カテゴリ7(CAT7)のLANケーブルに変更してみた
2011.02.23 (Wed) : ウェブとパソコン
去年書いた[【フレッツ光ネクスト】ルーターの接続を変えたら爆速になった!]という記事で、ぞうさんさんという方にコメントいただいた内容で、
・光電話ルーターに繋いでるケーブルはギガビット対応ですか?
・PCのNICはギガビット対応ですか?
というのがありまして、ぞうさんさんの家では、上記要因を解消すると上下150Mbpsくらい出ているとの事を教えていたきました。
上下150Mbpsと・・・!な、なにぃいいいいいいいい!という事で、だいぶ前から気になっていたので、今回はその辺りを調べてみた。
まずパソコン側のネットワークインタフェースカード(Network Interface Card、略称:NIC、いわゆるLANカード)から調べてみた。私のPCは、マザーボード上にNICが組み込まれているオンボードタイプだった。ちなみにメインPCのマザーボードは、ASUSの「P5B Deluxe」という製品。マザーボードの箱に説明が書いてあるので、LANの項目を読むと、『Dual Gigabit LAN 1000M』と書いてある。つまりNICは、ギガビット対応であった。
次にLANケーブルのカテゴリ番号をケーブル表面の文字から探してみた。カテゴリとは、簡単に言うとLANケーブルの規格の事で、単純に数字が大きいほど最大伝送速度が多くなる。それで、使っていたLANケーブルのカテゴリ番号ですが、なぜか書いてなかった。別のPCにつないであるLANケーブルには、「CAT5+」と書いてある。「ん、カテゴリ5+ってなんだ!?」カテゴリ5eという規格はあったが、なぜかカテゴリ5+というのは調べてもなんだかよくわからなかった。
結局、LANケーブルの正確なカテゴリ番号は、わからなかったので、現在最速といわれる10ギガビット対応のカテゴリ7(CAT7)のLANケーブルをアマゾンで購入してみた。ちなみに10ギガビッドというのは・・・計算すると約10000メガビットという事になる。「1万メガビット!?」完全にオーバースペックだったが、まあ、未来永劫使うつもりでポチッ!
ちなみに今回購入したLANケーブルは下記
SANWA SUPPLY カテゴリ7LANケーブル0.6m KB-T7-006WR
SANWA SUPPLY カテゴリ7LANケーブル0.6m KB-T7-006NV
パソコン2台分で、2300円くらい。2つの違いはケーブルの色。ブルーとワインレッドのケーブルに金メッキのプラグが高級感を演出していて、ああ、高級なLANケーブルを手に入れたという満足感を与えてくれる(笑)。しかもこのケーブルは、20㎝、40㎝、60㎝という短い長さでも売っているのがいい~、基本的にルーターとパソコンって隣り合っているので、長いケーブルだと余ってしまってじゃまなんですよねぇ~。
さて、CAT7のケーブルをつないでから、ネットを表示させてみた感想は・・・「ん、特に変わらないような・・・」うーん、残念ながら体感できるような違いは感じられなかった。そして、いつものスピードテストで計測してみる事に・・・
前回テストした時は・・・下記だった。
下り受信速度: 91Mbps(91.2Mbps,11.4MByte/s)
上り送信速度: 61Mbps(61.7Mbps,7.71MByte/s)
そして、再び期待に胸を膨らませ、再測定!
下り受信速度: 90Mbps(90.0Mbps,11.2MByte/s)
上り送信速度: 62Mbps(62.1Mbps,7.76MByte/s)
あれっ・・・変わらない・・・ガクーリorz
まあCAT7のLANケーブル自体はオーバースペックなのであまり期待していなかったが、結局のところ元々使っていたLANケーブル自体もおそらくCAT5以上だったという事なのだろう。
うーん、なんか悔しい・・・とても悔しい・・・ので、禁断のソフトに手を出してみた。速度を計測したスピードテストさんがおすすめしているRWin設定を変更するソフトだ。RWinとは、簡単に言うとサーバーから一度にまとめて送ってもらいたいデータの量らしい。WindowsXPのデフォルト(初期値)だと光ファイバーの回線速度に対応しきれないということらしい。
詳しくは[速度向上のポイント]で
まあ、この手のソフトでパソコンの設定を変更すると、パソコンの調子が悪くなる事が過去に多々あったので、あまり気がすすまなかったが、今回は悔しさにまかせて試してみた。もしこの記事を読んで試してみようという方は自己責任でお願いします。
さてRWin設定ツール「Dr.TCP」をダウンロード~インストール~起動し、設定方法通りに「光ファイバ(100Mbps)サービスでの地方別RWin推奨値131070」を入力して、WindowsXPを再起動した。
そして、再びスピードテストで測定・・・しかし、今回もほとんど変わらない・・・orz
「ん!」よく読むと「光ファイバ(100Mbps)サービスでの地方別RWin推奨値」となっている。フレッツ光ネクストハイスピードタイプは最大200Mbpsなので、理論上は、倍の数値が必要なのかもという事で、今度はフレッツ光ネクストハイスピードの推奨値とネット上で言われていた260176を入力して再起動し再計測・・・
結果は・・・
下り受信速度: 90Mbps(90.7Mbps,11.3MByte/s)
上り送信速度: 70Mbps(70.8Mbps,8.85MByte/s)
おおお、上り(アップロード速度)が、ちょっとだけ速度アップした。まあ、速度はパソコンの性能にも左右されるらしいので、上り最大100Mbpsに対してこれだけの速度が出ていれば上りはOKだ。しかし下りは結局のところ速度アップする事はできなかった。
今回の実験の結論としては、非常に悔しいですが私のパソコンとネット環境では、90Mbps前後が限界っぽい。しかし、今回、いろいろと調べてみるとたしかに環境によっては100Mbps超の速度を実現させている方が多数いるという事がわった。それとKDDIの「auひかり(ギガ得プラン)」とかは、最大1Gbps(1000Mbps)というNTTの5倍もの超高速回線を提供しているという事もわかった。KDDIって光ファイバーの回線業者もやっていたんだと思ったら、東京電力とパワードコムの光ファイバー通信事業を譲り受けて、東京電力が持つ光ファイバー網を利用するようになったらしい。
しかし、なんだよNTT・・・。天下のNTTが、auより遅いってどうゆう事なんだか・・・早くなんとかしてほしいもんだ。
余談ですが、テレビでやたらと意味不明なCMを流していたソフトバンクの「光の道」ですが、なんとソフトバンクは光ファイバーの回線業者ではなかったんですね・・・あれだけ光の道なる持論を展開しているからてっきり光ファイバー回線業者だと思っていましたが・・・。
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