浅田真央選手に感動をありがとうと言いたい

バンクーバーオリンピック終わりましたね。
日本のメダルは銀3・銅2で合計5個でした。私の予想では7個くらいはいけるんじゃないかと思っていたのですが、ハズしました・・・。
あと一番注目の女子フィギュアの浅田真央選手は絶対金メダルと予想してたので、とても残念です。
私の印象では、金メダルは浅田真央選手だったと感じたのですが・・・。
まあ、オリンピックの採点競技を見ていていつも思うのは、え、それはちょっと違うだろ?って思った選手がなぜかメダルを取ってしまうことです。
しかし史上初の偉業であるトリプルアクセルをオリンピックで3回挑戦するという勇気と見事に成功させてた努力と精神力に感動しました。
そしてフリーで演じたラフマニノフの「前奏曲第1番 嬰ハ短調」作品3-2(鐘)という浅田真央選手の出来る限界まで高難易度の技を詰め込まれたプログラム。このプログラムは、何度見ても凄い!これほどまでに心が震える迫力あるプログラムは見たことがありません。今回見た他のどの選手のプログラムよりも芸術的だと感じました。
重厚な鐘の音とともに進行する高難易度のジャンプやスピン、スパイラル、気迫、一瞬たりとも休む場面が無くひたすら技を繰り出し続ける、だから息を飲んで見守るしかない!完全に浅田真央選手の世界へ引きずり込まれる感じ!前に見たキム・ヨナ選手の演技の印象がまったく消え去るほどのインパクト!
そしてこのプログラムには自由と平和のメッセージが表現されていると言う。赤い衣装は警鐘(けいしょう)を表しているという。警鐘とは危険を知らせて鳴らす鐘の事。戦争だったり災害だったり・・・。炎のような強さ、逃げ惑う人々の苦悩、怒り、恐怖、そしてそれらを乗り越えていく人間のたくましさを表現していると言う。
(Risa's 音楽雑記さんの記事を参照)
私は他と違うものを好む傾向がありまして、だから、この唯一無二のプログラムを選んだタラソワコーチや浅田真央選手の気持ちがよくわかります。
誰でも出来るプログラムでは、嫌なんです。
このプログラムは間違い無く歴史に残る名プログラムと言っても過言では無いと思います。
だから2つのミスで完璧に演じきれなかった事を悔やみ涙したのでしょう。インタビューの「長かったけどあっという間の4分でした」って言葉、深いです。
5歳から19歳まで寝ても覚めてもスケートだけの人生、オリンピックで金メダルを取ることをずっと夢見て・・・
14年間の努力、そして4分間の夢の舞台。
今回の勝敗は表現力だったとテレビでは言っていますが、私の心に深く刻まれた演技は浅田真央選手です。技術はもちろん、ひいき目無しで表現力に関しても浅田真央選手の演技の方が良かったと思っています。
こんなに感動したのは久しぶりです。
浅田真央選手の人を感動させる何かは、ホント凄いですね。
インタビューの時は、あんなに泣いていたので心配でしたが、その後はいつもの元気な笑顔に戻ってホっとしました。
浅田真央がプルシェンコにキス!もそうですがプルシェンコ選手がけっこう気を遣ってくれてたみたいですね(笑)。