映画 『インシテミル 7日間のデス・ゲーム』 の感想
2011.08.05 (Fri) : ドラマと映画
インシテミル 7日間のデス・ゲーム
DVD
映画の内容は下記(アマゾンより転載)
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超豪華キャスト集結究極の心理ゲーム開幕!
生き残れるのは果たして、誰か?
時給11万2千円という求人広告につられ、男女計10人が「暗鬼館」に集まった。
仕事内容は、「暗鬼館」での7日間を24時間監視されるだけ。
鍵のかからない10の個室と10の凶器が参加者に与えられる。
何も起きなければ全員に1,600万円以上の大金が手に入るはずだった・・・。
しかし、2日目に死者が出る。
誰が何のために殺したのか?
参加者は疑心暗鬼の深淵に落ちてゆく・・・。
果たして、生き残りをかけた究極の心理ゲームは始まってしまうのか?
2010年度版「このミステリーがすごい!」作家別投票で1位に輝いた新鋭・米澤穂信の人気小説を、『リング』『L change the WorLd』の中田秀夫監督が映画化。
藤原竜也、綾瀬はるか、石原さとみ、北大路欣也といった主役級の豪華キャストが集結。心理ゲーム系映画の決定版が誕生する。
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そして感想ですが、この映画をミステリー作品として見るとあまりにも謎解きの要素が少なく、トリックも単純過ぎ、緊迫しただまし合いや駆け引きもない。しかも普通に犯人や先が読めてしまい、全体的に今一歩といった感じだった。さらに言えば、探偵道具や凶器などを使った推理やトリックも特にないので、そのアイテムの存在意義がない。また、このゲーム自体の世界観というか目的や設定、整合性が曖昧で説得力に欠ける。
作品にどのようなメッセージが込められているのかが、つかめなかったので、実は続けて2回見たけど、結局、制作者の意図はつかめなかった。強引に意味を付けるのなら「生きているのはすばらしい」といった感じだろうか?
たぶん、全体的に雑なんだと思う。もっと細かい部分まで突き詰めたらまったく違った作品になったと思うとちょっと残念な気分になった。
この作品は、次々と人が殺されていくといったサスペンスホラーというジャンルが当てはまるかもしれない。ただ、ホラーとして見てもそれほど怖くはない。あの名作『リング』を作った同じ監督の作品とはとても思えないような雑な映像だからだ。
豪華キャストだったからだろうか?なんでだろう、モヤモヤと心に引っかかる、とにかくとても残念で、もったいない気分にさせる作品だった。たぶん「デス・ノート」「カイジ」「ライアー・ゲーム」のような作り込まれた世界観にどっぷり浸りたくて、かなり期待して見たのが原因だろう。あの予告編と豪華キャストを見れば期待するなと言う方が難しいが・・・。テレビドラマを見るくらいの気軽な気持ちで見れば、それなりに面白いと思う。
※感想はあくまでも素人の個人的な意見です。
↓原作の方が面白いらしいです。
インシテミル
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