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映画「連合艦隊」、人生には負けるとわかっていても戦わなければならない時もある

2008.11.04 (Tue) 共有

※今回の映画レビューは思想や考え方が違う方には不快に感じる可能性あり。予めご了承ください。

本日、1981年上映の戦争映画「連合艦隊」を見た。

大東亜戦争(太平洋戦争)における日本帝国海軍を題材にした戦争映画で、真珠湾攻撃から大和撃沈に至る海軍の戦史を架空の2つの家族を中心に描いた作品だった。

もう、終始、涙が止まらない・・・

この映画の良いところは、テレビ局などが反戦をテーマに描いた作品と違って、あくまでも史実に沿って日本という国家と自分の家族を守る為に命を犠牲に戦った兵隊さん、日本男児の一個人の生き様をテーマに描いているところ。当時の日本男児がおそらく世界で一番、男らしい生き方をしていたのがよくわかる。

反戦的な戦争ドラマなどは、生き残った人の心情の一部分だけをクローズアップして、戦争は悲惨なんだ、あの戦争は間違いだったんだとまとめるような内容が多く、また命をかけて戦った兵隊さんを悪者的に描くケースも多く、私的には、日本や家族を守る為に戦って亡くなった兵隊さんの死や精神を踏みにじっているように感じる事が多いのである。

本当の戦争を体験した人で、悲惨な体験をしてない人がいるはずはないと思う。

確かに、全体主義的な社会では、国家に洗脳されてる部分もあっただろう。ただ、当時の日本人が、洗脳や強制だけで、あれだけ勇猛に戦ったとは思えない。

御前会議で永野修身海軍軍司令部総長の有名な言葉、「戦わざれば亡国と政府は判断されたが、戦うもまた亡国につながるやもしれぬ。しかし、戦わずして国亡びた場合は魂まで失った真の亡国である。しかして、最後の一兵まで戦うことによってのみ、死中に活路を見出うるであろう。戦ってよしんば勝たずとも、護国に徹した日本精神さえ残れば、我等の子孫は再三再起するであろう。そして、いったん戦争と決定せられた場合、我等軍人はただただ大命一下戦いに赴くのみである」

この人物の評価とかは別として、当時の兵隊さんの多くは、自分の気持ちや考えよりもその任務に忠実に行動し、大義を信じ、また、国とそこに住む家族を本気で守る為に命がけで戦ったと思う。

現代と当時では、日本人の価値観が明らかに違うのだから、このような国や家族を守るために戦うといった考え方を全く理解できない人も多いかもしれない。これは、当時の日本人の価値観「死の美学」「美しく死ぬ」「ぱっと咲いてぱっと散る」、すなわち武士道精神によるもの。

しかし、それは教育の結果だと言う人もいる。でもね、自分の国や家族を守ろうとするのは、教育以前に当たり前のことだと思うし、もしそうしないのが当たり前の教育だったら日本はとっくに欧米列強の植民地になっていたかもしれない。

人生には、負けるとわかっていても戦わなければならない時もある

絶対に譲れないもの、失いたくないものを守る為に。

そこで、戦わない人は、結局何も守れないし、本当の勝利のプロセスは得られない。本当の勝ち負けなんて、最後の最後の死ぬ時になってみないとわからない。

そこは負けても、最後まで諦めずに戦って得たプロセスは無駄にはならない。現在、日本はその結果があるから、奇跡的な再起を実現できたと思うし、個人レベルで見れば、戦時中の諸問題等はあったとは思うけれど、大局をみれば、結果として当時の日本人が大義として望んだ、欧米列強の白人至上主義による植民地支配や人種差別の廃絶がほぼ実現している。

それはやはり、(軍部の個々の思惑は別として)当時の兵隊さんが、日本人の誇りと精神を守る為、また大義を信じ実現する為、最後の最後まであきらめずに戦い、その精神を生き残った人に受け継いだからだと思う。

私が今まで会った人の中には、物事を合理的に考える人が多くいた。

そのような人は通常、頭で考えて無理だと思ったら、最初から実行しようとはしない。でも、私の経験では、頭で考えた事のほとんどは実際やてみると、思った通りではなかった。仮にその通りだったとしても、よりリアルになぜ無理なのかが経験として得られた。だから、次に同じケースの場合、経験としてはっきりと理論を説明できるようになる。失敗は成功の種ということ。

日本は戦争で負け、その結果として成功したのだ。

そう思わなければ、戦争で戦って亡くなった兵隊さんに申し訳ない気持ちになる。戦争が正しいなんて思わないし、戦争は絶対反対。だからと言って、この過去の日本の戦争に関して、結果を元にあーだのこーだの否定的に論ずる事自体、私の考え方的にはどうしても駄目なのだ。

長々と書いたけれど、この映画は完全にそのような考え方に共感して頂ける人向けな内容だと思った。

映画的には27年前のものなので、最初の特撮シーンの酷さに、まずあっけにとられる。あと、なぜだかアメリカ軍側の人間は一人も登場しないので、戦争しているリアリティに欠ける。日本海軍のみで話が展開しているので、大東亜戦争のアウトラインを知らない人には、いまいち、何が何だかわからない部分だらけになるだろう。

でも、めちゃくちゃ熱い気持ちになれるはず。日本人ならきっと感動するはず!そんな映画だった。あと、ちなみに中井貴一のデビュー作らしい。

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