、徹底的なアナーキズム、フェミニズム、反システム、反戦、反核、動物愛護、環境保護など強力な政治思想を主張し、また思想的な生活を実践する数少ない本物のアナーキストでありアナーキズムの活動家だからだ。つまり、ファッションでもビジネスでもなく、完全に本気のパンク、それがCRASSである。
ちなみに、一般的にも有名な伝説のパンク・バンド「セックス・ピストルズ (Sex Pistols)」 ですら、実際はある意味ファッション・パンクで、バリバリの音楽ビジネスだったと言われたりもする。まー音楽だってビジネスなんだから、別に、それは、それで、いいと思うけどね。
CRASSの音楽は、ピストルズのようなロックンロールな音ではなく、ハードコアに近い無機質でスカスカな感じの音である。まーでも、バリバリのハードコアよりは、かなり聞きやすいと思う。
そして、このCRASSの音楽には、彼らの衝動が非常に強く込められている。英語なので実際、歌詞の意味とかまったくわからなくても、彼らの強いメッセージがビシビシと伝わってくるのである。
CRASSは、PUNKという音楽の持つ「強い衝動」を実体化する数少ないバンドの一つで、パンクの中のパンク、本物のパンク、と呼べる存在だと思う。
Penis Envy / CRASS
1981年に発売されたCRASSの3rdアルバム。他のアルバムと違ってスティーヴ・イグノラント(Steve Ignorant)のヴォーカル曲は一曲もなくて、すべてをイヴ・リバティーン(Eve Libertine)とジョイ・デ・ヴィヴレ(Joy De Vivre)が歌う女性ヴォーカルのアルバムとなっている。CRASSのアルバムの中では、比較的ポップで聞きやすい。
1. Bata Motel
2. Systematic Death
3. Poison In A Pretty Pill
4. What The Fuck
5. Where Next Columbus
6. Berkertex Bribe
7. Smother Love
8. Health Surface
9. Dry Weather
YouTubeで検索すれば聞けるかも!
↓私のYouTubeチャンネルの「お気に入りの動画」にパンクとかロックとかいろいろ集めています。
Peaceful Paradise Life FILMS
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