「銭ゲバ」 最終回 涙止まらない!
2009.03.15 (Sun) : ドラマと映画
銭ゲバ
銭ゲバ、終わりましたね。
凄まじいドラマでした。
最終回、導火線が到達する間に、
柱の「幸せ」と「お金」の文字を凝視しながら風太郎が見た走馬灯は、
夢描く幸せ物語(妄想)・・・
そして、オーバーラップする(お金の為に起こった)現実の記憶により引き戻される今、導火線と風太郎の表情。
そして、再び妄想へ・・・夢~現実~今~その繰り返しの映像・・・
重い、どこまでも、重く、重く、そして重く・・・・・・見ているのがこんな苦しいなんて・・・
夢描く幸せが、あまりに普通のありきたりな幸せだったのが、切なくて涙が止まりません。
最後は鳥肌が立って、また、しばらく放心状態になりました。
私は、終わった瞬間は、最後のセリフがあまりにも酷く(風太郎が変っていなくて)て、
おい、そこまで言って死ぬのか?ちょっと視聴者を落とし過ぎじゃないか?と感じましたが、
後で、ゆっくりストーリーを思い返してみると、やっぱそれでよかったのだと思いました。
(※解釈の仕方で賛否両論あると思いますが、あくまでも私の解釈です)
風太郎は結局自分が間違っていなかったと確信した。
だからこの世界に未練が無くなった。
あの巻き戻された時の最後の酷いセリフは、導火線に火をつけたすぐ後のセリフの続き、
その時点では風太郎は自分の考えが間違ってなかったと確信していた。
だから暴言(いやある意味、真理なのか)を吐いた(ラストの部分)。
そして、導火線が進むまでの間に、「幸せ」と「お金」いう言葉を見ながら、夢描く幸せと現実の記憶を比べる。
そして自分の間違いに気付く。
自分が本当に求めていたのはお金ではなく幸せだったと。
その幸せとは、金持ちでも、貧乏でもなく、普通の人生、そして愛と友情だった。
後悔の念が、生への執着を呼び覚まし風太郎を人間に戻した。
ミドリは風太郎のわめく声を聞き、涙を流した。
風太郎の夢描く幸せは、ミドリもあの時、同時に共有していたのだろう。
そして、みじめに破綻して泣きながら爆死。
飛ばされた1円玉、物語は1円玉を拾い1円玉を失い終わる。
私は、ここでなんとなく、ああ、よかった的な気持ちになっていましたが、
あえて、あの最後のセリフを、ラストにずらし再び視聴者に問題を定義して終わった。
あのラストの暴言が入る事により、
この作品に込められたメッセージを、より深く考えさせられるような気がします。
あれを聞いた時、それは違うよ風太郎と思った。
で、終わった後で、何が、どう違うのか?と深く考える事になる・・・
しかし、風太郎の境遇や生い立ちを知った今、その答えは、どこまでも深い所にあります。
明確に何が、どう違うか、軽く答えられないのです。
たぶん、それが、答えなのかもしれません。
そして、このドラマを見て今自分は幸せだと言う事をより意識できました。
そして、お金は人を不幸にも幸せにも出来るという事。
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