映画「earth」 まるでゲームのようなバードビューの美しい地球の映像!

「ディープ・ブルー」「プラネットアース」のスタッフが贈るかつてない生命の旅、映画「アース(earth)」のDVDを見ました。
まるでゲームのようなハイアングルのバードビューの美しい地球の映像!
よくRPGのファイナルファンタジーとかで飛空挺に乗ると斜め上から地面を見下ろすような映像になります。
まさに、そんな感じです。
一体、どのようにして撮影しているのでしょうか?
一瞬、CGかと思えるようなカメラアングルや微速度撮影映像が沢山盛り込まれています。
普通はまず、見ることの出来ない凄い映像です。
カメラの性能、撮影技術、労力など実際にこの映像を作る事を考えたら・・・ホントびっくりです。
あまりに現実感の無い美しい映像過ぎて、逆にリアリティが感じられないほどです。
この映画の価値は、まさにこの奇跡のような映像だと思います。
さらに立体的な環境音3Dサウンド?も素晴らしいです。
映画の内容は、北極から南極まで地球を各エリアに住む動物達の生態を交えて映像で縦断していきます。
しかし、最初、英語版で見ていたら、ナレーションの声が穏やか過ぎて寝てしまいました(笑)。
ストーリーの半分以上を動物の生態や弱肉強食の映像が占めていて、しかも、過去になにかのドキュメンタリーで、すでに見たことがあるよなありきたりの内容ですので、内容的には面白味に欠けるのです。
動物の種類もこの映画の時間内に詰め込むには時間が少ないすぎで、どれも中途半端な印象。
しかも弱肉強食の残酷なシーンの手前で別のシーン切り替わるのが、映画の印象を操作されているようでリアリティに欠けます。
NHKとかディスカバリーチャンネルとかのドキュメンタリーの方が1つのテーマに絞っていて、しかもリアルなので内容的には面白いです。
1回目は寝てしまったので、2回目は渡辺謙がナレーションの日本語版を見ました。
しかし、思ったのは、ナレーションとかこのストーリーとかは要らないのでは?と・・・
ラストの白クマのシーンの安っぽいナレーションが無理に環境保護や地球温暖化問題にこじつけているような印象で、せっかくの地球の大自然や動物達の素晴らしい映像がラストでなんか台無しになったように感じました。
普通に考えたら、最初に出てきた白クマとラストの白クマは別の白クマですし、ここで無理に地球温暖化問題のメッセージを声に出して訴える必要があったのか疑問です。
地球温暖化や環境問題は重要な問題だと思いますが、私としては地球温暖化とかエコとかを声に出している企業とか人が、実際その地球温暖化で商売している現実や内容に対して違和感を感じる事も多く、この映画も、最後のナレーションがそのようなブームに乗じるような感じになってしまっているのが残念だったのです。
全体の感想としては、素晴らしい映像はもう最高です。
しかし、その映像とナレーションと伝えたいメッセージがアンバランス・・・・。
個人的にはナレーションもストーリーもテーマも無く、ただ、地球のありのままの美しい姿や動物のありのままの生態をこの美しい映像だけで、展開した方がよかったのではと思いました。
もっと、この美しい地球を見せれば、語らずとも見た人それぞれが何か感じるはずです。
そのくらい圧倒的な映像美と環境音サウンドでした。
この映画は、普段、ドキュメンタリー番組とかをよく見る人には私のような感想になる人も多いかも、あまり見ない人には新鮮で私とまったく違う感想になるかもです。
内容紹介 生命のパレード <ストーリー> 約50億年前、巨大な小惑星が地球に衝突し、地球の地軸は太陽に対し23.5度傾いてしまう。この天文学的事故はまさに奇跡だった。地軸の傾きは季節、暑さ寒さという気候の変化を生み、壮大な景観の美を作り出した。それは生命にとって完ぺきな状況だ。生命は太陽からエネルギーを得る。そして多くの生物が生きるため途方もない長旅をするのもまた、太陽のせいだ。彼らと一緒に、我々も旅に出よう。北極から南極へ至る旅。我々が故郷と呼ぶ惑星を縦断する旅へ。 |
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